PayPay Inside-Out People and Culture

技術でグループシナジー最大化を!PayPay×PayPayカードの共同プロジェクト

2023.09.14

PayPayグループで働く圧倒的プロフェッショナルに迫るプロフェッショナルシリーズ。
今回は、PayPayとPayPayカードのグループシナジー強化を目指すプロジェクトに参画する田中さん、高橋さんのお二人にインタビュー。プロジェクトの目的と内容、裏側のストーリーなどについて伺いました。

田中 優帆(たなか ゆうほ)

PayPay株式会社 システム本部 コーポレート IT部 IT基盤

大学卒業後、物流会社を経てIT業界に転職。客先常駐のヘルプデスクとしてデバイス管理やキッティング環境の整備に従事。その後、外資系企業でテクニカルアカウントマネージャーとしてMDMの運用支援に従事。2023年1月PayPayに入社しIT基盤に所属。2023年7月PayPayカードに出向。

高橋 あき乃(たかはし あきの)

PayPayカード株式会社 テクノロジー統括本部 システム本部 情報システム部 ITサポートグループ

専門学校を卒業後、母校の講師として情報処理・ネットワークの教育、資格取得に向けた支援に従事。その後転職し、インフラ系のシステムエンジニア、社内SEとして就業。2023年3月PayPayカードに入社。

2社共通ツールの導入でグループ連携を強化

まずは、それぞれの所属部署での業務内容を教えてください。

田中:
私はPayPayのコーポレートIT部IT基盤で、主にセキュリティに関するクラウド製品の運用を担当しています。PayPayで働く皆さんが安全に利用できるクラウド製品の提案から導入後のサポートまで一貫して対応しています。

高橋:
私はPayPayカードの情報システム部ITサポートグループで、ZoomやSlack、Boxといったコミュニケーションツールの運用、管理を主に担当しています。今回のプロジェクトのようなツールの新規導入の対応や、機能アップデート、バージョン管理なども行っています。

どのような経緯で現職に就かれたんですか?

田中:
もともと新卒で物流会社に入り、アナログな労働環境を目の当たりにしてITで効率よく働ける環境を作りたいと思ってIT業界に転身したんです。そこから客先常駐のヘルプデスクや、クライアントのMDM(モバイルデバイス管理)運用支援を経験し、今度は対社内の業務効率化に挑戦したいと思い、PayPayに入社しました。

高橋:
私は情報処理の専門学校を卒業後、そのまま母校で2年間講師をしていました。そこで実際の現場を知りたくなり、インフラ系の会社に転職。最初の2、3年はエンジニアとして働き、残りの7年ほどは1人で情シスを担当していました。PayPayカードに転職をしたのは、1人という環境に成長の限界を感じたのがきっかけです。

今回の2社共同のプロジェクトはどのように立ち上がったのですか?

高橋:
PayPayカードがPayPayの子会社となりスムーズな業務連携が加速度的に必要になる中で、両社の共有環境が揃っておらず、都度ファイル変換をして共有するといった手間がかかっていました。そこで、両社共通のコラボレーションツールを導入すべくプロジェクトが発足し、Google Workspace、miro、Figmaの3ツールを共通ツールとすることになったんです。 PayPay側はすでにこの3ツールを活用されているので、PayPayからサポート受けながらPayPayカード側で新規導入するという形になりました。

田中:
2023年1月に私が入社してすぐ、わけもわからぬままPayPayカードの福岡本社へ出張についていきました。その後「このプロジェクトに参加してもらうから」と言われたのを憶えています。かなり急ピッチで進めているプロジェクトなんだなという印象を受けましたね。

互いに学び、尊重し、助け合う関係性

今回のプロジェクトで特に大変だった点は何ですか?

田中:
当初はPayPayの環境をモデルにしようと考えていたのですが、PayPayカードは歴史のある会社なので既存のシステムとPayPayモデルが合わないといった問題も出てきました。そのため、単純にPayPayモデルに揃えるのではなく、PayPayカードの既存環境も継続できるように、PayPayカード側の既存環境や社内ルールを考慮しながら進めていくことに注力しました。新規導入をするPayPayカード側が大変なのは重々承知しているので、スケジュールの進捗を確認するのは心苦しかったですね(笑)。

高橋:
PayPayカード側ではツールの新規導入となるので、予算の確保からプロジェクト確立までのステップが必要でした。ところが、社内で同時期に基幹システムの刷新プロジェクトが走っており、そちらが落ち着くまでは他のプロジェクトはストップせざるを得ず、実質このプロジェクトを動かせたのは3ヶ月前くらいからでした。しかも、社内のあらゆるフローが変わったタイミングだったので、稟議一つをとっても関係各所に確認をしながら進めなければいけなかったんです。そのため、ギリギリまで構築環境が届かず、作業が進められない状況に追い込まれたのが一番大変でしたね。

様々な事情がある中でも急ピッチに進めなければならなかったのですね。どのように乗り越えたのですか?

高橋:
PayPayカードのメンバーやPayPay側のサポートメンバーにヘルプをいただきながら、追い込まれても最後まで諦めずにやり切った感じですね。このプロジェクトによって、業務効率化も進みますし、グループシナジーにもつながると思っていたので、踏ん張れました。

田中:
歴史のある企業の環境を知れるというのは贅沢な機会ですので、良い所は勉強させていただきながら、押し付けることなく提案するように心がけました。例えば、ルールが整備されていて、制限事項がメンバーまでしっかり周知されているところは見習いたいなと感じました。
加えて、私個人が入社したてで、PayPayのことを知りながらPayPayカードのことも学んでいく状態だったので、PayPayカードの皆さんと同じような目線で取り組めたことも良かったのかなと思います。

業務効率化と会社の成長スピードに貢献したい

実際に導入してみて、状況はいかがでしょうか?

田中:
PayPay側としては待望のドライブ共有ですので、リリースできてよかったなと思います。今まで共有にかかっていた手間が減って業務効率が上がったと感じていますので、ぜひPayPayカードの方とやりとりされる方には使っていただきたいと思います。今後はMiro、Figmaのリリースも控えています。ほかにも続々とシナジーを期待する声が届いているので楽しみにしていただけたらと思います。

高橋:
初回の利用希望者ヒアリング時よりも多くの利用希望がある状態のため、驚いています。また対応中のツール導入についても、リリースを待ち望んでいる声も聞こえていて、いち早く提供できるようスピード感を持って対応をしなければならないと思っています。

どんな時にやりがいを感じますか?

高橋:
社内ツールなので、ユーザーが使っている様子を間近で見られますし、「このツール使いやすくていいね」と直接言ってもらえるのが一番のやりがいですね。

田中:
社内で行うITサーベイで、私たちのチームが担当するツールが高評価だったときはやりがいを感じます。セキュリティツールの担当なので、業務の邪魔になることなく安全性を担保できているんだなと実感できます。

普段、PayPay 5 Senses の中で大事にしているものは何ですか?

田中:
“Ego is not welcome, Communication is necessary”の考えを大事にしています。
お互いに気持ちよく仕事ができるよう、日頃からコミュニケーションの機会を大切にして、相手の話に耳を傾けることを意識しています。PayPayには自分とは違う境遇や経歴をお持ちの方が多くいらっしゃいますが、共感や肯定してくださる方が多いので入社してよかったなと思っています。

高橋:
どれも欠けては成り立たないのですが、個人的には”Be Sincere To be Professional”の「プロフェッショナルとして妥協せず誠実に自ら機会や新しい価値を創り続け、最後までやり抜く。」ことを大事にしています。
目的を理解し、妥協せずに取り組むことを軸として、チームメンバーとコミュニケーションを取りながらスピーディに対応をすることでPayPayユーザーや組織に貢献できると考えています。

今後チャレンジしたいことを教えてください!

高橋:
導入してからが本当のスタートなので、ここからユーザーに活用してもらえるように運用を進めていきます。また、今後もPayPayとの共通ツールの導入が進んでいくと思いますので、今回このスピード感があるプロジェクトに参加した経験をいかして、次はもっとスピード感をもって対応できるようにしたいです!

田中:
PayPayのスピード感に魅力を感じて入社したものの、今回のプロジェクトはそれでもスピードに戸惑うことも多くありました。今後はこのスピード感を楽しみながら、PayPayカードとの更なるシナジー効果の向上や業務効率化に貢献できるよう努めたいと思います!

※募集状況、社員の所属等は取材当時のものです。