Tech Talksについて
Tech Talksシリーズは、PayPay Techチームのモノづくりへの姿勢や雰囲気を、世界約40カ国から集まった個性豊かなプロダクトメンバーたちの声を通してダイレクトにお伝えしていきます!今回は、Finnet Services & Bill PaymentチームのHarvey Chengさんにご登場いただきます。

Harvey Cheng(ヂォン ハーヴィー)
Backend Engineer / バックエンド エンジニア
プロダクト本部のバックエンドエンジニアとして、「Finnet Services & Bill Paymentチーム」というプロダクトラインのバックエンドチームに所属しています。私が2021年1月16日にPayPayに入社して、もうすぐ1年半が経ちます。
※この記事は翻訳記事です。原文はこちらから
現在の仕事内容
外部金融機関接続、請求書払い、KYCを扱うバックエンドチームのテックリードの役割に加えて、KYCチームのサブリーダーも務めています。
各プロジェクトのシステム設計、品質保証、改善、そしてプロジェクトマネジメントの一部を担当しています。 コーディングにはひと月の1〜2割程度の時間を費やしています。

直近のテクニカルチャレンジ
PayPayはスピードが速く、短期間で多くのことを達成してきました。
次のチャレンジは、ナレッジをどう管理し、システムのメンテナンス性をどう高めていくかです。
一例を挙げると、 数カ月前、大量データを暗号化するマイグレーションを行いました。移行は問題なく簡単に終わりましたが、対応方法に関するナレッジは一部の人にしか残りませんでした。さらに残念なことに、その対応の詳細な情報が無くなってしまったため、古いデータをどう暗号化したのか誰もわからなくなり、古いデータと新しいロジックとの互換性がなくなってしまいました。
そこで、プラットフォームチームのメンバーと相談したり、他のチームの人にも確認してもらったりして回避策を決め、この問題を解決しました。この状況を改善するため、ドキュメントをどんどん更新し、使用した技術に関する知識をチームメンバー全員で共有しました。「背景」「対応方法」「トレードオフ」「潜在的リスク」「情報を全員で共有する」ということが、記録を残す際に重要なポイントであると決めました。これにより、その業務に携わったことのないメンバーにも関連する仕事を任せていけるようになりました。
今後チャレンジしたいこと
今はまだ一部の機能しか担当していないので、今後はテックリードとして、自分のチームが担当する機能についての知識をもっと理解する必要があります。
PayPayには様々な機能があるので、全体のアーキテクチャやデザイン、リソース管理などを考えられるようになることは、非常に興味深く、やりがいのあることだと思います。
一般社員かリーダーかといった立場に関係なく、いろんなチームと一緒に機能全体を担当する機会を得ていきたいと考えています。
Harveyさんのある一日
健康的な働き方をしたいと思っているので、できる限り昼間に仕事をして、夜はなるべく仕事をしないようにしています。
- 1
- 朝8時半ごろ起床
- 2
- シャワーを浴びた後、朝9時ごろ自転車で仕事スタート
- 3
- コーヒーを飲んだ後、Slackでメッセージをチェックし、その日のタスクを把握
- 4
- 問い合わせ対応から始まり、Pull Requestのレビューや進捗確認
- 5
- 午後1時からバックエンドメンバーとのdaily syncupに参加
- 6
- ログオフしてからジムへ
テックリードとして、ミーティングに時間を取られることが多いです。通常のプロジェクトとは別に入ってくるタスクも多いので、朝10時から午後6時までの間にそうした業務を行なっています。
一週間のスケジュール
- 他のテックリード達との進捗確認を30分行ない、スケジュールと資料を確認
- 30分のレビューとスプリント計画
- 30分〜1時間、プロジェクトの進捗をプロダクトマネジャーと確認
これまでのキャリア
PayPayに入社する前は、台湾で様々な分野の仕事をしていました。ベンチャー企業の通信サービスプロバイダー、GIS製品の現地法人、通信・銀行を中心としたシステムインテグレーター、台湾最大の市場を持つEコマース会社、ギャンブル関連の企業などで働いていました。
開発者からテックリードまで、小さな会社でも大きな会社でも、技術系と非技術系の会社で様々な役割を担い、様々な種類のビジネスチームと協働してきたことで、ビジネス、技術、マネジメントのバランスの取り方を学びました。
入社のきっかけ
何年も前に初めて日本に来たとき、日本の人々の働く姿勢に衝撃を受けたんです。こうした在り方が素晴らしい環境を作っているんだなと実感しました。ですので、その日本で仕事ができるチャンスがあったらいいなとずっと思っていたんです。
ただ一方でオープンな環境の会社で働きたかったですし、日本語も話せないですし…。 それに何より、お金だけのためにコーディングするのではなく、自分自身も使うような便利なプロダクトのために働きたいと思っていたんです。
これらを全部踏まえた上で、PayPayは私が日本で働く最良の選択だったと思っています。
PayPayで働く魅力
- 組織が若く、伸びしろが大きいこと。PayPayにはたくさんの新機能があるので、常に新しい課題も出てきます。退屈する暇はないですし、常に自分のスキルが試されています。
- 自由なカルチャー。PayPayのプロダクトチームでは、英語がコミュニケーションの公用語になっていますし、いろんな国や文化圏のメンバーがいて、様々な考え方を学ぶことができます。
- PayPayの力強いビジネスには、大量のトランザクションに対応できる技術的にしっかりしたシステムが必要であること。
- 働く場所は快適なオフィスでもリモートワークでもOKですし、各地にサテライトオフィスもあります。
これからPayPayを受ける人へのメッセージ
大きなポテンシャルがある市場、とても便利なプロダクト、それを支える大規模システムと、確かな技術スキルを持ったメンバー。そしてそれらは今もハイスピードで成長しています。
プロダクトチームでは言葉の壁もありませんので、どんな国の人でも仲間に加わってほしいと思いますし、多様な働き方ができます。
きっとやりたいことが見つかると思います。
現在募集中のポジション
※募集状況は取材当時のものです。
執筆:Harvey / 監修:Mune / 編集: Az / 翻訳:Language Communication Team / 翻訳編集:Justin
※社員の所属等は、取材当時のものです。