「Work from Anywhere at Anytime」(以下、WFA)の制度が始まって9か月が経ちました。この「WFA特集」では、PayPaysたちが実践している働き方や暮らし方の工夫を通して、課題解決のヒントをご紹介していきます。
今回は、慣れ親しんだ東京を離れ、長野県松本市へ移住した東京生まれ、東京育ちの福田香子(きょうこ)さんをご紹介。
地方に移住して良かったことや大変だった事を、福田さん提供の写真を添えてお届けします。

福田 香子(ふくだ きょうこ)
プロダクト本部デザイン部
東京都出身。20017年ヤフー株式会社に入社し、Yahoo!ショッピングのアプリを担当。2018年12月よりPayPayに出向、のち転籍して現職。
Work From Anywhere(WFA)制度を利用し、現在は長野県在住。夏はキャンプ、冬はスノボ、時々畑と日曜大工を楽しんでいます。
長野に住まう 福田香子さん

いつから長野で暮らしていますか?
2020年の10月です。WFAの制度ができた夏に検討し始め、10月に移住しました。
どうして長野に?
東京で生まれ育ったので東京のことは大好きです。いつだって新しい発見のある街で、自分に合っているとも思っています。ただ、PayPayでいろんな国から東京に引っ越して働いている同僚たちを見て、私も違う国・街で暮らす挑戦をする漠然と考えていました。
コロナ禍をきっかけに東京から引っ越すことに現実味を帯びて、いろんな街を検討しましたが、文化財や工芸品、美しい自然など、自分の興味にドンピシャで、毎日に飽きない松本を選びました。
QOL(Quality Of Life)を高めることで、仕事の質の向上にもつながっていくんじゃないかと思っています。
あと、東京まで特急で1本で行けることも大きなポイントかな。

思い切って断捨離したものは?
なじみのモノや人と、物理的な距離ができたことですかね。 東京にいたときは、より自由にギャラリーを巡ったり、百貨店でお買い物をすることでインスピレーションを得ていました。また、東京に生まれて25年間住んできたので、家族はもちろん沢山の友人がいるわけです。
そのかわりに得たものは?
インスピレーション!健康的な生活!!広い書斎!!!
数え切れないくらいあります!
インスピレーションで言うと、東京と松本を往復しているとどちらの街も新鮮で、自分の作っているプロダクトがどんなシーンや人に使われているのかということを幅広く想像できるようになったと思います。
リモートワークはどう?
仕事の効率がアップしました!
松本に引っ越したことで、自分専用の書斎ができたので、仕事に集中できるようになりました。
窓の外から見える日本アルプスを眺めると疲れも取れるんですよ。

高校生ぶりに自分の部屋ができました。東京に住んでいた時はワンルームに二人で暮らしていたので、ミーティングが被ることもざらでした。自分の部屋があると気兼ねなくていいですね
[ 季節 ]

雪質がいいローカルなゲレンデがたくさんあって、スノボが楽しいです。

冬の湖。湖面が凍ることもあります。

市民農園(2000円/年)での菜園作り。ゴールデンウィークにようやく土づくりを終え、野菜や果物の苗をうえました。 自分のところはまだ収穫できるものが何もないのに、行くたびに近くの区画のおばちゃま方から野菜をいただいています(笑)
[ 食 ]

ファーマーズマーケットの野菜がおいしい…知らない野菜がたくさんあって驚いてばっかりです。

福田こと鈴木です。りんご農園さんのオーナー制度に参加して、今年1年間この木のお世話をします。
秋には200個以上リンゴがなるらしい。楽しみです!
[ 暮らし ]

家は家賃が半分になり広さが倍以上になりました。すぐ裏手に山があり、自然の近くで暮らしています。

市内に湧き水の井戸が20ほどあるので、水をいろんなところで汲んでテイスティングしています。やっぱり微妙に味が違う(気がする)

街の中心で月に一度開かれる骨董市がお気に入りで、毎月楽しみにしています。今年は中止になってしまいましたが毎年5月には全国で有数の規模のクラフトフェアも開かれます。
【最後に】
長野県松本市は、自然が豊かで雄大な北アルプスの景色が一望でき、歴史的建造物や工芸・民芸の文化が根付いています。福田さんからご提供いただいた写真からも、松本市の豊かな自然と住みやすい生活環境がとても伝わってきました。
編集:Takashi (PayPay inside-out編集部)
※社員の所属等は、取材当時のものです。