PayPay Inside-Out People and Culture

Design Chit-Chat vol.16 – An

2023.08.14

Design Chit-Chatについて

今やユーザー数5,800万人という、スマホユーザーの2人に1人が使用するモバイル決済サービスに成長したPayPay。そのモノづくりを語る上で欠かすことのできないのが、世界約50の国と地域から集まった個性豊かなプロダクトメンバーたちの存在です。グローバルレベルの技術スキルを持つメンバーが集結し、互いの考え方の「違う部分」や「共通部分」を一人ひとり、ひとつずつ理解していく過程で、これまでになかった考え方やアプローチ、アウトプットを生み出すことができるチームに変わってきました。

Design Chit-Chatでは、そうしたPayPay デザインチームの姿やものづくりの雰囲気を、できるだけダイレクトにお伝えできるよう、メンバーの声をシリーズでお届けします。
今回はプロダクト本部 デザイン部からStefanie Angelia (An)さんにご登場いただきます。

Stefanie Angelia

Stefanie Angelia(An)

プロダクト本部デザイン部 プロダクトデザイナー

インドネシアで生まれ、2013年に学生として来日したのち、デザイナーとして主に決済とエンターテインメントの分野を経験。2022年3月にPayPayに入社後、プロダクト本部の複数のプロジェクトに携わる。

所属チーム・仕事内容

私はCore App & Growthチームの一員として入社し、ログイン、登録、クーポン券など、PayPayのさまざまなコア機能に携わってきました。おかげでPayPayのサービス全体を理解するのに役立ったと思います。
つい最近、Core App & Growthチームが2つに分割されて、今はPayment & Mini-Appチームに所属しています。その中で、支払履歴、支払詳細、PayPayのミニアプリなど、支払いに関連する機能を担当しています。

デザイナーになろうと思ったきっかけ

私はコンピューターサイエンスの学位を持っていて、以前はフロントエンドのコーダーとして働いていました。その時感じていたのが、椅子に座って何千行ものコードに取り組むよりも、ラフスケッチを描いたり、人と話をしてアイデアを交換したりする方が好きだなということです。自分のスケッチで何かを試してみることや、自分のプロダクトを使ったときの彼らの体験や感想を知って、そこから学びを得ることが大好きでした。

コーダーとして1年間働いたあとにデザインの修士号を取得し、それ以降はキャリアの軸をデザイナーに大きく方向転換しました。

最近手がけているプロジェクト

直近は昨年リリースしたギフト券プロジェクトの改良版に携わりました。また、5月に実施したユーザーインタビューのレポートも公開しました。ユーザーと直接会ってインタビューし、PayPayを使っているときの行動を観察するのは本当に興味深いものでした。

それとは別に、PayPayCardの改良も行っています。近々、マイナカード関連のプロジェクトもリリースする予定です。

アイデアを引き出すプロセス

データ分析と、多くの人との会話のなかからアイデアを得ています。ユーザーへのインタビューは短時間では難しいので、自分の周りの人に聞くことが多いです。PayPayを利用している友人、PM、カスタマーサービスチームなど、様々な背景を持つ人たちと話をすることで、ユーザーが直面している課題をより深く理解することができるんです。

また、他のデザイナーから意見をもらうことで、自分のデザインについて異なる視点を得ることができます。ふと思いついたアイデアがあるときは、それを忘れないように、ペンと紙に素早くワイヤーフレームを描くことが多いですね。

PayPayでモノづくりする中で大切にしていること

PayPayでは、スピードがすべてです。しかし、早くリリースしたいからといって、品質やユーザー体験を妥協すべきではありません。ですのでリリース後はできるだけ早くフィードバックを得て、改善を行うことが重要です。だからこそ、フィードバックを集めるときには工夫が必要です。簡単なアンケートや、データ分析、競合他社の分析など様々な手法を活用し、スピードとクオリティのバランスを取ることが大事だと思います。

PayPayでこれからチャレンジしてみたいこと

ユーザーフレンドリーなプロダクトを作るために、私はユーザーを観察し、直接話を聞きたいと思っています。データももちろん意思決定に役立ちますが、PayPayの利用者はバックグラウンドも幅も違うので、ユーザーリサーチはとても重要だと思います。あらゆる人に使ってもらえるプロダクトを作りたいですね。

読者へメッセージをお願いします!

日本ではキャッシュレス化がまだまだ発展途上にある状況ですが、それはPayPayも同様で、ここにはサービスとともに成長するチャンスがたくさんあります。また、様々なバックグラウンドを持った人たちと一緒に働くことができます。

誰もが簡単に使える素晴らしいプロダクトを、ぜひ私たちと一緒に作っていきましょう!

Anさんのとある一日
09:00
起床、朝ご飯を作る
10:00
業務開始、集中作業する
12:00
ランチ
13:00
デザインレビュー
14:00
チームメンバーや社外とのミーティング
15:00
担当プロジェクトのミーティング
18:00
集中作業する
19:00
仕事を終える

現在募集中のポジション

※募集状況、社員の所属等は取材当時のものです。