PayPay Inside-Out People and Culture

Around the world with PayPay Vol.6

2021.06.03

みなさん、こんにちは。6月に入り、雨の季節になりました。ところでみなさん、なぜこの時期を梅雨=「梅の雨」と書くのかご存じですか? 梅の実が熟す頃がちょうど雨期と重なるため、かつて中国から「ばいう」として日本に伝来し、その後「つゆ」と呼ばれるようになったのだそうです。なんとも風流ですよね。あ、でも僕は今晴れた場所でこの記事を書いているんですけどね! それはそうと、今回は、日本に一番多く住む外国人の国、中国からやってきた2人を取り上げます。でも、餃子やフォーチュンクッキーの話は出てこないはずだけど、おいしいものの話は出てきそうですね。 それじゃ、早速いってみましょう! それと、バックナンバーもお見逃しなく!

※この記事は翻訳記事です。原文はこちらから

リンサイ チン

プロダクトマネージャー

出身国: 中国 / 日本在住歴: 3年半 / 居住地: 神奈川県川崎市
“今じゃ私の胃袋はすっかり日本の味覚に慣れてしまったみたい。(ぶっちゃけその方がヘルシーなんだけど! 笑)”

オン リュウ

コーポレートエンジニアリング

出身国: 中国 / 日本在住歴: 14年 / 居住地: 東京
“本当は中国にいるお父さんの手料理が恋しい!だってお父さんの手料理が世界一なんだもの!でも今はなかなか会えないので電話でレシピを聞いては自分で作っています。WFAで時間に余裕ができたことで、大好きな父の料理を盗むことができていて今最高です“

コロナパンデミックの間、日本でどんなふうに過ごしているの?

愛猫のオレオと充実した時間を送っているわよ。ステイホームで家にいる時間がたっぷりできたから、オレオはきっと困惑していると思うわ…

私はおうちで過ごす料理時間やティータイム、各種ドリンクづくりを楽しんでいるの。あとは時々アウトドア好きな仲間と出かけたりかな。私の場合は料理やアウトドアがもともと趣味なので、コロナの影響を大きく受けずラッキーなのだけど、最近はずいぶんアウトドア人気が高まっているみたいね。そこまでガチな登山はしないまでも、登山中に出会う景色や、頂上からの眺めは本当に好き。キツめのトレッキングをコンプリートした時も達成感ハンパなし! 山登りやキャンプが好きな仲間にインスパイアされ、手ほどきをしてもらい、徐々に私の行動範囲は拡大中です。  

君たちにとって、ここ日本でできる最高の経験ってどんなこと?

日本は本当に命を大切にするところだと思います。今、私はオレオという名前の子猫と暮らしています。ある時インターネットで、その姿を見た瞬間にひとめぼれして、2週間後に家に連れてきました。中国ではペットを飼うことはとても難しいのですが、日本ではとても簡単です。それというのも、ペット用の高度医療システムが整備されていますよね。だから安心してペットを飼うことができます。だいたい「どうぶつ健康保険証」にペットの写真が登録できるなんて、信じられますか? もう本当にかわいいんですよ。 私の健康保険証には写真はありませんが、オレオの健康保険証は写真付きです! オレオは今3才で、年一回健康診断を(私と同じように)受けています。それに、3カ月に一度は、とっても高額のシャワーも浴びています。人生って素晴らしいですよね!  

国土が広大な中国と異なり、日本はちょうどいいコンパクトサイズで、絶景に恵まれる国です。ですから、人々は自然にも近い都市部に住み、都市生活の利便性とピースフルな自然の両方が享受できます。日本のあちこちを旅するのが本当に好きで、まだ踏み入れたことのない新天地を訪れるたびにワクワクします。PayPayのWFAとスーパーフレックス制度のおかげで(いずれコロナパンデミックが落ち着いたら)ワーケーションにもトライしたいと考えています。これはPayPayのみんなにとっても、日常から逃れてワークライフバランスを取ることができる新しいライフスタイルだと思います。  

  あと、日本での素晴らしい体験には近所で開いている日本語教室もあります!会話を中心としたもので地域の年配の方々が開催してくださる類のものです。以前、名古屋に住んでいた時は、桜の会という語学クラスに通っていました。おじさま、おばさま、みなさん本当に親切で、私たち外国人のために時間を削って日本語を教えてくださいました。しかも無料なんです! どういうトピックスを話してもOKというスタイルで、私もだんだんと会話ができるようになっていきました。週1~2時間の日本語会話クラスは名古屋時代に大好きだった時間です。今私は東京に引っ越し、あのクラスに行く機会はありませんが、桜の会でお世話になった人々のことを忘れたことは一度もありません。

世界有数の大都市、東京に住むことの一番のメリットは、最高のグルメが選び放題ということです。これは日本で暮らす喜びのひとつです。東京では日本食から世界各国料理まで、本当にどんな料理でも見つけられます。一日も早く、このパンデミックが終息して、人々が再びダイニングテーブルを囲んで集まり、食事を楽しみあえる。そういう時間が早く戻ることを心から願っています。  

日本に長いこと住んでいると、日本社会になじむまでにいくつかの段階を経てきたと思うんだけど、他のみんなが感じたようなコミュニケーションの違和感について君自身はどう思う?

仕事場で私が一番興味を持っているのが「大人の事情」と「暗黙の了解」という2つのフレーズ! 明確にしなくても、そこにいる誰もが共通認識を持つ、しかも空気を読むみたいにして、大っぴらにすることを回避しながらという、この2つのフレーズはどんな状況もうまく解決に向かわせてしまう、なんとも洗練された、使えるフレーズだなと思うんです。外国人として長く日本に暮らしているので、ちょっとした空気の変化(香り、重み、湿り気など)も感じ取れるようになっていますが、時にいい空気を味わいハッピーになるときもあれば、あまりハッピーでない空気を感じるときも、それはもちろんありますよね。

今度は日本滞在歴3年半というリンサイの場合、まだ日本社会にアジャスト途中の部分もあると思うんだけど、日本在住の中国人としてどんな風に感じているの?

日本には大きい中国人コミュニティーがあるの。どこに行っても中国人に遭遇するくらいよ。PayPayにも中国人仲間がいるので、時に中国語でディスカッションもできるくらいなの。他の多くの国と比べて、日本はとても住みやすい国だと思う。過剰労働などしなくても、まともな給与水準をクリアできる。アジャストでいうと、一度中国料理が恋しくなって、駆け込んだレストランで、唐辛子が5つ書かれた(激辛)メニューを注文したら甘かったという経験があるけど、今ではすっかり味覚が日本流に変わったみたい。おそらく中国に帰っても、以前のように辛い食事はもう食べられなくなっていると思うわ!

さて、今月号はこれでおしまい。楽しんでもらえたならうれしいです! 7月号が出るころ、日本は静かにオリンピックを開催しているのでしょうか。みんなが安全に楽しめる状況でありますように。じゃ、来月のストーリーをお楽しみに!

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執筆:Anton / 編集:Az
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