Tech Talksについて
Tech Talksシリーズは、世界約50カ国の国と地域から集まった個性豊かなプロダクトメンバーたちの声を通して、我々のモノづくりへの姿勢や雰囲気をダイレクトにお伝えしていきます!
今回は、Automation Engineerとして活躍する3名にお話を伺います。

Anand Bhayre(アナンド バイレ)/ Anand
Product統括本部Payment Product本部QA QA Techチーム ユニットリーダー
みなさんこんにちは、インド出身のAnandです。大手ITベンダーやインドのスタートアップ企業、ソフトウェア企業で経験を積んだ後、フィンテック領域に挑戦したい、そして日本を探索したいと思い、2021年7月にPayPayに入社しました。現在はPayments & MiniApp QAチームのエンジニアリングマネージャー、そして、QA Techのユニットリーダーを務めています。

Raymond Sumargo(レーモンド サマーゴ)/ Raymond
Product統括本部Merchant Services Product本部Technology部Merchant Services QAチーム
インドネシア出身のRaymondです。スタートアップ企業を中心に、さまざまなテック企業でずっとQAエンジニアとして働いてきました。毎日何百万人もの人々がサービスを利用するようなフィンテック企業で働いてみたいと思い、2023年3月にPayPayに入社しました。

Hsin Chen(シン チェン)/ Hsin
Product統括本部Payment Product本部Technology部CoreApp & Growth QAチーム
こんにちは、台湾出身のHsinです。SEとしてキャリアをスタートした後、QAエンジニアに転向しました。フィンテックのスタートアップ企業で経験を積み、この業界にもっと深く関わりたいと考え、2021年4月にPayPayに入社。2024年1月からはチームリーダーを務めています。
オートメーションQAエンジニアはなぜPayPay内で重要なのですか?ミッションは何でしょう?
Anand:
PayPayは週1回のサイクルでプロダクトをリリースしています。バグのないプロダクトをリリースするためには、リグレッションテストを実施する必要がありますが、テストの実施には膨大な工数が必要です。
実は2年ほど前までは、オートメーションの無いままリグレッションテストを実施していました。そのため、当時はかなり多くのマニュアルQAエンジニアが関与しても、テストだけで1週間もかかってしまう状況でした…。
リグレッションテストの一部を自動化できれば、テストに必要な時間を短縮できます。そうすれば開発者がバグを修正できる時間も増え、空いた時間を他のテストに充てることもできます。オートメーションQAエンジニアはPayPayにとって無くてはならない大切なポジションなのです。
現在では約70%のリグレッションケースを自動化できています。これはかなり大きな数値ですが、それでもまだ約30%のケースをマニュアルQAエンジニアが担当しており、テストに毎週3日ほどかかっています。QAチームのミッションのひとつは、このテストの工数を最小化することです。具体的には今年の終わりまでに、テストの日数を1〜2日に短縮したいと考えています。
QAチームのもうひとつのミッションは、バグを早期段階で見つけることです。プロダクトがSDLC(Software Development Life Cycle)を経るにつれ、バグのコストは幾何学的にどんどん増えてしまいます。ですのでコスト削減をするためにも、バグを早期発見すべく、試行錯誤しています。

みなさんの具体的な役割を教えてください!
Anand:
今はエンジニアリングマネージャーとして、Payments & Mini AppチームとQA Techチームをみています。具体的な役割は、チーム内のアサイン、ロードマップの準備や進捗管理、自動化プロセスの作成と改善、PayPayオートメーションチーム全体のKPI作成と管理、採用プロセスへの関与、1on1への参加とフィードバックの提供、評価などです。
Raymond:
私はマーチャント関連のプロダクトのテストに携わっています。PayPayのドメインのテストを行っているので、コンシューマー関連の機能を担当している他のチームとは役割が少し異なります。ですが品質の高いプロダクトを提供するという根本的なミッションは同じです。
O2O(Online to Offline)ではアジャイルを実施しており、かなりスピーディーに開発が行われています。マニュアルテストだけに頼ってはいられないので、Anandさんの話と同じですが、できるだけ多くのケースを自動化する必要があります。そのためにできるだけ信頼性の高いオートメーションテストを行うことが私のミッションです。
Hsin:
2024年1月にチームリーダーになりました。主な役割は、オートメーションQAエンジニアとマニュアルQAエンジニアのタスクをサポートすることです。
以前、オートメーションQAリードとして働いていた頃は、オートメーションタスクのことだけを考えていました。ですが今はチームリーダーとして、オートメーション側とマニュアル側どちらのタスクについてもより深く考えなければなりません。これは私にとって新しいチャレンジです。

特に印象的なプロジェクトは?
Anand:
PayPayでの出来事は全てがチャレンジングですが、中でも特に印象的なプロジェクトが2つあります。
1つ目は、PayPayに入社した頃に携わった改善プロジェクトです。当時はマニュアルQAチームとオートメーションQAチームで重複している作業が多かった上、チーム間でコミュニケーションがうまく取れていませんでした。
そこで改善プロジェクトが立ち上がり、私はチームのリードを務めることになりました。2つのチームは考え方もプロセスも異なっていたので、まずはお互いについて理解するところからスタートし、それからひとつのやり方に集約していくという作業を行いました。時間がかかりましたが、最終的には重要な機能をひとつのものに移管できたので、達成感があり、印象に残っています。
2つ目は、オートメーションの不安定性を減少させるというプロジェクトです。以前は全てのテストケースをログインフローから実行していたので、テスト対象となる画面にたどり着くまでに2、3分かかっていました。これがオートメーションの不安定さの原因になっていた上に、メンテナンスもかなり大変でした。そこで、開発者と協力してオートメーションのフレームワークを変更し、ディープリンクという概念を作りました。その結果、今ではログインフローをスキップしてテスト対象となる画面に直接飛べるようになりました。オートメーションチームの役に立ててとても嬉しいですし、満足しています。
Raymond:
去年、1カ月程度で完成するはずのプロジェクトが3カ月に延びてしまったことがありました。当初は単純なプロジェクトだと考えていたのですが、テストを進めるうちに、さまざまなチームと連携を取る必要があるとわかったためです。ところが日本語しか話せないチームもあったので、言葉の壁を乗り越える必要があり、不安でした…。
ですがいざ連絡を取ってみると、チーム全員がコミュニケーションに積極的で、分からないことがあるとすぐにSlackで連絡をくれ、サポートしてくれました。おかげでプロジェクトを成功に導くことができました。PayPayにはいつでもサポートしてくれる同僚がいると実感できたプロジェクトです。

Hsin:
最近完了したアジャイルのプロジェクトはとても印象的でした。当時のCore Appチームはタスクの完了が間に合わず、延期が生じて何度もスケジュールを変更しなければならない状況が続いていました。私はオートメーションの担当者だったので、仕様やスケジュールの変更がある度にスクリプトを更新したり、テスト設計を確認したりする必要がありました。最終的にプロジェクトは数週間延期になったのですが、リリース締切日は延期できないので、リグレッションテストのすぐ後に変更内容を本番環境に展開するというような、難易度の高い作業が求められました。直近で一番難しいプロジェクトだったと思います。
どのようにして難しいプロジェクトに立ち向かいましたか?
Hsin:
QAとして仕事する上で、PMやチーム全員と継続的に情報共有を行い、何か変更があった時に抜け漏れが生じないよう、変更があることをリマインドすることを徹底しています。そうすればイレギュラーな事態が起きても、たとえば「スコープをday2に変更していただけますか?」というようにPMと調整することで、チームがスムーズに仕事を進められます。周囲と積極的にコミュニケーションを取ることが大切ですね。
Anand:
現在はエンジニアリングマネージャーとして、「全てのプロジェクトが予定通りに完了できるよう担保する」という新たなチャレンジに挑んでいます。Payments & Mini AppチームとQA Techチームという、ロードマップも戦略も異なるチームをみているので、各チームが予定通りにプロジェクトを完了できるよう担保するのはとてもチャレンジングです。
この新しいチャレンジを達成すべく、チームメンバーとコミュニケーションを密に取ることと、新たなことに取り組む時はQAチーム全体で情報共有することを心がけています。全ての案件に対してプランBとプランCを持つことも大きなチャレンジです。色々なプロジェクトに取り組む中で、常に別のプランを持つことがとても重要だと感じるようになりました。

PayPayのオートメーションQAエンジニアとして働く面白さとは?
Hsin:
オートメーションQAエンジニアとして働くのは初めてだったので、入社当時は自分の更新結果を見たり、新しいシナリオを作った時にテストカバレッジ率が向上することを目の当たりにできて、とても気持ちがいいと感じました。
オートメーションQAリードになってからは、私のチームだけではなく、オートメーションQAチーム全体としてより良い結果を出すためには何ができるのかを考えるようになりました。オートメーションとマニュアル、両方が協力し合うことで、QAチーム全体が会社に対してより貢献できるようになります。どのように協力し合えるか、まだ模索中ではありますが、非常にワクワクしていますし、自分も成長できると考えています。
Raymond:
一般的に、多くの会社ではマニュアルQAチームはマニュアルテストしかしませんし、オートメーションQAチームはオートメーションテストしか行いません。ですが、PayPayではマニュアルのテストもするし、それに対してオートメーションも行います。そのため自分の仕事がオートメーションQAチームだけではなくマニュアルQAチームの役にも立っていると実感でき、大きなやりがいを感じています。
オートメーションQAリードになってからは、チームを改善していくことも面白いと感じるようになりました。チームメンバーが成長し、評価されるのを見るととてもうれしく思います。また、チームメンバーの成果は自分自身の充実感にもつながっています。
今後はチームにもっと主体性を持たせ、私が指示しなくても機能するチームに進化させたいです。今の私の役割はマネージャー寄りですが、テクニカルな仕事も好きなので、どちらにもバランスよく携わっていきたいです。
PayPayにはきっちりと定義されている役割やポジションはありません。1つのことだけを追及すればよいというわけではなく、自分の興味関心に応じて新たなことにどんどん挑戦できます。多様な選択肢があり、自分で道を広げていけるような職場です。

今後PayPayのQA全体で、どのようなPayPayの未来を作っていきたいか教えてください。
Anand:
どんなSDLCプロジェクトやソフトウェアエンジニアリングの案件においても、QAはとても重要な存在です。オートメーションQAエンジニアがバグを早期段階で発見できれば、アプリケーション全体の品質に貢献できます。今後はより早い段階でバグをキャッチし、品質改善や収益増加、時間効率のアップに貢献したいです。
これからチャレンジしていきたいことを教えてください!
Hsin:
現在はPayPay証券の自動化の作成を担当しています。PayPay証券では、他の同僚と共に新たなQAチーム立ち上げメンバーの一人として参画し、現在は主にテスト自動化の基盤となるオートメーションのフレームワーク構築に取り組んでいます。大きなチャレンジですが、がんばって成功させたいと思っています。
PayPay側のミッションとしては、引き続きマニュアルQAチームとオートメーションQAチームのサポートに取り組んでいきます。現在は2つのチーム間で情報の格差がありますので、関係構築を進め、最終的にはマニュアル・オートという概念を無くしていきたいです。「チームとしては1つ。ただメンバーによってタスクに違いがある」というマインドを作っていきたいと思います。
PayPayのオートメーションQAエンジニアの魅力とともに、読者へのメッセージをください。
Hsin:
Raymondさんも言うように、PayPayにはさまざまな選択肢があり、挑戦したければチャレンジできる環境があります。同時に、PayPayは常に進化し続ける会社なので、さまざまなことを学び続ける必要がありますし、自分自身にアイディアがあれば、それを提案して会社に貢献することもできます。アイディアがたくさんあり、新しいことをやってみたいという方にはPayPayはとても良いと思います!

Raymond:
Hsinさんの意見と同じですが、補足すると、PayPayでは役職や社歴は関係なく誰でも新しい提案ができますし、大きな仕事に携われるチャンスがあります。それに対する評価もきちんと行われますので、満足度が高いです。
もうひとつの魅力は、世界中の方々と仕事する機会があるということです。私はインドネシア出身ですが、PayPayに入社後初めて台湾や、ロシア、ネパール等の同僚と仕事をしました。こんな経験はなかなかできないと思います。PayPayはグローバルマインドを持った会社ですし、しかも礼儀などの日本文化の良いところも兼ね備えているので、とても気持ちよく働けています!
最後に、読者にメッセージをお願いします!
Anand:
PayPayにはチームメイトを大切にし、お互いにリスペクトし合う文化があります。新しいテクノロジーを学び、チャレンジできる環境を求めている人にはぴったりだと思います。誰でも自分のアイディアを提案できますし、それをサポートしてくれる同僚がいます。新しいことにチャレンジしたい方とぜひ一緒に働きたいです。お待ちしています!
現在募集中のポジション
※募集状況、社員の所属等は取材当時のものです。

