PayPay Inside-Out People and Culture

Tech Talks vol.27 – Engineering Managers

2023.06.08

Tech Talksについて

Tech Talksシリーズは、世界約50カ国の国と地域から集まった個性豊かなプロダクトメンバーたちの声を通して、我々のモノづくりへの姿勢や雰囲気をダイレクトにお伝えしていきます!
今回は、エンジニリングマネージャーとして活躍する2名にお話を伺います。

Astrid Sison

こんにちは、2022年7月にPayPayに入社したAstridです。エンジニアリングマネージャーとして、Merchant Service Product本部にある5つのチームのマネジメントをしています。前職ではEコマース企業の副部長をしていました。

Manoj Sakhala

こんにちは、Merchant Service Product本部のStamp CardとChannelsチームのエンジニアリングマネージャーを務めるManojです。2020年初めにPayPayにエンジニアとして入社してたくさんのプロジェクトやチームに貢献し、約3年後にエンジニアリングマネージャーにキャリアアップをしました。

チームのミッション・役割は?

Astrid:
私たちは同じMerchant Service Product本部に所属しています。シニアマネージャー直属として全体を見ながら、O2O(Online to Offline)部門で5つのチームをマネジメントしています。
O2Oのミッションは、PayPayクーポンやスタンプカード、チラシなどのオンラインツールを使って、ユーザーを実店舗での購入や取引につなげることです。各チームには数名から十数名のメンバーがいて、Manojはそのうちの2つのチームのエンジニアリングマネージャーです。

Manoj:
私は、2つのチームのエンジニアリングマネージャーを務めています。1つはAstridのマネジメント配下にあるStampcardチームで、販促施策としてより多くの加盟店にこのサービスを利用してもらうことがミッションです。十数名が所属するクロスファンクショナルなチームです。
もう一つのChannelsチームでは、海外拠点のメンバーと一緒に仕事をしています。PayPayアプリ内の検索やマップの機能のバックエンドを管理していて、最高のユーザーエクスペリエンスと利便性を提供することを目指しています。

Astrid:
加盟店には、PayPayのサービスを通じてより多くの方の来店や購入につながるというメリットを実感してもらいたいです。ユーザーの観点からは、O2Oのプロダクトを通じて加盟店が提供する割引や特典といったお得感を提供したいですね。ユーザーへのキャッシュバックが良ければ、PayPayの他のサービスの利用にもつながると思っています。

PayPayにおけるエンジニアリングマネージャーの役割とは?

Astrid:
PayPayにおけるエンジニアリングマネージャーの役割の主な領域は、ピープルマネジメント、プロジェクトマネジメント、タスクマネジメント、そして採用ですね。
内訳としては、他の人への委譲が難しいピープルマネジメントが最も多く、約半分。次がプロジェクト管理ですね。EMが最も得意としている分野ですし、他のチームメンバーに助けを求めることもできるものの、それでも多くの時間を占めています。タスクマネジメントも含めて大体2,3割といったところでしょうか。

Manoj:
一つ付け加えるなら、グロースマネジメントも最も重要な役割の1つです。
グロースというのは、チームメンバーの成長をサポートするというだけでなく、ビジネスサイドや、プロダクトマネージャー、営業と協力しながら、プロダクトそのものを成長させることです。
そのために、自部署と他部署との仲介役となって、みんな同じ目標に向かっていることを確かめながら進めていくことを心がけています。

エンジニアリングマネージャーとして一番大変なことは?

Astrid:
事業の要求と部署の健全性や成長をいかに両立させていくかが難しいですね。
これが生産性の限界だと受け入れるべきタイミングもあれば、多少負荷をかけることが有益なタイミングもあります。PayPayは特に、常に変化し続けていますし、スピードも速いので、スケジュールがタイトでみんなに無理をさせてしまうこともあって、葛藤はありますね。

Manoj:
私は、プロジェクトに関わる全てのステークホルダーの認識を統一することに課題を感じています。バックエンド、 フロントエンド、QAなど、いろいろな分野のスペシャリストと協力してプロジェクトを進める中では、コミュニケーションのコンフリクトが起こることもありますし、コミュニケーションの橋渡しが必要です。
そこで私は、常にチーム全体でディスカッションを行って、全員が意思決定に参加するようにしています。2週間に1度オフィスに集まり、チームでのディスカッションに時間を割くことで、常にコミュニケーションがとりやすい環境にすることも心がけています。

リモートならではのマネジメントの課題や工夫は?

Manoj:
リモート環境でのマネジメントは、正直とても難しいですね。メンバーにすぐアクセスできないこともあるので、仲間を信頼していないと成り立ちません。
リモートマネジメントを行う上で最も重要なのは、近寄りやすい存在でいること。近寄りやすい存在であれば、距離を気にすることなくコミュニケーションがとれると思います。

Astrid:
リモート下で心理的な距離を縮めるには、対面以上の努力を必要としますよね。相手が目の前にいなくても、敬意を払い、メンバーに与える影響に配慮しないといけません。
リモートマネジメントは大変ではありますが、リモートワーク自体は実用的ですよね。働き方の柔軟性やワークライフバランスを向上させながら、やり方によっては拠点にいるのと同じかそれ以上の生産性を得られると考えています。

Manoj:
メンバーとの距離を縮める工夫として、私のチームでは毎朝、メンバーの一人がミームを投稿します。要は朝から気分を上げるためのちょっとしたジョークですね。金曜日にはボーナスミームもあったりして、結構盛り上がりますよ。

マネジメントで一番大切にしていることは?

Manoj:
私は意思決定能力を最も重視しています。エンジニアリングマネージャーが下す決断は、プロダクト、メンバー、会社の評判にも影響を与えるからです。だから、メリット・デメリットや最も重要なことなど、あらゆることを考えないといけません。ただ決定を下せばいいというわけではなく、その決定が理解され、受け入れてもらえるかも見定めないといけません。

Astrid:
私が一番大切にしているのは信頼です。信頼がなければ、チームとしての成果も成長も成功も実現しえないからです。しかも、信頼を育てるのはとても難しく、回復するのはさらに難しいですよね。
メンバーとの信頼関係を築いていくには、オープンであること、できる限りシェアすること、見える化すること、情報を共有することが大切だと感じています。

これからのチャレンジ・ビジョン

Astrid:
チャレンジしたいことはたくさんありますが、まずは、サービスの品質、デリバリーの質、安定性を着実に向上していけるように取り組んでいきます。そのために、パフォーマンスを測定し、改善していけるようKPIも設定しました。 それから、エンジニアやマネージャーの教育と育成にも取り組んでいきたいと考えています。

Manoj:
私はこれからも、チームとメンバーの成長をサポートして、必要な指導をしていきたいと思っています。テクノロジーは日々進歩するので、最新の技術やトレンドを常にキャッチアップしなくてはいけません。常に最新の情報をキャッチし、サービスに適用できるよう、チームのサポートをしていきたいと思っています。それが私のミッションだと思っています。これからもチームカルチャーに貢献していきたいですね。

読者へメッセージ

Astrid:
PayPayは急成長しているので、システムはより複雑になり、チームやプロセスも拡大しています。こうした責任範囲の広さが、PayPayのEMのやりがいであり、面白さでもあると思います。
チャレンジングなプロジェクトに取り組むことや、新しいことに挑戦すること、失敗から学ぶこと、素晴らしい仲間たちと働くこと、才能あるエンジニアを育てていくことに興味がある人は、ぜひPayPayにジョインしてほしいです。

Manoj:
プロダクトのスケーラビリティや、あらゆることをモニタリングしたり自分の下した決断の影響を見られるというのは、EMにとって非常に魅力的な経験です。エンジニアリングマネージャーとして成長したい方にとっては、PayPayはピッタリの環境だと思います。
PayPayはコミュニケーションを大切する文化であり、エンジニアリングマネージャーには徹底したオーナーシップが求められます。チャレンジを楽しみたい方とぜひご一緒したいです!

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※募集状況、社員の所属等は取材当時のものです。