Design Chit-Chatについて
今やユーザー数5,500万人というスマホユーザーの2人に1人が使用するモバイル決済サービスに成長したPayPay。そのモノづくりを語る上で欠かすことのできないのが、世界約50の国と地域から集まった個性豊かなプロダクトメンバーたちの存在です。グローバルレベルの技術スキルを持つメンバーが集結し、互いの考え方の「違う部分」や「共通部分」を一人ひとり、ひとつずつ理解していく過程で、これまでになかった考え方やアプローチ、アウトプットを生み出すことができるチームに変わってきました。
Design Chit-Chatでは、そうしたPayPay デザインチームの姿やものづくりの雰囲気を、できるだけダイレクトにお伝えできるよう、メンバーの声をシリーズでお届けします。
今回はプロダクト本部 デザイン部からPallavi Verma(パラヴィ・ヴェルマ)さんにご登場いただきます。

Pallavi Verma(パラヴィ・ヴェルマ)
プロダクト本部 デザイン部 プロダクトデザイナー
インドのニューデリーで生まれ育ち、2012年にインド最大のメディアコングロマリットでキャリアをスタートしました。2015年に東京大学で働いていたときに初めて来日し、2019年に再び来日するまで、長い道のりがありました。PayPayには2020年7月に入社しました。
所属チーム・仕事内容
PayPayに入社した当時は、マーチャントチームに所属していました。3人目のデザイナーとしてチームに参加し、マーチャントアプリの再設計を担当しました。その後、育児のために1年間休職し、復職してコンシューマーサイドチームに所属、現在はO2Oチームに所属しており、販売店とユーザーをつなぐプロダクトのデザインを担当しています。O2Oサービスには、地図検索、クーポン、スタンプカード、チラシの4つのプロダクトがあります。以前はフライヤーを担当していましたが、今はマップサーチを担当しています。
デザイナーになろうと思ったきっかけ
祖父母が田舎の出身で、小さい頃は夏休みになるとよく遊びに行っていました。そこで竹籠やテラコッタアートを作っている村落共同体を見たことを今でも覚えています。インドは文化や芸術が豊かで、幼い頃からインスピレーションを受け、次第に自分も美しいものを作りたいと思うようになりました。それで、学校で美術や絵画を勉強するようになりました。9歳か10歳のときに祖父母の家の壁を描いたのを覚えていますし、今でも祖父母を訪ねる機会があれば描いたりしていますね。
大人になったら何か芸術的な仕事をしようと思っていたので、デザインの学士号を取得することにしました。勉強しているうちに、エスノグラフィック・リサーチに興味を持つようになりました。そこで、コミュニケーションデザインの修士課程を修了し、UXデザイナーになることにしました。PayPayに入社してからは、プロダクトデザイナーとして製品に携わることができています。
最近手がけているプロジェクト
今、2つのプロジェクトに取り組んでいます。今年、PayPayチラシをローンチしましたが、最新のプロジェクトとして「地図検索」を手がけており、PayPayアプリの地図体験のエクスペリエンスを再設計する作業をしています。
コアなプロジェクトとは別に、PayPayのデザインチームのサイドリサーチプロジェクトであるUX-Bestieの一員でもあります。また、昨年は社内ハッカソンに参加し、優勝しました!

アイデアを引き出すプロセス
前職でUXリサーチャーをやっていたこともあり、ゲリラリサーチにはとても慣れています。躊躇することなく人にPayPayアプリを使った経験を教えてもらったり、他のアプリが好きかどうか、その理由を聞いたりします。また、机上調査も多く、ユーザーシナリオを作成することもあります。このプロセスによって、素早くアイデアを出すための生データをたくさん得ることができます。そして、素早くデザイン案を作成し、チームと話し合い、改善のためのアイデアを出し合います。私は、業務を進める上でビジネスゴールとユーザーゴールを一致させることを常に心がけていますね。
PayPayには、あらゆる道を歩んできた多様なデザイナーがいます。PayPayでは特に、T型デザイナーの採用に力を入れています。私たちのメンバーは、あらゆる方向に長けている方が多く、さらに、最低でも1つの領域に特化してスキルを持っている方ばかりです。特にUIやアニメーション、あるいは面白いプレゼンテーションの作り方など、フィードバックが必要なときに連絡できる人たちがいます。誰もがユニークな何かを持っているので、建設的な仕事ができています。
また、毎週開催されるチームレビューミーティングでは、お互いのプロジェクトについて話し合い、デザインの解決策を検討し、アイデアを出し合っています。
PayPayでモノづくりする中で大切にしていること
PayPayは非常に短期間でコード決済の大手になりました。ここに至るまで、スピードと品質に多くの労力を注いできました。特に私が重視しているのは次の3点です。
- ビジネスゴールを理解し、自分のデザイン決定をビジネスゴールと一致させ、ユーザーエクスペリエンスがビジネス戦略全体と一致するようにすること
- プロダクトチームと密に連携し、デザイナーとビジネスチームが同じ方向を向いていること。
- デザインのインパクトを測定し、今後に生かすためにデータドリブンな意思決定を行うこと。
PayPayでこれからチャレンジしてみたいこと
PayPayでは、常にスピード感を持って仕事をしています。普段は、ユーザーの定性調査を深く観察する時間は少ししか取れていませんが、私はユーザーインタビューやグループディスカッションを、標準的な開発プロセスの一部にしたいと考えています。そのために、「UX-Bestie」というリサーチプロジェクトを推進しています。それが成功したときには、PayPayは日本で最もユーザーフレンドリーな製品になると確信しています。
これからPayPayを受ける人へのメッセージ
もし世界各地から集まった素晴らしいチームと一緒に働くエキサイティングな機会を探していて、日本のどこにいても仕事がしたいと考えている方がいらっしゃれば、他を探さずにぜひPayPayを検討してほしいです。PayPayでは、クリエイティブで才能豊かな仲間を募集しています。私たちは、コラボレーティブでインクルーシブな楽しみを愛する集団です!
世界各地から集まったチームメンバーは、多様な視点とユニークな経験を持っています。チームとして協力することが、本当に良いプロダクトを生み出すための最善の方法だと信じています。そして、もう一つの魅力は 日本のどこにいても仕事ができることです。ノートパソコンとあなたの情熱だけでいいんです!
楽しいことが大好きなデザインチームに参加したい方は、ぜひご応募ください。一緒に素晴らしいプロダクトを作りましょう。お待ちしています!

- 09:00
- 起床
- 10:00
- 朝食を作る、子供と食事する
- 10:30
- 始業、Slackのチェック、メールの返信
- 12:00
- チームミーティング
- 13:00
- プロジェクトに取り組む
- 14:00
- ランチタイム
- 15:00
- デザインレビュー
- 18:00
- PM、技術チームと週1回のSycを実施
- 19:00
- プロジェクトに取り組む
- 20:00
- 仕事を終えて夕食をとる
現在募集中のポジション
※募集状況は取材当時のものです。
執:Pallavi / 監:YAGI / 編:Mina
※社員の所属等は、取材当時のものです。