PayPay Inside-Out People and Culture

Around the world with PayPay vol.5

2021.05.06

みなさん、ゴールデンウィークはどうでしたか?今年ならではの、よい時間が過ごせたのではないでしょうか。 さて、今回のAround the world with PayPayには、WFAをうまく採りこんでいる2人が登場。毎回それぞれのストーリーがありますが、今回の2人のライフスタイルにはきっとみなさんも刺激を受けることまちがいなしです! 前回までのバックナンバーはこちらから読んでくださいね。では、早速話を聞いてみましょう。

※この記事は翻訳記事です。原文はこちらから

チンメイ ザオ

バックエンドエンジニア

出身国: 中国 / 日本在住歴: 2年 / 居住地: 鹿児島
日本の好きなところ: “子供の頃から日本のアニメをいっぱい見て育ったので、私は日本の文化や考え方から、ものすごく影響を受けています。“

ヴィッレ ミサキ

バックエンドエンジニア

出身国: フィンランド / 日本在住歴: 6年 / 居住地: 福岡
日本の好きなところ: “富山、岐阜、愛知など福岡から車で行ける西のエリアは全県制覇しました。いずれ北海道まで北上して、福岡に戻ってくるというドライブプランを達成することが目下のゴールです。“

君ら2人、ものすごく面白いストーリーを聞かせてくれるのはわかっているんだけど、そもそも日本にやってきたきっかけは何だったの?

本格的な日本食をもっと食べてみたかったのと、日本文化を体験したかったのと、日本人の友達が作りたかったのと…それに、日本全国を旅したかったのがきっかけかな。なので、シンガポールの大学を卒業後すぐ、日本での就職を必死に探し始めたわけ。そして、めでたく、今ここにいるというわけなの!

僕は若い頃、何度も日本に来ていたんだ。でも、じゃあ、なにが僕を日本に引き戻したのかというと、そこは、はっきりはわからないんだけれど。日本を旅している時に味わう、写真を撮りたくなるようなことや場所、冒険の数々は、もちろん僕にとって大きな意味を与えてくれてきたけれども、きっとそれ以上に、日本人のひかえめな在り方が、僕らフィンランド人のライフスタイルとマッチしたんだと思う。日本人の妻と結婚をして初めて、子供たちをどう育てようかということから、日本への移住を決意したんだ。当時僕たちはオランダに住んでいて、とても快適だったけれど、3つの文化が家庭内に混在することが複雑だなと感じて、拠点を日本にしてみたというわけ。目下順調!

非常におもしろいね。そして、首都東京ではなく、地方都市に住むことを選んだわけだね。チンメイは鹿児島、ヴィッレは福岡だけど、どんな感じなの?

私は鹿児島県霧島という、九州南東部に住んでいるの。ここでは自宅で温泉を楽しみ、山、火山、川そして海を愛でることができる生活。PayPayのみんなと直接会ったのはこれまでにたった一度だけ。飛行機に乗って東京のオフィスに向かいました。PayPayに入社する前は横浜に住んでいたんだけど、PayPayでWFAを導入しているのを知って、霧島への移住を決めました

もとから平和でのどかな日本の田舎が大好きだったのと、霧島で民泊を運営していた日本人ボーイフレンドを手伝いたいという思いもあって。(コロナ前だけど)世界中から民泊を訪れるゲストたちは、本当にすごい人たちだらけ。私たちはせっかく日本人と中国人のカップルなので、出すお料理も、日本食と中国料理の両方が楽しめるメニューにしているの。

これまでには、ギョーザ、辛い火鍋、たこ焼きパーティーなど、すべてお手製料理でおもてなししました。PayPayが日本全国どこからでも働けるWFA制度を導入してくれていることに、心から感謝しています。

僕の生活は家族中心(妻と2人の小学生)で、休みの過ごし方も決まってくる感じ。子供たちにも趣味があるから、予定も自然と埋まってくるし、程よいソーシャルディスタンシングが保てているかな。もしコロナパンデミックがなければ、今ごろフィンランドの家族、親戚を訪ねていたはずだけど、今はビデオ通話で会うようにしているよ。妻の家族はここから近くに住んでいるんだけど、やはりパンデミックの影響から、そう頻繁には会えずにいる感じ。

仕事の同僚とはこれまでに2度、東京のオフィスで会ったけど、この状況になってからずっとオンライン。状況が改善したら、やっぱり月一回はオフィスで仲間に会いたい。僕たちのチームでは、互いに壁を作らない、オープンなコミュニケーションをめざしているからだいぶうまくやれてはいるけど、直接顔を合わせるのには叶わないんだよね。

なるほどね。ところで自国の何か恋しいもの、日本で手に入らないものってあるの?

辛い食べ物! だから私は自分で辛い料理を作って時々食べてる。

僕の場合、食べたくてたまらなくなるものの多くは、実家から調達できているけど、やっぱり困っているのはパン。近所のスーパーで普通に買えていたおいしいパンのセレクションがたまらなく恋しい。日本では甘くて、やわらかくて、ふわふわしたパンが好まれるみたいだけど、僕は茶色くて、固くて、甘くないパンが好み! それと、フィンランド人にとって一番大切な文化=サウナ、これは大好きな日本の温泉とも、また違って、焦げるように熱く、ムシムシとする独特なもの。日本にあるサウナはなぜか熱くなく、ドライサウナなんだけど、最近地元の温泉チェーンが、本場フィンランド式のサウナを(今のところ2カ所で)いよいよ始めたんだよ!

2人は日本に来て驚いたことって何かある? いいことでも、悪いことでも。いまだにちょっとびっくりというような。

インターネットのユーザーインターフェース(UI)が90年代みたいに古いことかな! 銀行やショッピングサイトが文字ばっかりで、ボタンすら見つけられないこともあるよ。日本には各業界に素晴らしいデザイナーがいるというのに、なんでUIデザインだけは、こんなに世界から遅れちゃってるのかな?

僕にとってのびっくりは、旅しても、旅しても、まだまだし足りないくらい、この国はおもしろい場所の宝庫だということかな! 例えば小さな温泉街、お寺に神社、歴史的な場所、伝統的なお祭りから、全国的に知られた観光地まで、本当に数えきれない。最初にも話したように、僕たちは車で家族旅行をするのが趣味なので、週末に近場の温泉に行ったり、ちょっと遠出をして毎晩違う街で寝泊まりしたりしているけど、日本は僕を驚かせ続けてくれる場所だよ!

じゃ、ここでクイッククエスチョン! WFAについてはどう思う?

最高!

素晴らしいよ。だって自宅からリモートで仕事ができるだけでなく、通勤ラッシュを回避できる、それでいてチームメンバーに機会もちゃんとあるしね。自宅以外で仕事する必要があるときには、最寄りのWeWorkも使えるシステムになっているんだ。

日本で病気になった時、言葉の通じるお医者さんを見つけるのは大変?

全然。ただ、日本語の単語がわからないときには漢字で書いてもらうようにお願いしているわ。(漢字だと読めるからね)。

当たりはずれはあるかな。都市部の病院はほとんど日本語オンリーなんだけど、郊外の小さなクリニックに英語が流ちょうな先生がいたりするんだ。ただ、みんなとても親切で、言葉の壁をどうにか補おうとしてくれる人ばかりだよ。

日本の公共交通はどう? 機能的かな?

東京の交通網は素晴らしいわよ。残念ながら鹿児島にはないけどね。

電車は速いし時間通りだけど、バスはだめ。福岡くらいの規模でも、一度交通渋滞が発生すると、ひたすら我慢するほかなくなる。忍耐力を身に着けるにはいい勉強だけどね。

それと、台風と地震についてはどう思う? 怖い??

私は特に怖いと思っていないわ。これだけ多くの日本のみなさんが暮らしているのだから、私も彼らのするように従って暮らしています。

この国のインフラにおける耐震、免震、復旧スピードには驚かされてるよ。

じゃ最後に、東京から離れてリモートで働く生活体験を一言でどうぞ。

素晴らしいの一言! 山と海に囲まれながら仕事ができてるって、それはもう!

福岡は静かな暮らしと都市生活のバランスが完璧な都市。市の中心部から30分という場所に暮らしながらも、15分もドライブすれば田舎に行ける。生活費も断然お得。空港はダウンタウンからすぐの場所だし、羽田までの便数も多いから、いつだって東京のオフィスに通勤できて、申し分なしだよ。

今月号のAround the world with PayPayはここまで。みなさん、楽しんでいただけましたか? 来月までには、もっと暖かく、よい季節になりますね。では6月にまた新しいストーリーをお楽しみに!

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執筆:Anton / 編集:Az
※社員の所属等は、取材当時のものです。