Tech Talksについて
Tech Talksシリーズは、世界約50カ国の国と地域から集まった個性豊かなプロダクトメンバーたちの声を通して、我々のモノづくりへの姿勢や雰囲気をダイレクトにお伝えしていきます!
今回は、QA OperationチームでQAエンジニアとして活躍する3名に、お話を伺います。

小野寺 祐香(Yuka)
QA OperationチームのエンジニアリングマネージャーのYukaです!2021年8月に、マニュアルQAエンジニアとしてPayPayに入社しました。これまでも、これからも、チームメンバーと一緒に冒険を楽しんでいきます!

トリグベンコ 思織(Shiori)
こんにちは!QAエンジニアをしているShioriです。2021年9月にPayPayに入社してから、たくさんのチャレンジと成長をさせてもらっています。優秀なメンバーと一緒に仕事ができることを誇りに思っています!

Li Chen(Chen)
こんにちは、Chenです!QA OperationチームでQAエンジニアをしています。2021年8月にPayPayに入社し、これまでにたくさんのチャンスと成長を得たと実感しています。これからもチームメンバーと一緒にチャレンジしたいです!
QA Operationの業務内容、ミッションは?

Yuka:
PayPayには、プロダクトラインごとのQAチームが4チーム、さらにリグレッションテスト実行やQA関連インフラを整備、改善するQA OperationチームとQA Serviceチームがあり、全6チームからなるQA組織があります。

私たちが所属するQA Operationチームでは、PayPayがリリースする新しい機能の品質保証を目的とした業務を行っています。
具体的には、毎週のすべてのリリースに対してリグレッションテストを実施しており、O2O(Online to Offline)を除くすべてのプロダクトを担当しています。
また、プロダクトの品質改善も行っています。改善点はとてもたくさんありますが、メンバーそれぞれが課題を持ち、自主的に取り組んでいます。
現在は、十数名が所属していて、春には新しいメンバーも加わる予定です!
Chen:
チームの一番のミッションは、クリティカルな不具合をなくすことです。
PayPayによる決済は、毎秒、様々なユーザーにより行われているため、品質が非常に重要ですね。リリース前には必ずリグレッションテストを行い、致命的な問題があれば、すぐに開発者に連絡し修正してもらいます。
本番環境にのみ問題が発生することもあるので、そういった場合の緊急対応をすることもありますね。
また、アプリの改善も重要なミッションです。
新しいデザインに対し、これはユーザーにとって本当に意味があるのか、本当に便利になるのか、という視点を常に持つようにしています。仕様について考えるだけでなく、ユーザー視点に立った考えを持つことが必要です。
Shiori:
QAは、第三者視点でプロダクトに触れ、客観的に見ることができるチームですからね!

具体的な業務の例を教えてください!
Shiori:
メインタスクは機能テスト、リグレッションテスト、リファクタリングに伴うテスト、品質改善業務という感じですが、色々な業務を並行して進めるので、この日にこの業務をやっている、と限定するのは難しいかもしれません。
1週間で行う主な業務は、フィーチャーテストの設計と実行、リグレッションテストの設計と実行、チームマネジメントおよびベンダーマネジメント、デベロッパーとのコミュニケーション、テストケースのレビュー、テストケースの更新、あとは品質改善タスクといった感じですね。
Chen:
とにかくやることが沢山あるので、私はタスクを細分化したチェックリストを作って漏れがないように気をつけています。
PayPayでのチャレンジングな出来事は?
Shiori:
PayPayでの出来事は全てがチャレンジングですが、1つ挙げるとするなら、今年からチームとして掲げている「データドリブン」です。
QA Operationチームが立ち上がってからは、リグレッションテストの設計と実行、リソースの確保、テスト状況の管理、開発側との連携と、管理の方法が形式化されていない中で全てをやり切るのが大変な状況でした。
そこで、効率良く管理をしていくために「データドリブン」の取り組みが始まりました。
主に、工数のデータやバグデータを集計し分析するように取り組んでいます。バグの出やすい部分を開発側と共有したり、重点的にテストすべき部分を把握したりすることで、開発プロセスを改善し、より良いプロセス、より高品質な開発の実現に貢献することを目指しています。
毎日が爆速で進む中で、リアルタイムでの振り返りやデータ化をしながら、データをもとに改善していくことは、簡単そうで、根気のいる作業ですね。
Chen:
データドリブンの観点で、私は現在リグレッションマネジメントに取り組んでいます。各チームの生産性を確認することで、タスクをどう配分するか、リソースの進捗率をどうするかといった、マネジメントに役立てています。
リグレッションテストは、特定のチームだけが行うのではなく、ローテーションを組むようにしてプロセスの最適化を図っています。
Shiori:
PayPayは毎週のように新しい機能がアップデートされるので、新しい機能が追加されればされるほどにリグレッションテストも増え、必要なリソースも増えるので、リソース管理と定期的なテストの最適化は非常に重要です。
チームの雰囲気について教えてください!
Chen:
そうですね、QA Operationチームを表すとしたら、エネルギッシュ、リスペクト、ダイバーシティの3つの単語がぴったりだと思います。
まず、エネルギッシュ。私たちのチームはコミュニケーションが活発なので、みんなとても元気な雰囲気ですね。
リスペクトについては、チームメンバー全員がリスペクトを持って、お互いをサポートするためにベストを尽くす文化があると思います。これについてはマネージャーのYukaさんから日々学ぶことが多く、恵まれた環境で働けていると感じます!
Yuka:
ダイバーシティについては、日本、中国、台湾、インド、インドネシア、アメリカと、様々な国籍のメンバーで構成されているというのがありますね。
個性豊かなメンバーが集まっており、コミュニケーションがオープンで、お互いを尊重し合う文化があると思います。

リモート環境でのコミュニケーションで気をつけていることは?
Yuka:
WFAによりコミュニケーションはSlackで行われることがほとんどですが、話した方が早いトピックの場合は短時間でオンラインミーティングをしたりと、こまめなコミュニケーションを心がけています。
また、日次ミーティングと週次のミーティング、各メンバーとの1on1なども設定しています。1on1 ミーティングは、ほとんどのメンバーに対して隔週行っていて、新しいメンバーが入社した時は可能な限り会話する時間を作るようにしています。
Shiori:
質問や、発言をすることをためらわないメンバーが多いので、Slackがいつも活発に動いていますね!
Yuka:
PMやデベロッパーとのやりとりもSlackがメインですが、何か問題が発生した時に問い合わせ先がたらい回し状態になってしまうこともあるので、問い合わせの前に、問題の原因がどこにあるのかをしっかり定義することも大切にしています。
チーム内だけでなく、開発部門やPMなど、たくさんの人がプロダクトに関わるので、コミュニケーションもチームの大切なミッションになりますね。
今後、チャレンジしたいことを教えてください!
Yuka:
リグレッションテストのローテーション運用が定着したら、今後はリソースの配分をより柔軟にすることができるので、行き詰まってしまっているオートメーションタスクを再開したいですね。
私が入社した頃から振り返ると、常に変化を続けてきたチームなので、今年もメンバーにはもっともっと頑張ってもらいたいと思っています。
Chen:
去年から今年にかけて、オートメーションチームと一緒に取り組むことが増えました。QAチームのメンバーはマニュアルエンジニアとして採用されているので、オートメーションチームのメンバーがスキルアップのための勉強会を開催してくれたりもしています。
リグレッションテストの最適化についても、オートメーションチームと連携して急速に進めていきたいです!

最後に、読者にメッセージをお願いします!
Shiori:
私たちのチームはとてもフレキシブルな体制が整っていて、お互いを助け合う文化もあります。それぞれのメンバーに与えられた裁量権は大きく、失敗を恐れずチャレンジできるカルチャーが浸透しています。チームワークとチャレンジングな環境が好きだったら、PayPayは最高の環境だと思います!
Chen:
PayPayの魅力は、なんといっても変化とチャレンジ、そしてスピードです。
また、ダイバーシティで柔軟な環境も魅力の1つですね。私は中国出身ですが、PayPayのフレキシブルな制度により、とても働きやすいと感じています。
Yuka:
PayPayでは、毎日がチャレンジングで、刺激的な環境です。そして、私たちのチームには何でも話し合う文化があり、お互いにとても協力的です。新しいメンバーであっても、いつでも声を上げることができる空気があると思います。
裁量の多い環境でチャレンジしてみたいという方は、ぜひ挑戦してみてください!
※募集状況は取材当時のものです。
執筆:Yuka, Shiori, Chen / 編集: Moe / 撮影: Tak
※社員の所属等は、取材当時のものです。