2018年にサービスを開始し、日本でユーザー数5,800万人というスマホユーザーの2人に1人が使用するモバイル決済サービスに成長したPayPay。現在約50の国と地域から多様なエンジニアが集まって構成されています。
Pay2 Dev Speaksシリーズでは、2022年10月にスタートしたPayPay初の海外開発拠点であるPay2 Development Center(以下、Pay2DC)の個性豊かなメンバーたちの声を通して、インド拠点の今をお伝えしていきます。
今回は、バックエンドエンジニアのTarunに話を聞きました。

Tarun
Pay2 Development Center
Backend Engineer
こんにちは、Tarunです!2021年にPayPayにSREエンジニアとして入社し、現在はPay2DCでバックエンドエンジニアとして新たな領域にチャレンジ中です。家族の一員のように仲間を大切にしてくれる環境に感謝の毎日です。
入社のきっかけ
クオリティの高さが求められる環境に惹かれ入社。そこで出会ったのはもう1つの家族!
PayPayに入社する前は、インドの大手オンライン予約サービスでSREエンジニアとして働いていました。私はもともと、いかにシステムをスピードアップできるか、どのように最適化できるかといったことに関心があったため、次第にフィンテック企業に興味を持つようになったんです。そんな時にPayPayからオファーをもらいました。希望するフィンテック企業ですし、日本のプロダクトのクオリティの高さは有名ですから、入社前からとてもワクワクしていたのを憶えています。
PayPayではデベロッパーエクスペリエンスチームでCI/CDやプラットフォーム関連のクエリのサポートをしていましたが、働き始めて1年ほどで家庭の事情でインドに戻らなくてはいけなくなったんです。退職せざるを得ないかなと思っていましたが、マネージャーも人事も「退職するのは最後の選択肢として考えてほしい。できるだけ長く一緒に働きたいから、方法がないか考えさせて欲しい」と言ってくれたんです。そして、Pay2DCに転籍するというオプションを提示してくれました。一緒に働く仲間を家族のように思っていることを実感できた、特別な瞬間でしたね。

さらに、Pay2DCで興味深いプロジェクトが進行しているのを見た時に、拠点責任者のMuneさんからバックエンドエンジニアとして一緒にプロジェクトに関わる道もあるよと言ってもらえたんです。せっかく与えてもらったチャンスなので、少しストレッチをかけてみようと思い、トライしてみることにしました。最初は不安もありましたが、今のところ順調にいっています。
PayPayで働く魅力
オープンなコミュニケーションで、思う存分チャレンジできる
1つ目は、PayPayの確立された組織の安定性やプロセス、ナレッジ、そしてユーザーベースを持ちながら、0から立ち上げるというスタートアップのエッセンスを持っていることですね。Pay2DCでは柔軟に新しいことにチャレンジでき、そこからプラスになるものが見つかれば、PayPayにも還元することができます。
2つ目は、チームやポジション、経験などによって発言を制限することなく、オープンに話し合いができることです。例えばマネージャーを飛び越えて、拠点責任者のMuneさんと直接話ができるような透明性があり、また私の意見を価値あるものとして聞き入れてもらえます。

3つ目は、スピードとクオリティを両立している点です。PayPayは約5,800万ユーザーを抱えており、膨大なユーザーデータという資産に加えて、ユーザーからの信頼という資産も同様に重要なものとして扱われています。ですから、PayPayではスピードにフォーカスしつつも決してクオリティを手放しません。プロダクトやサービスが十分にテストされた上でローンチできるよう担保している点は、インドの開発者にとっても学ぶべきところが多いと思いますね。
チームワークとコミュニケーション
尊重し合い、支え合い、はしゃぎ合える仲間
オフィス勤務なのでクイックにコミュニケーションをとれますし、カジュアルな会話もできることが結束力にもつながっていると思います。最初のプロジェクトの時には、毎週金曜にデモをして、デモがうまくいったら自分たちへのご褒美にみんなでスナックを買ってティーブレイクをしていたんです。全員で仕事に向き合い、たくさん支え合って、一緒にお祝いをしたり、煮詰まったら息抜きをしたり。そういった時間が私たちを1つの家族にしているんだと思います。
あとは誕生日パーティーをしたり、日本からの出張メンバーの送別会を開いたりとイベントも多いです。インドと日本の異文化交流もPay2DCを特別なものにしていますね。

ここにいるメンバーは全員エネルギッシュで、貢献したいという意欲が強いです。メンバーの中にはデジタル決済の経験者もいるので、いいポイントを指摘してくれることもあります。みんなPayPayのプロダクトをもっと良くしていきたいと思っていますし、そのために最高のパフォーマンスをしようとしています。とてもいいエネルギーで溢れていますよ。
チームの現況と今後の展望
SREからバックエンドへの大きなチャレンジも周りのサポートに救われた
Pay2DCは、最初の一大プロジェクトを終えて、2つ目のプロジェクトに向けて準備を進めているところです。私個人としても、ロールが変わってプログラミング言語から学ぶ状態でプロジェクトに加わったので非常にチャレンジングでしたね。何とかコツを掴んで、ベストプラクティスを探りながら進めていきました。オンライン講座を受けたり、ネットで検索したりといったことはもちろん、休憩中でもメンバーに質問をしたり、メモがあればもらって読み返したりと、とにかく集中していました。
Pay2DC内だけでなく、PayPayの開発者コミュニティは本当にオープンで、サポートし合う文化があるんです。オープンチャンネルに投稿した時も、自分に関係のないプロジェクトでも何とか貢献しようと助けてくれました。共通のプロダクトを作っている一体感があるからこそ、働きやすいですし、頑張れるんだと思います。

今後の展望については、カジュアルに個人の希望を言えば、フロンドエンド開発にもチャレンジしてみたいと思っています。例えばPayPayの機能やサービスを充実させたいと思った時にも、すべてのドメインで考えられるようになれば、より全体像を把握した上で提案できるようになりますし、PMからの指示にもより共感できるようになると思うんです。
ただ、今はバックエンドエンジニアとして走り始めたばかりなので、まずはPayPayの既存のアーキテクチャや実装の仕方を学びながら、自主的にいろいろ試して知識と経験を積んでいきたいと思っています。
インドの開発者へメッセージ
最高のパフォーマンスを発揮できる環境で、チャレンジを楽しもう!
PayPayとPay2DCの間には壁もバリアもなく、インドから日本のプロダクトをより良く進化させていくことができます。意見や提案に制限はありません!チャレンジを歓迎する環境なので、ダイナミックな環境で自身を成長させたい方や、チャレンジ精神旺盛な方、ユーザーにより良いサービスを届けたい方、クオリティを求めたい方には最高の職場だと思います。
だからといって、毎日ハードワークというわけではなく、メンバーはみんなサポーティブなので安心してください。
プロフェッショナルとして自身のスキルを活かしながら、家族の一員のような感覚を与えてくれる素晴らしい職場なんです。お互いの意見に耳を傾けて、尊重して、誰かが抱えている問題に寄り添って一緒に解決していこうとしてくれます。
最高のパフォーマンスを発揮できる環境を探している方にぜひ来ていただきたいですね。
※募集状況、社員の所属等は取材当時のものです。