加盟店に寄り添い、PayPay導入までのシステムの課題と向き合うプロフェッショナル

今回紹介するのは、加盟店の自社サイトなどでPayPayを使った決済ができるよう、加盟店のシステムを一緒に開発している金藤洋平さんです。金藤さんは、加盟店、ユーザー、PayPay、それぞれの視点に立って、常に目の前の課題解決方法を考えてきました。

金藤 洋平(かねとう ようへい)オンライン決済&ミニアプリ部で、加盟店向けのシステムコンサルタントとして、加盟店のシステム開発を担当

技術的な観点だけでなく、加盟店の利益に貢献できるシステムを作る

金藤さんのお仕事内容を教えてください

加盟店の自社サイト、PayPayアプリ上のミニアプリなど、加盟店のシステム上でPayPayを使った決済ができるようにするのが仕事です。加盟店独自の決済システムや加盟店が採用している決済ゲートウェイサービスとPayPayでは、システムが異なるので二つをうまく接続させられるよう、システム開発をサポートしていきます。実際の開発は、加盟店やゲートウェイ側の開発チームの方が担当されるので、僕たちはプラットフォーマーとしてシステムへの要望をしたり、開発で出てくる課題の解決策などを一緒に考えたりしています。社内ではシステムインテグレーションと呼んでいて、主に3人で各案件を担当し、並行して複数の案件を進めています。

技術的な観点だけでなく、加盟店のビジネス的視点に立ち、どんなシステムだと加盟店の利益に貢献できるのか考えていくのが仕事です。ご要望をしっかり聞いた上で、システムにどう反映させていくのか、技術的に可能なのかを考え、最適なものを提案していきます。

リリースまでどんな風に進めていくんでしょうか?

ミニアプリを例にとると、加盟店交渉などを担当している部署から、「このサービスをミニアプリに追加することが決まった」と連絡があり、案件にアサインされます。

アサイン後、加盟店のご担当者様と打ち合わせをして、ミニアプリに盛り込む機能や、仕様などを決めていきます。例えば、ユーザー管理はアドレスでするのか、本人確認のための2要素認証はするのかなど、ご要望を伺った上で、システム開発の実現可能性を探っていきます。また、アプリ上のUI、UXについても、画面遷移やボタンの位置などをユーザーにとって使いやすいものにするためにはどうするのかなど、常に話しあいながら決めていきます。開発を主導するのは私たちではないので、PayPayとしてシステム上に支障がでないか、ユーザビリティーはどうかなどの観点でレビューしていくイメージです。

実際に開発が終われば、加盟店側のシステム、PayPay側のシステムそれぞれで負荷試験をして、問題がなければリリースします。リリースまで加盟店のご担当者様と密にコミュニケーションを取りながら、数カ月かけて一つのアプリをリリースします。

金藤さん(一番上の列、中央)とオンライン決済&ミニアプリ部の同僚

ユーザー、加盟店、PayPay、3つの視点で

日々加盟店とやりとりし、システムを作っていく中で金藤さんが大事にしていることはどんなことですか?

大事にしていることはたくさんありますが、PayPayだけ、ユーザーだけ、加盟店だけではなく、3者にとって最適で、魅力的なシステムを作ることですかね。

いろんな意見を持った方がいると思うんですが、僕は特に、加盟店の方が使いやすいシステム作りを大事に考えています。サービスを作るときって「ユーザーファースト」で考えることが多くなりますが、加盟店の方にとっても魅力的なシステムでなければ、採用してくれず、ユーザーに届けることはできないかな、と。加盟店の方が今困っていること、これから困りそうなことを先回りして探し、解決していくということを大事にしています。

ただ、当然、提案する時には「ユーザー視点で便利かどうか」という点も大事ですし、「プラットフォーマーであるPayPayアプリの中で最適か」、という点も大事です。 「PayPayの決まりで〇〇は実現できません」、「加盟店が〇〇と言っているので、変更します」、「ユーザー視点では〇〇しかありえません」といった、どれか一つの視点で考えるのではなく、3つの視点に立ってどれが最適なのかを常に考え、提案できるようにしている感じです。

具体的にはどんな提案をしていくんですか?

具体的にと改めて言われると難しいですね(笑)。うーん、なんでしょう。まずは、アプリ上のUI、UXについて、ユーザー視点でより使いやすくなるよう提案していくことですよね。

あとは、PayPayと加盟店では異なるシステムを採用していて、それを接続しようとすると各フェーズでいろんな問題が見えてくるんです。なので、その各課題を解決できるような提案をしていきます。

例えば、決済処理をした後、PayPayのシステムではAという処理をするけど、加盟店のシステムルールではBとか。お互いが、「うちはAしかしません」「Bしかできません」だと、平行線になってしまいますが、かといって「じゃあ、あなたのところは明日からBにしてください」というのも、全体のシステムに関わる話なので、時間的にもコスト的にも難しいんです。なので、互いがあえて譲歩をしなくても、開発コストもかからず、しかもユーザーにとっても便利なパターンCを探して、提案していきます。

ユーザーにとっても加盟店にとっても便利で使いやすく、開発もしやすいシステムを提案できたときはやっぱりうれしいですね。

最適なシステムを探すといっても簡単に探せるものではないかと思いますが、どう考えていくんですか?

この仕事では、とにかくたくさんのシステムを見るチャンスがあるので、何となくこのあたりが最適な答えかなというのが分かってくるんですよね。相手はたぶんこういうところに困っていて、こうすれば解決できそうだな、納得していただけそうだな、みたいな。要件定義を決める時、開発中、いろんなフェーズで課題が見つかるので、とにかく加盟店の視点に立って、課題を考え、一つ一つと向き合っていきます。

開発は、PayPayのAPIを使いますが、それぞれのご要望や課題に応じて、細かい修正が必要になることもあるので、そういう時は、社内の開発チームに仕様を考えてもらったりもします。社内の開発チームもたくさんの案件を抱えているので、優先度を上げて対応してもらえるよう、説得、調整をしていくのも結構大事になってきますし、大変だったりもします(笑)。

調整がとても多い仕事ですね

そうですね、調整するのは大事な仕事です。PayPay、加盟店、ゲートウェイサービスなどのクライアント、ユーザー、いろんな立場の間に立っているのが僕らかな、と。それぞれの視点で物事を考えるというのが、僕らに求められる役割だと思いますね。それぞれの視点に立って物事を考えていくのは楽しいですし、皆が納得できるような解決策を考えて、課題を解決できたときは嬉しいですよね。

金藤さん(下)とオンライン決済&ミニアプリ部の上司

PayPayを導入しやすい仕組み作りを

金藤さんがPayPayにジョインしたのはいつですか?

2018年7月です。前は、ECサイトの担当で、開発チームと企画担当などの間に入り、システム構築のディレクションなどをやっていました。それより前は、10年間くらいエンジニアをやっていました。

2年半以上PayPayで働いてきて、PayPayでの仕事の魅力をどんなところに感じますか?

PayPayを導入してくださっている加盟店は業種も本当に様々で、いろんな会社のシステムの開発に携われることが魅力です。とても勉強になりますし、自分の携わったシステムがリリースされていくのを見るのも楽しいです。

クライアントのシステム開発をサポートするという仕事は、他の会社にもあると思うんですが、PayPayはアプリを持っているので、バックエンドだけでなく、アプリ上のUI、UXまで携われるというところも魅力です。バックエンドだけをやるより、手間がかかって大変ではあるのですが、ユーザーが直接触る画面を作れるというのは、やりがいでもありますし、自分のスキルアップにもつながっていると思います。

今後、PayPayでチャレンジしたい仕事や目標について教えてください

加盟店の課題解決をしていくことはもちろん、開発しやすい環境を作り、もっと多くの企業や店舗の方にPayPayを導入いただけるような仕組みを作っていきたいです。

例えば、会社は今、ミニアプリに力を入れていて、たくさん数を増やそうとしています。今の2倍のスピードで開発していくのであれば人を増やせばいいかもしれませんが、PayPayが目指しているのは、何十倍とか100倍とかのスピード感なんです。そうすると、人の問題ではなく、開発プロセスそのものを見直す必要が出てくるので、仕様書を見直すとか、どこかのプロセスを自動化するとか、そういうことにも取り組んでいきたいですね。 たくさんの案件を抱えるからといって、一つ一つの加盟店への対応がおろそかになっては意味がないので、開発しやすい、PayPayを導入しやすい仕組みを整えていきたいですね。目の前の案件に追われていて、現状余裕はないんですが。

今PayPayは日本中どこへいっても使えるようになりましたが、オンライン決済やミニアプリでも同じように使えるようにしたいですね。

最後に、皆さんのチームでは採用に力を入れているということで、応募を考えている方へのメッセージをお願いします

エンジニアをやってきたけど、手を動かして開発するだけでなく、クライアントともやり取りして交渉していく、そんなことにチャレンジしたい人にはやりがいがある仕事だと思います。

各部署、加盟店、ユーザー、いろんな立場の間に立つ仕事で、かなり大変ではありますが、「自分はこうしたい」という強い意思を持っている方と一緒に働きたいです。自分をしっかり持った上で、相手の立場に立って物事を考え、柔軟に対応していくということが求められます。PayPayは加盟店数をまだまだ増やそうとしていて、担当する加盟店も今後ますます多様になっていきます。エンジニアの技術に軸足を置きつつ、社内外いろんな方と調整しながら、一つのシステムを作っていきたい、そんな思いを持った人をお待ちしています!

金藤さんのある一日

業務前毎朝5時に起床して30分ほど散歩。オンラインでコーチングスクールの勉強
08:00 業務開始メール、Slackのメッセージチェック。日々、社内の各部署やクライアントから、大量のメッセージが来るので対応する。チームメンバーが作成した加盟店様向け提案資料などを確認・修正
10:00 チームMTG各メンバーが担当する案件についてナレッジ共有
12:00 昼食
13:00 社内外とのMTG社内の各部署とのMTG。特に開発チームとのMTGが多く、午後はMTGでぎっしりになることも。ミニアプリの場合、週に1回程度の頻度でクライアントとMTG
業務終了 終了時間は日によってバラバラ終了後は家族でご飯を食べ、将棋をしたり、アニメを見たりしてリフレッシュする
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編集:Daiki (PayPay Inside-Out編集部) ※社員の所属等は、取材当時のものです。
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