PayPayグループで働く圧倒的プロフェッショナルに迫るプロフェッショナルシリーズ。
今回は、Financial Services Product本部のTechnology部を率いるClement Ongさんに、直近で印象的だったプロジェクトや、PayPayで働く魅力などを詳しく伺いました。
Clement Ong
Product統括本部 Financial Services Product本部 Technology部 部長
旅行業界で10年、資産運用業界で2年、システム開発・サービスリリースを行った後、2023年1月にFinancial Services領域のエンジニアリングマネージャーとしてPayPayに入社。入社後取り組んだ初の案件で給与デジタル払いプロジェクトを担当。現在はFinancial Services Product本部のシニアマネージャーとして、部門のエンジニアリング全体を管理・監督している。
スピードと安全性を追求し、革新的なサービスを生み出す
これまでのキャリアと、PayPayに入社された経緯を教えてください
学生時代は日本の大学で機械工学を学びましたが、当時拡大していたeコマースなどの大規模プラットフォーマーに興味があったため、卒業後は急成長中だったITのメガベンチャーへ入社しました。旅行サービスのエンジニアリングに従事したのち、金融への興味から資産運用会社へ転職しました。
ですが、金融への興味だけでなく、何か世の中を変えるような新しいチャレンジをしたいと思い、金融分野でチャレンジングな取り組みを続けるPayPayに関心を抱きました。PayPayにはユーザーファーストを核としたシンプルで分かりやすいカルチャーがあり、かつ国籍やバックグラウンドも違う多様なメンバーが活躍していることなどに魅力を感じ、入社を決めました。

チームのミッションと業務内容を教えてください
私たちTechnology部のミッションは、現状の金融業界が抱える課題を深く理解し、新しいエンジニアリング手法やテクノロジーを使って課題解決に取り組むことです。時には外部企業と協力しながら銀行や証券、クレジットカードなど金融に関連する新しいサービスを速く安全にリリースすることで、PayPayのエコシステム拡大とユーザーが抱える課題解決への貢献を目指します。
具体例を挙げると、私が入社直後から担当している給与デジタル払いプロジェクトは、厚生労働省から国内で始めて資金移動業者としての指定を受領しました。開発スピードを維持しながら、安定性と信頼性を兼ね備えた給与デジタル払いのように、ユーザーの皆さまを守りつつ、常識の枠を超えた新サービスを生み出すために日々努力しています。
給与デジタル払いを通じ、日本を変えたい
直近で印象的だったプロジェクトを教えてください
直近で最も印象的だったプロジェクトは、やはり給与デジタル払いの開発です。2023年4月、厚生労働省が法律を改正し、日本でも給与を電子マネーで支払えるようになりました。ですが、労働者の賃金を扱うため、非常に多くの審査項目を一つひとつクリアする必要があり、、2024年9月時点ではPayPayの他に国内で同様のサービスを提供する事業者はいません。つまり、ユーザーに「毎月銀行口座から別の金融サービスにお金を移動せずに、給与が直接振り込まれ、使える」という全く新しい顧客体験を提供できるようになりました。
PayPayでは2023年1月に給与デジタル払いのプロジェクトが本格始動し、当初のリリース目標は同年6月とスケジュールは非常にタイトでした。ですがPayPayが後発サービスながら国内コード決済シェアの約3分の2を獲得した背景には、「競合に先駆け、一番早くリリースする」意識で新たなユーザー体験を提供し続けてきた歴史があります。「日本でどの企業も挑んでいないサービス提供を通じて、日本を変える」ことをモチベーションに、合計100名以上のメンバーでプロジェクトを推進しました。
特に難しかったのは、全社横断で数多くのステークホルダーと合意を形成しつつ、「既存システムを含めたサービス品質の保証」「データ・プライバシーの保護」を実現することと、給与を支払う・受け取るユーザーにとっての使い勝手を両立させることでした。いかなる場合にもサービスを止めないためのディザスターリカバリ(DR)と事業継続計画(BCP)策定や、給与データを保護するための施策を実現しつつ、給与日の朝には振り込みが完了している状態をつくるなど、細部にまでこだわりました。

各ステークホルダーとの合意形成については、とにかく密で素早いコミュニケーションを重視しました。具体的には、週1~2回は必ずSync Upを実施。プロダクト内に限らずビジネス側のミーティングにも私が参加することで、事前にエンジニア視点を企画段階に持ち込み、懸念点の早期発見と解決を実現しました。厚生労働省の審査により追加要件がいくつか発生し、2023年6月のローンチ自体は延期になりましたが、迅速に開発を進めたからこそ、素早く改善のサイクルを回せました。
反響はいかがでしたか?
反響は非常に大きかったです。多くのメディアや記事で取り上げていただき、社内も念願のリリースに盛り上がりました。ユーザー調査では、PayPayユーザーの56%が給与デジタル払いの利用意向として「PayPayへのチャージをしなくて良くなるから」といった理由から中立~肯定的な回答をしており、早い段階でお金の流れをPayPayで完結させるユーザーも出てくるのではと期待しています。
新しいサービスや仕組みを作り、社会に大きなインパクトを与えられる組織
PayPayで働く醍醐味は?
常に新しいプロダクトをつくれること、そして社会に大きなインパクトを与えられることです。私たちが開発するサービスは、PayPayが抱える6,500万人のユーザーに大きな影響を与えます。もちろん、失敗すれば多くのユーザーにご迷惑をおかけするプレッシャーはありますが、それ以上に日々の生活でPayPayが利用され、社会が変わっていく様子を見られるやりがいは大きいです。
また、私たちのチームには10カ国以上の国籍のメンバーが所属しており、リモートワークも手伝って居住地やバックグラウンドも多様な環境で働けます。私は言語の違いを「コミュニケーションツールが違うだけ」ととらえており、ユーザーファーストなどの本質的な価値観を全員が共有しているため、話す言語が違っても質の高いプロダクト開発ができていると思います。さらに、PayPayはアフターコロナでもオフィスへ回帰しなかったため、エンジニアリングマネージャーとしていかにメンバーがリモートワークの環境下で生産性高く働けるようにするか、最善の方法を模索し改善していくことに面白みを感じています。

今後の目標やビジョンを教えてください
私の目標は、給与デジタル払いを入り口にPayPayへ触れる機会を増やし、1人でも多くの方にPayPayグループのサービスを使ってもらうことです。そのためには、給与デジタル払いから他サービスを使う際の利便性を高める必要がある。具体的には、デジタル払いで受け取ったお金をATMで引き出し、今まで以上に現金やキャッシュカードを持ち歩かなくてもいいようにしたり、残高をPayPay証券へシームレスに移行したり、想像を超えるユーザー体験を届けるために、チャレンジは山積みです。
具体化はこれからですが、給与デジタル払いという形でPayPay内にお金の入り口ができたからこそ、そのお金で私たちは何をすべきなのか。そして、ユーザーの利便性をどう向上させ、最終的に日本社会をどう変えていきたいか。世の中に影響を与え、ユーザーの生活を変える新たなプロダクトを生み出すエンジニアとして、リリース後の未来を全力で考えていきます。
最後に、読者へのメッセージをお願いします!
技術力やコミュニケーションスキルも大切ですが、私は「金融が好き、金融の可能性に興味がある」という想いを共有できる方と一緒に働きたいです。金融業界は、大事なお金を扱うからこそ規則や制約が多く、煩わしさを感じることもあります。それでも、PayPayが給与デジタル払いのように誰も見たことがない新しいサービスを次々と創る理由は、お金をとりまく常識を変え、ユーザー体験を向上させたいから。
多様性に満ちた環境で世の中に新たな価値を提供し、日本の金融市場を変えるプロジェクトに取り組んでいきたいと考えている方は、ぜひ一緒に働きましょう!
現在募集中のポジション
※募集状況、社員の所属等は取材当時のものです。

