At the Center of Payhem


『これって文化の違い?』『なんか違和感…』『そんなやり方もあったんだ!』
世界40を超える国と地域から社員が集まるPayPayでは、常識もスタンダードも多種多様。言葉も文化も違えば、当たり前も、感じ方も、仕事のしかたも違う。そんなカオスのなか、しっかりコミュニケーションをとって、その時々で進むべき道を見出していくことで、新しい価値を作っていく。この愛すべきカオスの旅こそがPayPayのカルチャーではないか。
「異論」「ミーティング」「フィードバック」「NOと言えない日本人」「ワークライフバランス」をテーマにした社員の声をご紹介していますが、新しい声、新しいテーマも随時追加していきます。さあ、PayPayの混沌の中心へようこそ!
「異論」で感じるカオス
UPDATE

Yoshimitsu [Engineer]
意見が出ない
【私が感じるカオス】
意見をぶつけあって、ブラッシュアップを重ねていくことで良いものを作っていけると思っているが、意見そのものが少ないことはある
【私のカオス対処法】
懸念とか心配を聞きつつ、話を引き出したり、あえて異なる視点の意見を言ったりして、いろいろ話しやすい環境をつくるようにしている

Justin [Translator]
意見が出ない
【私が感じるカオス】
文化圏によって自分の意見をすごく言う人もいる一方で、誰も何も発言しないこともあって、興味がないのか、意見がないのかわからないことがある
【私のカオス対処法】
発言をしやすくするために、あえて周りから「それは無いでしょ」という反応が出そうな意見を言うかもしれない

John [Engineer]
異論を恐れる
【私が感じるカオス】
前職のリーダーは、問題提起から解決策の提示まで、チームメンバーの意見を聞かずに決めていた。異論があると自分が否定されていると感じる人だった。なので、リーダーのアイディアをそのまま実装したり、私たちが考えた解決法と組み合わせたりすることが必要だった
【私のカオス対処法】
転職しました(笑) PayPayにいるリーダーを見習って、自分自身もなるべくチーム全員の意見を聞いたうえで色々検討するようにしている。新しい考えや提案を歓迎する姿勢ですね

Justin [Translator]
相手によって違う
【私が感じるカオス】
海外にいた時はちょっとでも遠回しだと「何が言いたいの?」とツっこまれたけど、日本ではストレートにものを喋ると相手が引いてしまう
【私のカオス対処法】
相手によってコミュニケーションを変えている。特に日本語の場合、相手によってどういった言葉遣いやボキャブラリーが適切かを考えてやり取りをしている

John [Engineer]
相手によって違う
【私が感じるカオス】
普段慣れているコミュニケーションの取り方からズレると、傷ついてしまう人がいる
【私のカオス対処法】
相手が求めているコミュニケーションに合わせて、話し方や提案の仕方を変えるようにしている。たとえば、自分が欲している情報のみを伝えてくれというスタンスのアメリカ人と以前仕事をした時は、求められた情報だけをダイレクトに伝えるようにしていた

Yoshimitsu [Engineer]
相手によって違う
【私が感じるカオス】
振り返ってみれば、相手が日本人であっても「それ、ダメだよね」とはっきり一言で伝えている人と、いちから丁寧に説明して結論まで導いてあげる人と、それぞれいる
【私のカオス対処法】
あまり意識はしてないけど、多分相手との信頼関係といったような関係値で自分はコミュニケーションを変えているのだと思う

Justin [Translator]
異論を恐れる
【私が感じるカオス】
アジア圏では「権威」という体裁を維持しようという傾向があるのではないか。権威側の立場の人もそうで、たとえば日本の学校を思い浮かべると、答えられない質問が生徒から出てくるのではないかと恐れている先生がいたような印象がある
【私のカオス対処法】
欧米の大学だと、教授が積極的に学生から疑問や異論をぶつけてもらって、最終的には自分の論文や研究に学生の意見を取り込んだりすることもある。権威や立場に敬意を示しつつ、むしろこのように異論を受けながらディスカッションしたいと考えている

John [Engineer]
論理的思考
【私が感じるカオス】
ぜんぜん根拠やロジックがなかったり、感情に任せるままものを話している人を目の当たりにすることがある
【私のカオス対処法】
自分が何かを提案するときは、かならず事実を調査して、データ武装をした上で喋るようにしている

Justin [Translator]
論理的思考
【私が感じるカオス】
英語でネット検索すると、専門サイトや論文が上位に表示されるのに対して、日本語で検索するとブログや知恵袋が上位に表示される。それを見ると、研究で導き出された事実よりも人の意見を信じる傾向があるように感じる
【私のカオス対処法】
疑問を持つことは良いこと。それを踏まえたコミュニケーションをとっている
「ワークライフバランス」で感じるカオス

Amogh [Engineer]
相談する
【私が感じるカオス】
前職には、週末しか家族との時間を過ごせない、と言っている同僚が結構な数いた
【私のカオス対処法】
平日も家族との時間を確保できるよう、チーム内で事前に相談の上、時間調整ができるようにしている

Ashwini [Engineer]
相談する
【私が感じるカオス】
まだオフィス出社時代の頃、本番環境でテストをするために、午前1時〜5時のシフトに入ったことがあった。深夜にオフィスに行くことには抵抗がありました
【私のカオス対処法】
不満があっても何も言わずに続けている仲間もいましたが、私は正直に上司に相談しました。結果、このシフトから外してもらうよう調整をしてもらえました

野地さん [HR]
時間を意識する
【私が感じるカオス】
採用業務に携わっていた時期は、多種多様な面接に参加しており、自分だけの都合で予定を決めることが難しかった。結果、拘束時間が増えた
【私のカオス対処法】
自分で仕事のペースをコントロールできる環境を整えるようにしている。決まった時間のなかで、いかに仕事を迅速にこなせるかも意識しています

Amogh [Engineer]
時間を意識する
【私が感じるカオス】
前職で、朝9時から夜11時まで仕事三昧で、ちゃんとした食事もとれず、運動もできず、といった毎日が1年以上も続いたことがあった。社会人になったばかりで、こういう働き方が自分にどういう影響を及ぼすのか分かっていなかったんですよね
【私のカオス対処法】
転職しました。(笑)何が「普通」か知らなかったので、別の職場を経験することで視野が広がった

Ashwini [Engineer]
時間を意識する
【私が感じるカオス】
すごくタイトな締め切りがあると「ワーク」と「ライフ」を切り離すのが難しい。以前担当したプロジェクトでは、忙しさにかまけて食事もろくにせず、心身ともに疲れ切ってしまった
【私のカオス対処法】
「ワーク」と「ライフ」を切り離すのって、「Me time」(自分の時間)を大切にすることだと思う。今は業務が終了したら、上司からスタンバイの指示が出てない限り、会社の携帯は見ない。Me timeには料理をしたり、本を読んだり、外出したりと、自分の好きなことを満喫してます

野地さん [HR]
時間を意識する
【私が感じるカオス】
PayPayではないですが、昔は週末にも連絡がよく入って、対応していました
【私のカオス対処法】
オンとオフを意識的に区切る。業務が終了してからは、なるべくメールやslackを見ないようにして、その分オンの時は業務に集中します

Amogh [Engineer]
時間を意識する
【私が感じるカオス】
私はソフトウェア開発が大好きで、仕事でもあり、趣味でもある。だからかな、仕事が終わっても、取り組んでいる課題についてずっと、延々と考えちゃうんです
【私のカオス対処法】
対処法と呼べるかは分からないけど、子どもができて、家族の時間は家族の時間として集中するようになった。いくら好きなものでも、どこかで意識的に線引きをすることが大事

Ashwini [Engineer]
時間を意識する
【私が感じるカオス】
時差を考慮した予定設計ができていないとき。そもそも顔を合わせるだけでも大変で、要件を伝えたり、認識を合わせるのにとても工数がかかった
【私のカオス対処法】
結局現地に何週間か出張して対応しました(笑)

Amogh [Engineer]
在宅勤務
【私が感じるカオス】
在宅勤務は新しい仕事のスタイルで、「ワーク」と「ライフ」の切り替えに手こずった
【私のカオス対処法】
切り替えには練習が必要。例えばslackのメッセージは業務時間外はチェックしないように自分にリマインドしている。練習の甲斐あって、随分上手に切り替えができるようになりました!

Ashwini
在宅勤務
【私が感じるカオス】
小さい子供がいるので、在宅勤務をしていると仕事に集中するのが難しいことがよくある
【私のカオス対処法】
夫と交代で子どもを見たり、夜になって子どもが眠ったあとに業務をしたり、仕事に集中できる時間をつくるようにしている
「NO」と言えない日本人

Harsh [Engineer]
情報整理
【私が感じるカオス】
ほんとうは調整や断念が必要なことでもNOと言わず、ぎりぎりになって「できない」ってなったりする
【私のカオス対処法】
「できる・できない」と「がんばる」は明確に分けて考える

Jonathan [IT Control]
情報整理
【私が感じるカオス】
ゴールや障害物を認識できていないために「NO」を言えない場合がある
【私のカオス対処法】
相手に「これが期待値/ゴール」としっかり伝える。ゴール未達の人がいれば、その旨伝える。未達だよと伝える行為に慣れる。こうしたコミュニケーションは互いにどうすればよかったのかやネクストステップを話すことができる貴重な機会

Chizuko [Business]
情報整理
【私が感じるカオス】
情報の共有不足などにより、自分が遅れたら誰に影響があって、全体にどう影響するのか俯瞰できず、業務上の判断ができないことがある
【私のカオス対処法】
やっぱり情報共有とゴール設定。期日だったり、数字だったり、リリースだったり、全員に共通する情報とゴールを設定してコミュニケーションする

Harsh [Engineer]
縦の関係
【私が感じるカオス】
上司に「NO」を言えない
【私のカオス対処法】
上司であっても「NO」と言っていい時はある。とくに新人にはこれを伝えてます

Jonathan [IT Control]
正直に伝える
【私が感じるカオス】
ざっくばらんに「NO」を言える環境がない
【私のカオス対処法】
ポジティブ・ネガティブに関わらず、正直なコミュニケーションを容認する姿勢。職場では相手に好かれたいと思って行動を起こすのではなく、結果的に尊敬されることを実践するのが大事

Harsh [Engineer]
正直に伝える
【私が感じるカオス】
「NO」含め、批判的なフィードバックを言うことが、日本的な雰囲気のなかでは言いにくいことがある
【私のカオス対処法】
「次回はもっとこうしてください」「もっとよくやってください」「これも考慮してください」とフレンドリーに言う

Taiki [Business]
美徳
【私が感じるカオス】
大丈夫ではないのに「大丈夫です」と言ってしまう人がいる。
【私のカオス対処法】
本当に大丈夫か気になった時は「何か課題ある?」「困っていることある?」と聞いてあげる

Chizuko [Business]
美徳
【私が感じるカオス】
「YES」も「NO」もはっきり言わない日本文化。「すごい好き」「すごいgood」「すごいbad」とかがあまりなくて、中間のグレーな表現が多い。そういう曖昧表現をくみ取るのは、日本人同士でも難しかったりします
【私のカオス対処法】
「これってできてる?」「これって本当にNOなの?YESなの?」って迫ってみる。それを一回やると、意思表示をすることの大事さを気付いてくれる気がする

Chizuko [Business]
正直に伝える
【私が感じるカオス】
改善を目的とした批判的なフィードバックを伝える文化がない
【私のカオス対処法】
具体的に話すのが一番わかりやすい。「この前こんなことがあったよね、結果よくないことになったよね。それってなんでだっけ?一緒に考えてくれない?」という感じで、相手に次に何をすべきかの提案をお願いする。ネガティブフィードバックは人を対象とせず事柄を対象におこなう
「フィードバック」で感じるカオス

Harsh [Engineer]
頻度
【私が感じるカオス】
適切なタイミングでのFBがまれ。例えば半年前のことを今FBされても思い出せないよね
【私のカオス対処法】
相手が内容を忘れないうちに即座にFBすることが大事。そうすれば相手にきちんと理解してもらえるから

Jonathan [IT Control]
空気を読む
【私が感じるカオス】
「空気を読む」と意味がとても曖昧になってしまう
【私のカオス対処法】
「それでOK」「それじゃダメ」というのをはっきりと告げる。もしくは「次回はこうすればよくなる」を伝える。伝えるのはいつでもOK。FBは成長や改善を促すための建設的な手法であるとともに、チーム内外で効果的にコラボレーションを進める方法でもあると思う

Harsh [Engineer]
不慣れ
【私が感じるカオス】
上司や同僚、部下からのFBに慣れている人があまりいない
【私のカオス対処法】
上司や同僚と、良いFBも悪いFBも正直に話せるような関係性をつくることが大事だと思うな

Taiki [Business]
不慣れ
【私が感じるカオス】
FBを個人攻撃ととってしまう人もいるのかも
【私のカオス対処法】
FBする時は、人格でなく事柄や行動に対してFBするようにして、個人攻撃にならないようにするのがポイントだと思ってます

Harsh [Engineer]
不慣れ
【私が感じるカオス】
FBをする時に、必要以上に言葉に気をつけたり、直接言わずに質問をして引き出したりが必要
【私のカオス対処法】
FBを頻繁に与え/受けることで、傷つく必要がないことをお互いに理解して、FBという行為に慣れていけるといいと思う
「ミーティング」で感じるカオス

Chizuko [Business]
ファシリテーション
【私が感じるカオス】
会議が長い人ってみんな、こういう問題ありますけど、どうですか~?って聞くだけの会をしがちですよね
【私のカオス対処法】
問題を解決するための会議進行を心がけてます

Jonathan [IT Control]
ファシリテーション
【私が感じるカオス】
会議のなかで資料を読みあげる必要ってないですよね
【私のカオス対処法】
資料は事前に目を通しておくという前提で、会議ではアクションポイントにフォーカスして議論をしています

Taiki [Business]
決定権と参加判断
【私が感じるカオス】
トップダウンが強いと、個々人の意思/課題共有が難しいことも多い気がします
【私のカオス対処法】
ミーティングに出ている人が決定権を持てるといいですよね

Harsh [Engineer]
決定権と参加判断
【私が感じるカオス】
日本では、全員が参加するまで会議を続けていたりしませんか?
【私のカオス対処法】
自分が本当に関係している案件の会議、もしくは自分に色々と決定権がある会議にだけ参加するようにしてます

Harsh [Engineer]
失敗すること
【私が感じるカオス】
日本だと失敗しない「安全」なアプローチをとりがち。で、その結果すぐに決定を下すのが難しくなっている気がする
【私のカオス対処法】
間違った判断をしたり間違えてもOKだから、とにかく決定/アクションを進めていくべきじゃないかな

Linsai [PM]
他のカルチャーを知る
【私が感じるカオス】
日本では的外れなことを言っている人がいても、誰もきついことを言いたくないから、はっきりと指摘しなかったりしませんか?
【私のカオス対処法】
私は変なことを言ったらすぐ指摘されるというカルチャーに慣れてますが、さりげなく疑問を投げかけて問題を認識してもらうようにしてます

Chizuko [Business]
他のカルチャーを知る
【私が感じるカオス】
日本の企業は終身雇用がまだまだあるから、自分の会社のカルチャーしか知らない人がいますよね
【私のカオス対処法】
PayPayにはせっかく色んな国籍の人がいるんだから、会議の効果的なスタイルを紹介しあって各自取り入れたらどうかな

Taiki [Business]
他のカルチャーを知る
【私が感じるカオス】
日本だとOJTが強かったりするので、いろんな会議の方法を学ぶ機会が少ないですよね
【私のカオス対処法】
いろんな形の会議やファシリーテションの形を勉強することで視野が広まります