2020年。コロナウイルスの影響で、世界の在り方が一変しました。
PayPayでも、勤務形態が突如テレワークに切り替わり、これまで対面でやっていた業務をすべてオンラインに移行するなど、メンバーは対応に追われました。
今回は、採用面接の形が変わるなど大きな影響を受けたPayPay採用チームを代表して、金村ゆきえさん(Yukie Kanemura)、アントン・トド(Anton Todo)さんに、採用プロセスがどのように変化し、また、現場はどう対応してきたのかを聞きました。

まさかのアクシデント発生
もともとエンジニアについては世界から採用をしていて、コロナ以前からオンラインでの面接をしていたので、あまり大きな影響はありませんでした。
ただ、「オフィスを見てみたい」、「実際の就業環境を見てみたい」という要望に応えられなかったため、会社の雰囲気やオフィスの環境を口頭で説明するなどの対応をしていました。この点については、どこまでお伝えすることができたのか、少し難しさを感じました。
また、入社初日に提供している入社オリエンテーションについては、コロナ禍でオフィスでの開催ができなくなったため、急遽オンライン対応に切り替えることになりました。
入社予定の社員宅にPCを配送し、オンラインで入社オリエンテーションに参加した直後から業務をスムーズに開始できるよう、社内システムに入るための環境を整えるなどの準備はもちろん、部門メンバーとの顔合わせなど、実際に出社しないことで感じるストレスを少しでも減らせるよう、入社オリエン後の部門への受け渡しをZOOM上で確実に行うなどの工夫をしました。
最大のアクシデントは、海外にいる内定者が来日できなくなったことです。現地での外出制限の影響で、ビザの発行手続きも停滞。これにより、大幅なプロセス遅延や都度発生する状況確認など、先の読めない状況下での判断や前例のないサポートなど、多くの苦労を味わうことになりました。
逆転の発想…からの、成功
直前まで入社予定だった方たちが来日不可になったということは、お互いにとって不幸なことですが、相手がウイルスでは仕方ありません。
そこで急遽、国外ではなく、国内候補者の採用強化に方針を転換しました。幸いと言っていいのかわかりませんが、今年のゴールデンウィークはコロナ禍で、誰もが外出自粛をしていたため、「だったら家で出来ることをやろう」という逆転の発想で、ゴールデンウィーク中に丸一日かけたオンライン採用イベントを実施しました。
普段は自分の業務が忙しく、なかなか面接の時間が取れないマネージャーたちにも、「一日だけ、オンラインならできますよね!」と無茶を言って、通常であれば日を変えて行なう選考や面接といったプロセスを、可能な限り一日の中でスピーディーに進めることにしました。
面接官とのスケジュールがうまく調整できた候補者の中には、その日のうちに内定を出せたケースも生まれ、候補者にとっても選考する私たちPayPayチームにとっても、ハッピーな結果となりました。
今回は、いわゆる逆転の発想が功を奏した結果となりましたが、普段とはまったく違う選考プロセスに踏み切ったことで、新たな活路を見いだせた気がします。オンライン面接だと、候補者も選考官も時間と場所に縛られないのがメリットだとわかったので、今後もこういった積極的なチャレンジを続けながら、採用を強化していきます。
コロナ禍の不安を払拭するための工夫
「コロナでこれからどうなるのかよくわからない」という不安は、今、世界中の人が共通で持っている感情だと思います。そのため、候補者には、「そうした不安はあって当然」、「みんな同じ状況だから大丈夫」ということ伝えながら、PayPayでも、その前提でオンラインによる入社オリエンテーションや採用選考会イベントなどへの前向きな取り組みを積極的に行っていることを伝えるようにしていました。
たとえば、コロナ以前のPayPayにはテレワークの制度がなく、いざテレワークが本格化するにあたって、私たち自身も若干の不安があったのですが、「やってみたら意外といけるよね」というような新しい発見もありました。もちろん、離れていることでコミュニケーションコストがかかるなど新たなチャレンジはありましたが、まさに“案ずるより産むが易し”を実感したことで、「必要以上に不安にならず、前に進むしかない」、「意外と何とかなるものだし!」ということを、実感をもって候補者にコミュニケートできたのではないかと思います。
候補者から、「それを聞いてちょっと安心した」、「まだ不安はあるけど、一緒にチャレンジしたいと思えた」などの声をいただけた時はとても嬉しかったですね。
採用チームはこれからも、候補者の背中を押してあげる存在であると同時に、一緒に困難を乗り越えていく“仲間”でありたいと思っています。
恐れずにチャレンジすれば、きっと道は開ける
最後に、まさにこのコロナ禍でPayPay採用チームに加わったアントン・トドさんに話を聞きました。
「私は今年の5月にグループ会社からPayPay採用チームにジョインしました。コロナ禍で新しいタスクを始めることにいろいろと不安はありましたが、それを乗り越えて、今PayPayの採用チームのメンバーとして仕事が出来ることに喜びを感じています。
グループ内で異動した私ですら大きな不安があったのですから、転職という、人生の貴重なステップを決断するにあたっていろいろな不安がよぎるのは当たり前です。特に、昨今の状況下では、日頃以上に“転職”という山を登ることは困難で、壁を感じてしまっても不思議はありません。
PayPayでは採用チームの全メンバーが、こちら側からみなさんが壁を乗り越えられるようしっかりとサポートしています。もし、人生最大の冒険をする準備が整っているなら、この状況を恐れずにチャレンジしてみてください。私にもできたのですから、みなさんもきっと大丈夫です。」

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