Tech Talksについて
Tech Talksシリーズは、世界約50カ国の国と地域から集まった個性豊かなプロダクトメンバーたちの声を通して、我々のモノづくりへの姿勢や雰囲気をダイレクトにお伝えしていきます!
今回は、Web Platformチームでフロントエンドエンジニアを務めるByronさんにお話を伺います。

Byron Lian
フロントエンドのWeb Platformチームに所属しているByronです。台湾出身で、日本の文化に魅せられて2019年に来日。2022年4月にPayPayに入社しました。
Web Platformチームの業務内容、ミッションは?

PayPayでは基本的にプロダクトラインと連携したチーム構成となっていますが、Web Platformチームはどのプロダクトラインにも属さない、クロスファンクションナルチームのような編成になっています。
チームのミッションは、SRE、セキュリティ、製品運用、WBFFなど、Webの中央集権化に関してコンシューマWebチームを支援することです。わかりやすい例としては、コーディングに使うライブラリなどを管理したり、変更管理を行ってエンジニアが日程を入れれば、後は私たちのチームで質の高いマイクロフロントエンドのリリースができるようにしたりしています。それ以外にも、サインイン・ページやログイン・ページ、サインアップといったコアな機能のメンテナンスも、私たちの担当です。
PayPayでは、スピーディにリリースできるようにするため、たくさんの重要なページがWebViewになっているので、私たちは非常に広く、そして重要な役割を担っていると言えます。
その中で、私は主にWBFF(Web Backend for Frontend)の開発や、変更管理、Webリリースの促進、Web運用の自動化、アラートとダッシュボードの監視を担当しています。

PayPayに転職したきっかけは?
もともと10年ほど前に初めて日本を訪れた時に、日本の文化に衝撃を受けた時から日本に住みたいと思っていたんです。交通ルールにしても、みんな当たり前に守っていて、いろんなことが機能的に回っている感じが、品質を大事にするエンジニアとしてはとても刺さりました。その後、仕事で日本に2ヵ月ほど滞在する機会を得て、日本で働こうと決意し、2019年に前職の会社に入ったタイミングで来日しました。
PayPayに転職した一番の理由は、自分自身が使っているプロダクトに携わりたかったからです。自分たちの仕事が多くの人々の生活に影響を与え、より良くなっていくのを味わえるのはとても幸せな体験です。私自身、QRコード決済だけでなく、PayPay証券、銀行、請求書払い、あと払い、ポイント投資など、毎日PayPayを使っていましたし、自分のスキルをいかせる絶好の場だと感じました。
もう一つの理由は、面接時の対応です。マネージャーとシニアマネージャーを見て会社の現状を知ることができ、人事や採用担当を見て将来の姿を知ることができました。PayPayには、エンジニアとしてだけでなく、あらゆるスキルを成長させてくれるチャンスがあり、そして人をとても大切にする会社なのだと実感できたのが、最終的な決め手になりました。

PayPayでのチャレンジングな出来事は?
入社半年の頃に参加したOAuth 2.0認証のプロジェクトですね。セキュリティレベルと開発効率向上のためPayPay内の各ログインシステムを統一する、という取り組みで、私はフェーズ1の途中から参加してすぐにいくつかのクライアントのバグを解決することになり、右も左もわからない中で複雑なアーキテクチャを理解し、時間内に修正していくのにとても苦労しました。
そしてフェーズ2でトークンの扱いについて変更を加えていく際に、Webのメイン担当になりました。もし何か問題があれば、Webのすべての機能が壊れてしまうことになるので、事前にWBFFのコードと詳細のチェックを行いました。とはいえ、テスト期間は2日しかなく、さらに日中にテストをするとQAチームに影響を与えてしまうので、マネージャーにも協力してもらって早朝から各機能を1つずつテストしていきました。おかげでリリース後の結果は良好で、とても安堵しましたね。
このプロジェクトを通じて、入社半年の段階でサービスの全体を理解できましたし、QAチームやバックエンドチームとの協力の仕方を学ぶことができたのは貴重な経験でしたね。

チームの雰囲気は?
誰もが率直に意見を言い合える環境です。それに、たとえトラブルが起きても、担当者を責めたりせず、問題点だけを取り上げて、次に進むことができます。マネージャーがそういう環境を作ってくれているので、自分の意見が言いやすいですし、その意見をもとに実際に行動を起こすこともできるんです。
それに、メンバーも自己管理ができていて、自分がすべきことをちゃんと理解しています。だからこそ、PayPayの爆速のスピード感を実現できるんだと思います。
仕事をする上で大切にしていることは?
エンジニアとして品質を一番に考えています。
「Byronが担当なら安心だ、間違いないね」と思ってもらえるようにしたいと、社会人になった時からずっと思ってきました。
ただ、PayPayでは品質とスピードの両方を求められます。これは簡単ではない時もありますが、だからこそ、私はPayPayで頑張りたいと思えますね。

今後、チャレンジしたいことは?
個人的には、エンジニアリングマネージャーを目指して、PayPayでのキャリアパスを築いていきたいと思っています。
実はPayPayに入社する前に、エンジニアマネージャーとして働いていたこともあったんです。とても大変な仕事ですが、メンバーの成長がプロダクトや会社の成長につながっていき、そしてユーザーに価値を提供できるようサポートすることに、とてもやりがいを感じていました。それがまさに私のやりたいことです。
それを実現するために、今はテクニカルな部分だけでなく、ビジネスについても理解を深めていきたいと思っています。
最後に、読者にメッセージをお願いします!
PayPayはフルリモートで柔軟な働き方ができますし、フロントエンドエンジニアとして多くのユーザーに実際に使われている様子が見られることが大きな魅力です。
サービスの規模も日に日に大きくなる中で、組織自体も日々変化しているので、チャレンジしたいエンジニアの方には良い環境だと思います。特に、フルスタックエンジニアのような広い視野を持っている方や自律的なエンジニアなら活躍できると思います。

現在募集中のポジション
※募集状況、社員の所属等は取材当時のものです。