裁量とスピード感に惹かれPayPayへ。グループ各社をつなぐPMO

2025.02.18

PayPayグループで働く圧倒的プロフェッショナルに迫るプロフェッショナルシリーズ。
今回は、金融推進本部 金融推進部の渡邉さんに、PayPay入社の理由やPMOとして印象に残るプロジェクトなどを伺いました。

渡邉 国松(わたなべ くにまつ)

金融事業統括本部 金融推進本部 金融推進部

大学卒業後、大手信販会社へ入社。割賦事業の営業を務めた後、海外事業部へ移動。海外子会社の経営管理や計画策定などに従事し、2022年にPayPayへ入社。金融推進部にてPMOを務め、PayPayとPayPayカードの橋渡し役を担う。

裁量とスピード感を求め、未経験からPMOへ

これまでのキャリアを教えてください

大学卒業後、大手信販会社に入社しました。当時はクレジットカードの普及が十分ではなく、クレカの発展に寄与したい想いがあったからです。入社後は、割賦事業やショッピングローンの営業を担当しました。

PayPayへの入社理由は?

業務における裁量を得られ、スピード感をもって働ける環境を探していました。独立や異業種転職も考えましたが、前職の後輩がPayPayで活躍しており、彼から「社内で金融事業を拡大する動きがある。渡邉さんは新しいことを推進するのに適任な人材だと思う」と声を掛けられ、PayPayへの転職を意識し始めました。

もともとPayPayが急成長しており、今後も伸びていく会社という印象はあったので、会社として事業の打ち手が多そうなことは好印象でした。また、実際に後輩の紹介でPayPayの方と接する機会もあり、裁量やスピード感の実態などもお聞きして、自分に合った会社だと感じました。

現在の業務内容とミッションを教えてください

現在は金融推進部でPMOとして、PayPay社内だけでなくPayPayグループやソフトバンクグループ各社を含む金融関連プロジェクトの進捗、タスク管理を担当しています。主なミッションはPayPayとPayPayカードによる連携を通じ、新しい金融サービスや決済体験を創出することです。グループシナジーを最大化すべく、PayPayカード側にも兼務出向の形で籍を置き、過去にはPayPayカード ゴールドの発行開始などにも携わりました。

営業流の緻密なコミュニケーションで、難局を乗り越える

印象的だったプロジェクトはありますか?

最も印象に残っているのは、PayPayカードの複数枚対応発行プロジェクトです。私にとって人生で初めてPMO責任者として企画段階から携わるプロジェクトでした。ステークホルダーの人数、影響範囲の広さが特徴的で、PayPayやPayPayカードはもちろん、ソフトバンクやLINEヤフーといったグループ企業にまで影響が及び、社外も含めた進捗管理が求められました。さらに、PayPayカードは1枚のみの発行を前提としたシステムを組んでおり、基幹システムの大改修も必要となったため、PayPayカード社内のほぼ全部署が何らかの形でかかわるプロジェクトでした。

影響範囲の大きい今回のプロジェクトで重視したのは、「全ての動きを自分ごととして考える」ことです。当初は要件やリリース期日がなかなか決まらず、スケジュール管理に苦戦しました。特に苦戦したのは、グループ会社のECサイトにおけるショッピングカートを複数枚の仕様に対応させるための機能開発でした。リリース数か月前から急ピッチで検討をはじめましたが、安全性を担保しつつ、法的要件もクリアした形で他社へのデータ連携が必要になり、グループ各社で様々な意見が飛び交いました。

上長に悩みを相談したところ「決まらないなら、自分で決めに行く姿勢が大事だと思う」と声をかけられ、オーナーシップを持って案件に携わる重要性を痛感しました。それからは、グループ各社とPayPayの法務部双方が出席するMTGに参加し、いち早く状況を把握しつつ、改善提案などを積極的に行いました。

MTG内で厳しい指摘が発生した際は、重たい空気が流れないよう場を和ませてみたり、終了後はDMで個別にフォローを入れたりと、気配りを徹底しました。営業時代、自分から積極的なコミュニケーションを行い関係性を築いたことで、物事が円滑に進む経験を何度もしたので、PMOとしても同じことを実践しました。プロジェクトのSlackチャンネルに在籍する数百名のメンバー全員と、一度はコミュニケーションした自覚があります。結果として、複数枚へのショッピングカート対応は無事に成功し、グループ会社を通じてもユーザーへのお知らせを展開することができました。

リリースを経験してみて、いかがですか?

PMOとして自分が関わったサービスが大々的にリリースされることは、想像の何倍も嬉しかったです。当初目標の倍となる発行数を達成したうえ、PayPay経由でのお申し込みも多く、グループシナジー創出に貢献できました。

また、ユーザーからも「複数枚発行を待ってた!」といった好意的なお言葉をいただいたほか、PayPayカードの経営層からは「PayPayカード史上、一番平穏な機能リリース日だった」とも評価していただきました。自分次第で6,000万人以上を数えるPayPayユーザーの顧客体験を変えられる環境下、ユーザーファーストを徹底するメンバーや豊富な知見を持つグループ各社と協力しながら目標へと立ち向かい、結果としてユーザーを笑顔にできるPayPayでのPMOという仕事のやりがいを強く感じました。

プロジェクトを通じ、成長を感じた部分を教えてください

PMOとしてのスケジュール管理方法やコミュニケーション方法など、円滑な案件進行に必要なアプローチを体得できました。今回のプロジェクトに携わる前は本格的なPMO経験がなく、別プロジェクトに副担当として参画したり、上長のMTGに同席したりと、見よう見まねでスキルを学びました。プロダクト用語もゼロ知識からのスタートでしたが、PayPayとPayPayカードのPdMに分からないことは全部聞きましたね。貪欲にキャッチアップする姿勢を見せれば、親切に教えてくれる方が多い環境に助けられました。

“5 senses”の理念を体現した会社

所属チームの雰囲気は?

金融推進部は、銀行やカード会社出身のメンバーが多いです。ただ、同じ金融業界出身といっても、それぞれ専門領域は違います。そのためSlackなどで気軽にお互いの専門知識をシェアする光景をよく目にします。また、チームの距離感が近いことも特徴で、時には仕事終わりに飲みに行ったり、お互いの家に遊びに行ったりしたこともあります。

今後の目標やビジョンを教えてください

PayPayとPayPayカードはもちろん、PayPay証券やPayPay銀行、ソフトバンクグループ各社との連携を通じて革新的なサービスを創出し、ユーザーに価値ある商品を提供したいと考えています。具体的には、グループ各社が個別に保有しているサービスを再構築し、1つのアプリや1回のアクションで作業が完結する世界を創りたいです。また、PMOとしてのスキルアップも意識しており、特にプロダクトに対する理解を深めることで、案件に還元できるPMOの質をさらに向上させたいです。

読者へのメッセージをお願いします

PayPayには、組織文化として「PayPay 5 senses」という考え方があります。スピード感やチャレンジ精神、プロフェッショナルとしての自覚などを掲げるものですが、まさに5 sensesを体現した会社だと感じます。専門知識や過去の経験だけでなく、何より仕事に対するマインドが重視され、ユーザーのためにオーナーシップを持って働ける方が活躍できます。自分の働き次第で社会を変えられる働きがいのある会社で、新たなチャレンジをしてみたい方、ぜひご応募お待ちしています。

※募集状況、社員の所属等は取材当時のものです。

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