PayPay Inside-Out People and Culture

新PayPay副社長 安田正道さんに訊く

2021.12.21
安田 正道

安田 正道(やすだ まさみち)

PayPay株式会社取締役副社長執行役員COO / PayPay株式会社金融事業統括本部 本部長

1983年
東京銀行 入行
2009年
三菱東京UFJ銀行 執行役員 ユニオン・バンク派遣
2011年
同行執行役員 国際企画部長
2014年
同行常務執行役員 市場部門副部門長
2015年
三菱UFJフィナンシャル・グループ取締役 執行役常務CRO(Chief Risk Officer)兼 同行常務取締役CRO
2017年
同フィナンシャル・グループ取締役 執行役専務CRO
兼 同行専務取締役CRO・CCO(審査担当・Chief Credit Officer)
2019年
同フィナンシャル・グループ執行役専務市場事業本部長
兼 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 取締役副社長 市場商品本部長
2021年
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 顧問
2021年
PayPay株式会社 顧問
2022年
PayPay株式会社取締役副社長執行役員COO(現職)

初めまして。これまでのご経歴を教えてください。

PayPayには10月1日に入社したばかりです。

PayPayの前は三菱UFJファイナンシャルグループ(MUFG)に30年以上在籍していました。MUFGはいくつかの銀行が合併して出来たファイナンシャルグループですが、僕はそのうちの一つの東京銀行という国際業務に強い銀行に入りました。銀行ではいくつかの業務を経験しましたが、特に長かったのは、マーケットを相手にする市場業務です。若い頃は為替などのトレーダーもやっていましたし、証券業務も経験しました。

PayPayに入る直前まではMUFG全体の市場業務の責任者でした。海外で合計10年間勤務しました。ロンドン、ニューヨーク、サンフランシスコで勤務し、マーケット業務や買収先の米国地銀での経営に携わりました。 財務企画やリスク管理も経験し、市場業務の責任者になる前はMUFGのリスク管理の最高責任者(チーフリスクオフィサー)を4年ほど務めました。

PayPayでどんなことができると面白いとお考えですか?

いわゆるユーザー目線で新しい最良のサービス提供を考えて実現することですね。 これはどの金融機関でも考えることですが、PayPayにはデジタルを活用したプロダクトの開発力や、加盟店を開拓する圧倒的な営業力という武器があります。こうした強みを活かせれば、他の金融機関にない新しい金融モデルを作ることができると思います。

安田 正道

PayPayでの役割を教えてください

2022年1月1日付で副社長に就任しました。これまでの経験を活かして金融戦略とか、財務、リスク管理などの分野で、PayPayの成長のお役に立ちたいと思っています。

PayPayのいいところ、入って驚いたことはどこですか?

PayPayに入って驚いたのは、プロダクト、システム開発の多くを内製化していることです。スピードの観点、コストの観点から、これはかなりのアドバンテージになります。外部のベンダーを入れてシステム開発をすると、どうしてもブラックボックス化しやすい課題があります。海外の提携先の先行事例をいち早く採り入れられる環境も強みですよね。会社の規模は大きくなりましたが、カルチャーとしてはベンチャーの精神が息づいており、これがPayPayの良さでありこのマインドをなくさないようにしたいですね。

もう一つのポジティブサプライズ

みなさんが「UIUX」を常に意識して、経営会議などでも侃侃諤諤の議論をすることです。オープンでフラットな議論がいつも行われています。

多様性もきわめて重要だと思う

システムやプロダクト開発に海外の社員が多く携わっていたり、PayPayにジョインする前にいろいろな経験を持った人がいたり、そのような多様性も大きな強みになると思います。

金融でやりたいことがある人へのメッセージを

先日開催されたイベントでも話していますが、金融で新しいことにチャレンジしたいという人にとってはすごくやりがいがあると思います。フィンテックの分野ではすでに競争が始まっていますが、新しい金融モデルをつくりたい人や、スピード感をもって変化を起こしたい、そういう希望を持った人が入ってくるといいですね。経験を積んだ人、これからの若い人、いろいろな人がどんどん入ってきてくれるといいなと思います。

現在募集中のポジション

協力:Masamichi Yasuda / 執筆・編集:Az(PayPay Inside-Out編集部)/ 撮影:Tak
※社員の所属等は、取材当時のものです。