PayPayサービス企画 部長に聞く!環境変化に合わせ、自らも学び、進化し続ける秘訣とは?

2025.01.23

PayPayグループで働く圧倒的プロフェッショナルに迫るプロフェッショナルシリーズ。
今回は、事業推進統括本部 マーチャント戦略本部 サービス企画部 部長を務める柤野さんに、新規事業開発の魅力をはじめ、プライベートでのMBA取得、育休を通じて学んだこと、復帰後さらに高いパフォーマンスを出している秘訣まで伺いました。

柤野 太希(だんの たいき)

事業推進統括本部 マーチャント戦略本部 サービス企画部 部長 

ソフトバンク株式会社に新卒入社。複数のサービス立ち上げ・開発推進業務を経験後、2018年10月PayPayに入社。PayPay初のオンライン決済/ミニアプリの立ち上げを経て現職。2024年7月から2カ月程育休を取得し、同年9月に復職。趣味はストリートダンス。

社会貢献への強い意識で、新規サービス開発を推進

ご自身の人生の中でのターニングポイントについて教えてください

元々、テクノロジーの力で社会課題を解決できるビジネスを自分の力で推進する、そのための能力や視座、ネットワークなどが得られるキャリアを歩みたい、そんな思いで新卒でソフトバンクに入社しました。PayPay入社後も「自己成長」を第一のモチベーションとして仕事に邁進してきました。

その後、大きな転機となったのは、経営大学院(MBA)への入学です。そこでの学びは、一般的なアカデミックな知識だけではなく、二宮尊徳や松下幸之助をはじめとする先人たちのリーダーシップや志にも多く触れることができ、「大義(信念)のためにこうも人生を捧げられるのか」と深い感銘を受けました。

そこで、さまざまな学びを通じて改めて自分のキャリアを振り返った時、PayPayでの自部門での取り組みは社会的に大きな意義があるものばかりですし、自分にはそれをリードする責任があるとハッとしたんです。これまでは、いつか「社会貢献」するために「自己成長」したい、だったのですが、いつの間にか「社会貢献」が第一のモチベーションになっていることに気が付きました。まだまだ小さな義ですが、ここに全力を注ぐしかない、と。

圧倒的な事業基盤と開発力を活かし、一気通貫で新規事業に携わる

サービス企画部の役割とミッションについて教えてください

私のみているサービス企画部では、ユーザー、事業者、自治体など、PayPayアプリを利用するさまざまな立場の方が豊かになることを目指し、新しいビジネスの構想から、サービス企画、開発推進、グロースまでを主導しています。PayPayというプラットフォームから、新たな価値を産み出していくことがミッションです。

具体的には、後述の「ビジネスアカウント」や「ミニアプリ」、「PayPay商品券」といったPayPayのサービス基盤を活用してどのような価値を作ることができるかを考え、その開発推進やGo To Market(以下、GTM)の戦略等について、全部門を巻き込み推進しています。加盟店事業の中では比較的立ち上げまもない領域をメインに担当し、新規サービスを通じて世の中を便利にし、お客様がより豊かに暮らせる世界を作るのに貢献できればと考えています。

組織の雰囲気としては、オーナーシップを持って業務に取り組んでいるメンバーが多いです。「言われたからやる」という受け身の姿勢ではなく、やるべきだと思ったことを組織の垣根を越えて前のめりに取り組む人が活躍しています。

PayPayの新規事業開発だからこその魅力ややりがい、他社との違いはどのようなところにありますか?

PayPayは、すでにユーザー数6,700万人以上(2024年12月時点)、加盟店数百万以上という、大変多くの方に利用いただいているプラットフォームです。だからこそ、自分の力で新しい市場やニーズを開拓できるのは、とてもやりがいがあります。PayPayの事業開発担当は上流のコンセプトやサービス仕様の企画といった業務から、下流の開発推進やGTM、サービス運営まで一気通貫で新規事業に関わることができますので、手触り感をもって社会に大きな影響を与えられるというのは、他社ではなかなか味わえないのではないかと感じますね。

また、PayPayはフィンテックの最先端を走っていますので、サービス品質やマネロン対策等守るべきところはしっかり守りながら、新しいことにもどんどん挑戦しています。攻守のバランスを見ながらユーザーにとって心地よいサービスを追求する、そのための論点の引き出しを増やすことができると思います。経営陣との距離も近く、毎週のように壁打ちする機会がありますので、私個人としても多角的・多面的なフィードバックから学びを得ることが多いです。

直近で一番忘れることのできない取り組みを教えてください

寄付やお賽銭などに関するプロジェクトは特に印象的でした。CtoBの資金移動サービスは、モノやサービスを提供することなく資金移転できるため、送金額の妥当性が見えにくく、詐欺やマネロン等といった不正行為のリスクが高まります。だからこそ、決済以上にさまざまなリスク低減策を講じる必要がありますし、サービスの性質上、公正でユーザーの気持ちに寄り添ったものにしなくてはいけません。そのような視点、そして、手法ともに本当に学びが多くありました。

今回、寄付やお賽銭などに対応したことはゴールではなく、スタート地点です。
寄付団体や宗教法人などは、PayPayの「ビジネスアカウント」、銀行で言う法人口座にあたる法人向けのPayPayアカウントを作ることで、寄付やお賽銭などの手段として「PayPay」を導入することが可能になります。これまでPayPayは決済・収納代行領域を市場としてきましたが、今回「ビジネスアカウント」を新たに構築したことで、送金や企業間取引という新たな市場に参入できるようになりました。例えば、将来的に企業間取引のキャッシュレス化を実現できれば、他のサービスとも組み合わせることで、モノを仕入れ、販促や販売をして、必要に応じて資金調達して、また仕入れ、と事業者に対して一気通貫したサービス提供ができるようになると考えています。PayPayにとって、ユーザーや事業者にとって、今後の可能性をどう広げていくかと考えることは非常にワクワクしますし、PayPayの新規事業開発の醍醐味だと思います。

育休やWork Style。自律的に働ける環境で、自分自身の成長スピードもアップ

2カ月間の育休中の学びで実務に役立ったことがあれば教えてください

育休取得の大前提として、PayPayにはライフイベントに応じて柔軟な働き方ができ、サポートが必要なメンバーがいれば積極的に助け合うという連携が自然とできる組織風土があると感じます。まずは快く送り出してくれた上司や同僚に感謝を述べたいです。育休中はほぼ育児と家事に時間を使っていましたが、スキマ時間を活用して育児関連だけでなくマーケティングや新規事業開発に関する書籍も読み漁ったり、経営大学院の延長での紀要の執筆などしていました。

まず、改めて育児関連の勉強をする中で、子どもへのあるべき接し方やコミュニケーションから、自身のメンバーへのコミュニケーションについても同じだなと思うことが多くありました。例えば、動きや口調含めて話に集中する、相手の感情的なニーズに応える努力をする、などですね。また、実務関連で一例を挙げると、チャールズ・A・オライリーの書籍の中で、「戦略の実行とは、適合性のある組織にすることだ」(※1) という内容があるのですが、そのほか紀要執筆の課程でさまざまな企業にインタビューもしていく中で、イノベーションを起こし続けるためには、それを起こしやすい組織文化をリーダーが率先して醸成することが大切だということに気づきました。例えば、オーナーシップや、ボトムアップで前のめりに動く姿勢を重要視する、などです。
メンバーとのコミュニケーションの仕方や、プロジェクトの動かし方など、これらの観点で、復職後に見直すべき点を見つけることができましたし、今も試行錯誤しているところです。

※1 チャールズ・A・オライリー, マイケル・L・タッシュマン (2022)両利きの経営(増補改訂版)ー「二兎を追う」戦略が未来を切り拓く 東洋経済新報社

こうした「実務に活かしたいポイント」は都度メモにまとめ、復職後に実践しています。特に部内に浸透させたいものについては、任意参加ではありますが部内での読書会も実施していて、たとえば先日はクレイトン・M・クリステンセンの『ジョブ理論』をテーマに、ユーザーの深層的な動機をどう理解するか、それをどう実務に活かすか、など議論をしました。こうした取り組みは継続して、部門の底力を上げるためにメンバーが積極的に学べる環境もなるべく作っていきたいと考えています。

PayPayのWork Styleはいかがでしょう?

リモートと出社両方のハイブリッドなWork Styleを採用しているPayPayですが、チームの業務特性や個人の環境に応じたバランスが必要だと感じています。サービス企画部では月に1回程度任意出社日を設け、ブレストをしたり、議論が必要な取り組みにあえて時間を使うなど、出社日を有意義に活用するようにしています。

日々の限られた時間を有効に使い、仕事をしたり集中して読書から学びを得たりと生産的なことに時間を使いたい。上司の理解もあって、日々の濃密な業務時間と自身でバランスをとりながら、家事や育児に充てる時間も確保できています。

部門をリードする立場として第一線で走り続けるためにはどんなマインドセットが必要ですか?

昨今、テクノロジーの進化含めて、世の中全体で変化のスピードがどんどん速くなっていると感じます。社内外の環境変化に合わせ、自らも学び、進化し続けることは欠かせないと考えています。
約1900年前のローマ皇帝マルクス・アウレリウス・アントニヌスも「宇宙の自然にとって、変化しないものは役に立たない」と言っています。時代に置いていかれないためにも、自分自身の成長も、学び直すスピードも速くしていくことを心がけたいです。

ユーザー、事業者、自治体。目指すのは全員が豊かになる世界

今後成し遂げていきたいことや、目指す世界観を教えてください

PayPayのサービスを活用することで、ユーザーはもちろん、事業者も自治体も、全てのステークホルダーがより豊かに、Happyになるような世界を作っていきたいです。
昨今「DX」という言葉もよく耳にしますが、コスト削減という文脈だけでなく、我々のサービスを通じてお客さまの成果を最大化するかたちでの生産性向上にも寄与したい。その結果として、日本をより強くしていきたいですし、そんな世界に少しでも貢献できれば最高ですね!

最後に、読者へのメッセージをお願いします!

サービス企画部は、忖度せず主体的に、かつ組織を超えて前のめりで行動を起こせるような方にぴったりな環境だと思います。前例のない社会的意義の大きいサービスに関わりたい!立ち上げたい!という意欲のある方とぜひご一緒したいです。
世の中を動かす「ワクワク感」をともに楽しみましょう。

※募集状況、社員の所属等は取材当時のものです。

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