PayPay Inside-Out People and Culture

Tech Talks vol.13 – iOS Engineer

2022.02.17

Tech Talksについて

Tech Talksシリーズは、PayPay Techチームのモノづくりへの姿勢や雰囲気を、世界約40カ国から集まった個性豊かなプロダクトメンバーたちの声を通してダイレクトにお伝えしていきます!今回はiOSチームのSuinさんにご登場いただきます。

※この記事は翻訳記事です。原文はこちらから

Suin (Chia Hsun Tung)

Consumer iOS Team

2020年の3月3日にPayPayにジョインしたので、勤務開始してからもうすぐ2年になります。入社以来ずっとPayPayのコンシューマー向けのiOSのアプリの開発を担当してきました。現在はiOSチームのテックリードをしています。

現在の仕事の内容

iOSエンジニアとしての主な仕事は、新しい機能の開発と不具合の修正です。PayPayではとても自由な環境で開発ができる上に、継続的な改善をカルチャーとして推進しているので、誰でも機能開発に参加できますし、提案することもできます。入社以来、たくさんの機能を開発してきました。ホーム画面上でカードを回転させる機能や、ウィジェット機能などはその一例です。最近になってテックリードに昇進したので、参加すべき会議の数が増えました。テックリードとしては主に開発プロセスやアーキテクチャを見ています。

直近のテクニカルチャレンジ

前職では、何かいい考えが浮かんだとしても大規模な変更を加えるのは怖いので、実際にそれを実装するとなるとみんなが尻込みをしてやらないということが多かったのですが、PayPayではこういう風にしたいと思ったら躊躇することなく実行に移しています。

数か月前、ユニットテストのカバレッジを、ある一定のところまでもっていくという作業を担当しました。現行のアーキテクチャではユニットテストをフルで実施するのが無理なため、大掛かりな変更を加える必要があり、かなり苦労しました。第一段階としてまずユニットテストを完全に実施できるアーキテクチャを開発し、かなりの工数をさいて既存のプログラムをリファクターする必要がありました。様々な検討を重ねてアーキテクチャを決定し、プログラムを再構築し、DIを使用してテストを書きました(何百万人ものユーザーが使用しているアプリに大胆な変更を加えていくため、かなりのプレッシャーでした)。

次に不具合を避けるために、開発とテストのプロセスを設定し、旧コードと新コードを切り替えられるようにし、アプリの移行が円滑に進むようにしました。エンジニアの皆さんの努力のおかげで、当初の目的を達成することができました。頼りになるテストチームの皆さんがいてくださったのも、成功の一因だと思います。

今後チャレンジしたいこと

開発プロセスとアーキテクチャに変更を加えていくことに興味があります。あとはより便利な機能を開発することにも挑戦していきたいです。

Suinさんのある一日

大体いつも10時に業務を開始します。PayPayでは日本中どこで仕事をしてもOKなので、起床時間は、その日にどこで仕事をしたいかによってまちまちです。例えば、渋谷で仕事をしたければ早めに起きるといった感じです。朝まずその日のスケジュールをたてます。

在宅勤務しているため、認識合わせのためには細かな部分まで話を詰める必要があり、そのために色々な会議を設定しています。アプリチームは毎朝シンクアップの会議を主催しているので、まずこちらの会議に参加します。会議後、コードやプルリクエストのレビューに取り掛かりますが、私たちのチームはメンバーが多いため、結構な数のプルリクエストをチェックする必要があります。その後はバックログを確認しながら、機能開発や不具合の修正をします。またこうした作業をしながらもslack上にiOSに関連した質問や不具合の報告が上がっていないかに目を光らせ、自分が回答できるものは回答するようにしています。現在はテックリードでもあるので、常にアプリで何か改善できることはないかを模索しています。

PayPayのiOS開発で特筆すべきは、毎週新しいバージョンをリリースしている点です。毎週リリースしているので、開発、実装、テスト、リリースに割ける時間は限られていて、毎日のスケジュールがかなりタイトなものになりますが、とても充実しています。

私のチームでは週次でみんなで情報を交換する場を設けています。新しい機能のことだったり、最近知った技術に関する情報だったりを共有しています。別にiOSに限った情報である必要はありません。こうしたナレッジを公開して皆さんに役に立てていただくことも可能です。またこの場を使って開発の構成やプロセス、テストなどに関して議論することもできます。

時々、チーム全体でWeWorkのオフィスに出社して一緒に仕事をすることもあります。仕事が終われば、WeWorkから無料で提供されるビールを片手にみんなでワイワイ歓談します。こうした場は、お互いのことをよりよく知る絶好の機会です。

これまでのキャリア

実は日本の企業に勤めるのはPayPayが初めてですが、これまでに色々な分野で経験を積んでいます。企業用のERPシステム、台湾の株式・金融セクターで一番人気のアプリ、世界で一番人気のLGBTの方々専用のデートアプリなどの開発に携わってきました。

入社のきっかけ

入社前から、日本にはよく旅行で来ていて、色々なお店でPayPayのロゴを目にしていました。入社を決めた一番の理由は、自分が作ったアプリを多くの人が実際に使っている様子を目にすることができる、自分が作ったアプリが人々の生活をより便利なものにしているということを実感できるという点でした。私のようなiOSのエンジニアにとっては、PayPayの認知度の高さとユーザーの多さはやはり大きいですね。

また、プロダクト本部には世界中から人が集まってきているので、様々な経歴を持つ優秀な方々と一緒に仕事をすることができるという点も魅力的でした。日々の業務を通じて、異なる考えや経験から色々なことを学び、課題を乗り越え、達成感を味わうことができるのです。

上記に加えて、社員は色々な場所で仕事をすることができます。これは旅行好きの私にとってはピッタリの働き方です。何しろ自分の気分に合わせて仕事をする場所を選ぶことができるのですからね。例えば、スキーの季節にはスキーリゾートに居を構えてそこで仕事をすることも可能なわけです。東京にあるWeWorkは、十か所以上制覇しています。

これからPayPayを受ける人へのメッセージ

日本のアプリランキング一位の常連で、何百万人ものユーザーがいるアプリを開発するチャンスです。

PayPayではちゃんと仕事をすることが前提ですが、WFAの制度を利用して働くこともでき、毎日の気分や季節、旅行の計画に合わせて仕事をする場所を変えることができます(違う場所で仕事をすると、その地域ならではの食べ物を見つけることができて、とても楽しいですよ)。様々な国や文化の人々と一緒に仕事をすることもできます。

PayPayでは面白いことに色々とチャレンジすることができますし、充実した毎日を送ることができます。PayPayのアプリは今や日本全体を変えようとしています。PayPayにジョインすればそんなアプリの開発に携わることができるのです。素晴らしいアイディアをお持ちの方をお待ちしています!

現在募集中のポジション

執筆:Suin / 監修:Mune / 編集: Az
※社員の所属等は、取材当時のものです。