Tech Talksについて
Tech Talksシリーズは、世界約50カ国の国と地域から集まった個性豊かなプロダクトメンバーたちの声を通して、我々のモノづくりへの姿勢や雰囲気をダイレクトにお伝えしていきます!
今回は、Product Integration チームでサブリーダーとして活躍中の2名にお話を伺います。

塚田 聖也 つかだ せいや
ファイナンシャルサービスプロダクト本部 ファイナンシャルサービス&ビルペイメント部 Product Integration チーム
Product Integrationチームの塚田です。独立系SIerや請負Webベンチャー、Webサービス企業でインフラエンジニアを経験したのち、コンサルファームでITコンサルタントに従事。2020年4月にPayPayに入社しました。現在は、オフライン決済(PaaS)やオンライン決済の導入支援を担当しています。

浅井 健太郎 あさい けんたろう
ファイナンシャルサービスプロダクト本部 ファイナンシャルサービス&ビルペイメント部 Product Integration チーム
Product Integrationチームの浅井です。事業会社でのインフラ系ディレクションや、決済プラットフォームでのバックエンド開発を経て、2021年8月PayPayに入社しました。現在はPayPayミニアプリを使った加盟店支援を担当しています。
Product Integration チームの業務内容、ミッションは?
浅井:
Product Integrationチームは、 加盟店向けに開発したプロダクトに関する導入時の技術サポートを行っています。具体的には、ECサイトなどのオンライン決済へのPayPay決済導入や、PayPayミニアプリとしての導入、加盟店アプリにPayPay決済機能を導入するPaaS型オフライン決済での導入など、さまざまな導入方法を扱っている中で、ユーザーや加盟店、ビジネス側、プロダクト側とコミュニケーションを取りながら、加盟店側に実装のベストプラクティスを提供して導入をサポートしていきます。
ミッションとしては、加盟店側の開発者に簡単かつ高い品質のインテグレーションを提供し、PayPay導入によって加盟店のGMV向上に貢献すること。さらには、加盟店とPayPayがつながるプロダクトを通じて、ユーザーに最適なUXを提供することです。 実装は加盟店側の技術力に依存する中で、いかに導入までのスピードを上げられるか、フィードバックをもらいながらプロダクト自体を改善していけるか、加盟店のGMV向上に向けて踏み込んでいけるかといったことがチームの課題と言えます。
塚田:
オンライン決済に関しては加盟店数が多く、中小規模の企業様に対しては私たちが直接的に介在できない状況です。その中で、どうやって導入品質を担保していくのか、加盟店のGMV向上に寄与するためにいかにPDCAを回せる仕組みを作っていくかが大きな課題だと感じています。

特に印象的なプロジェクトは?
浅井:
とあるECモールのPayPay決済導入のプロジェクトですね。Java Script SDKを使って加盟店のUI内でPayPayの機能を組み込むスマートペイメントという新しいプロダクトを利用したのですが、社内外のステークホルダーとのコミュニケーションに苦労しました。
新しいプロダクトなので、先方にそのプロダクトを使うメリットを理解していただくのも大変でしたし、営業側と加盟店側の要望の落としどころを調整したり、加盟店の要望とユーザーへの影響を踏まえた上で普段は行わないプロダクトのカスタマイズをプロダクト側と調整したりと動き回りましたね。
塚田:
僕が印象的だったのは、直近で取り組んだコンビニチェーンへのPaaS導入プロジェクトです。PaaS導入はこれが3社目で、スケジュールが限られている中で品質を担保すべく奔走しました。結局PayPayの開発者の協力を得て、朝から晩まで缶詰状態で乗り切りました。ただ苦労の甲斐があって、先方のアプリがApp Storeのランキングに入り、PayPay決済を導入する社会的影響を再認識できました。
一方で、プロバイダーとして先方の技術力への依存度を下げる取り組みが必要だなという課題も感じました。もっと詳細なガイドラインを策定したり、レビュープロセスを強化したりして、導入ハードルを下げられるように工夫していきたいと思っています。

これまでのキャリアとPayPayに転職したきっかけは?
浅井:
ソフトウェアエンジニアとして新卒で入社し、出向先で新規基盤システムのディレクションなどをしていました。その後、インフラ系の会社でWebシステムの保守・運用や客先での構築に携わり、前職は決済プラットフォームでバックエンド開発をしていました。PayPayに入社したのは、PayPayアプリ自体に魅力を感じていたのと、決済系のエンジニア経験や事業会社でのディレクション経験が活かせると思ったからです。
塚田:
僕は独立系SIerや請負Webベンチャー、Web系事業会社でインフラエンジニアを経験して、前職はコンサルファームでITコンサルとして働いていました。コンサルになったのは、開発というビジネスにおける一つの手段を追求するよりも、ビジネスパーソンとしてより上流でビジネスを理解して議論するスキルを磨きたいと思うようになったからです。
転職に至ったのはスカウトメールがきっかけですが、当時は転職を考えていたわけではありませんでした。ただ、コロナ禍でオンラインで決済する機会が増える中で、コード決済がオンラインに参入するという新たな取り組みが魅力的だったのと、その中で自分の経験が還元できると感じたので入社を決めました。
Integration Consultantとして働く面白さとは?
浅井:
1つ目は加盟店を通じて、PayPayを世の中に広めることができる点です。PayPay決済導入後に、SNSでユーザーが喜んでいるコメントを目にすると素直にうれしくなりますね。
2つ目は多くのステークホルダーと関わることができる点です。加盟店やビジネス側、プロダクト側など、立場や考え方の異なる方とコミュニケーションを取ることで視野が広がっていっていると感じます。
3つ目は加盟店向けのプロダクトが数多くリリースされ、新しいことに挑戦していける点です。大変さの裏返しではありますが、成長につながるポイントかなと思います。
塚田:
事業会社で技術力をいかしながら顧客と向き合う経験は、将来的なキャリアとしてCIOやCTOのような長期的な事業戦略の視点にも通じるものだと思います。自社が実現したいことと顧客のメリットをいかに両立するのか、交渉や戦略といった面でも磨かれる仕事ですね。
大手企業との商談で先方の決裁者が同席することもありますし、先方からのフィードバックに対して「いえ、PayPayではこう考えています」とディスカッションすることもあります。社内でも社長の中山さんと直接やりとりすることもあったりと、貴重な経験が積めますね。

チームの雰囲気は?
浅井:
基本的に1案件1人担当なので業務は個々で動く形になりますが、仲はいいですね。仕事の話だけではなく、お互いの趣味の話をしたりと和気あいあいとしています。
塚田:
とはいえ、社内外含めたステークホルダーと調整する役割ですし、大人な感じもあるかな。案件によってはタフな状況になることもありますが、それでもビビらない雰囲気があるよね。
浅井:
それでも最終的に、困っている人を絶対一人にさせたりはしないですし、その担当者の判断が間違っていたことを攻めたりもしないです。どうしても困った時にはチーム全員で助け合うようにしてますね。
今後、チャレンジしたいことは?
浅井:
チームとしては、加盟店のGMVに貢献するというミッションに向けて、PayPayプロダクトのインテグレーションだけでなく、加盟店システムのコンサルタントができるくらいになりたいですね。 個人としては、僕たちのチーム発信でプロダクトの改善を推進していきたいと思っています。
塚田:
個人的には、もっとグローバルにPayPayソリューションを提供していきたいです!
最後に、読者にメッセージをお願いします!
浅井:
PayPayは5,800万ユーザーを抱え、社会的な責任も大きくなる中でも新しいことにたくさんチャレンジしている会社です。インテグレーションにおいても品質とスピードの両方が求められますし、チャレンジングな分やりがいも大きいです。技術的なバックグラウンドも必要ですが、不確定な状況の中でも自分の意見を持って最後までやり切るコミットメント力のある方なら活躍いただけると思います。
塚田:
PayPayはまだまだスタートアップで成長途上の会社です。事業側、営業側、プロダクト側と全く異なる文化の部署を横断しながら、自分自身とPayPayの成長を楽しみたい方はぜひご一緒しましょう!

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※募集状況、社員の所属等は取材当時のものです。