Around the World with PayPayは、PayPayで働く約40カ国から集まっている外国人社員に出身国と日本の比較について聞く“FROM OUTSIDE”(第1木曜日)”とPayPay社内での経験について聞く“FROM INSIDE”(第2金曜日)”の2部構成で成る人気シリーズです。
前回に続いて今回はバングラデシュ出身のルヒン モハメド ライハンさんが登場です!
これまでのバックナンバーと合わせてお楽しみください。
※この記事は翻訳記事です。原文はこちらから

Ruhin Mohammad Raihan(ルヒン モハメド ライハン)
バックエンドエンジニア
日本在住歴:4年
ひとこと: “人生を最大限に楽しむか、退屈な毎日に悶絶するか。選択肢は自分にある。”
バングラデシュで主流の決済手段は?
bKash(昨年11月にソフトバンクがbKashの20%の株式を取得)、Rocket、Nagadなどからもおわかりのように、バングラデシュはMFS(モバイル金融サービス)セクターの先進国です。
プリペイドカードの残高チャージや送金(特に都会で働いて、村に住む家族に送金する人たちに重要!)、コード決済などへのニーズによって爆発的に普及しました。
今では請求書払い、ローン、保険、DPS(預金年金制度)など、さまざまな金融サービスが提供されています。ただMFSは普及していますが、クレジットカードは安全上の理由からほとんど使われていないんです。クレジットカードに比べるとデビットカードの方が好まれてきましたが、最近はその状況も様変わりしてきていますね。
なぜPayPayにジョインしたのですか?
以前からFintech領域でのキャリアを視野に入れていました。
数年前にkyashと出会って感動していた頃、日本はまだまだキャッシュ志向が強く、他の先進国に比べてかなりキャッシュレス化が遅れていました。そこで日本社会のキャッシュレス革命のため、幅広い人にサービスを提供したいと思ったのです。それにしても、そこからのPayPayのスピード感と追い上げには本当に驚かされています。グローバルな職場環境もPayPayを選んだ理由のひとつです。
PayPayで働いていてベストなところは?
いろいろありますが、一番はWFA (Work From Anywhere at Anytime)と、仕事の合間に短い休憩が取れる柔軟なワークカルチャーでしょうか。入社前はあまりメリットを感じなかったのですが、今ではワークライフバランスを保つためにとても役立っていると感じています。今、私たち夫婦は盛岡に滞在していて(妻の博士号取得まで一緒)、今年後半には東京に戻る予定なのですが、こうした移動もWFAのおかげで可能になっています。
また、面白いことに、WFAによって自分の生産性も上がったと感じています。さらに良かったのは、私のチーム「FinnetKYC」です。個人的には「リーダープロデューサーチーム」と呼んでいるのですが、FinnetKYCのメンバーの多くが他チームのテックリードに昇格しているんです。これは、意思決定がフラットな文化であるためで、リーダーは皆の意見を考慮するだけでなく、意思決定にもっと参加するようメンバーに促しています。私のチームだけでなく、プロダクトチーム全体のスピードと献身的なレベルには(特に昨年12月のlog4jの問題で)感心させられました。一緒に働くことが幸せだと感じられる職場、そして仲間たちばかりです。
日本とバングラデシュの働き方を比べると何が違う?
私の国では、企業は金曜日から週末、政府機関でも土曜日は休みというのが普通なんです。それというのも、金曜日は正午にジュマと呼ばれる特別な礼拝があるため、イスラム教徒にとって重要な日という背景があるんです。
PayPay社内のコミュニケーションはどう?
チーム内のコミュニケーションは、ほとんど英語で行います。今ある課題や将来起こりうる問題をチーム内で共有し、それを克服するためのさまざまなアイデアを提案し合うプロセスが大好きです。タスクの優先順位は、主に毎日のチーム会(Daily sync.)で話し合って決めています。
PayPayでの一日はどんな感じ?
- 9:30-10:00
- 起床。ニュース(NHKとスマートニュース)をチェックしながらコーヒータイム
- 10:00-12:00
- Slackチャンネルで至急案件が起きていないか確認をして、通常業務を開始
- 12:00-13:00
- ブランチ
- 13:00-19:00
- チーム会(Daily sync.)に立って参加。座り姿勢で長時間過ごさないよう、ミーティングの時は立つようにしているんです。午後は日によって休憩を入れたり、所要を済ませたり、腕立て伏せをして過ごします。仕事中デスクにはスナックをおいています。
- 19:00
- ログアウトして業務終了。予定タスクが完了すれば6時にログアウトすることも。
日本におけるPayPayの一番の影響は?
最大の影響は、長らく現金に馴染んできた日本の人々に、それを上回るキャッシュレスの優位性を納得してもらえることでしょう。PayPayは若い人だけでなく、年配のみなさんにも人気がありますが、その「シンプルさ」「便利さ」が、短期間のうちに日本中の人々に受け入れられたのだと信じています。

PayPayで働きたいと考えている人へ何かメッセージはありますか?
スピード感を持って成長したい、真にグローバルな環境で働きたい、日本と世界のキャッシュレス化に貢献したい、そんな思いをお持ちの方は、ぜひ一緒に働きましょう。
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※募集状況は取材当時のものです。
協力:Ruhin Mohammad Raihan / 執筆:Anton & Az / 編集:Az (PayPay Inside-Out編集部)
※社員の所属等は、取材当時のものです。