PayPay Inside-Out People and Culture

Design Chit-Chat vol.7 – Aerin Riangkruar

2022.06.27

Design Chit-Chatについて

今やユーザー数4,700万人という国民的サービスとなったPayPay。そのモノづくりを語る上で欠かすことのできないのが、世界約40の国と地域から集まった個性豊かなプロダクトメンバーたちの存在です。グローバルレベルの技術スキルを持つメンバーが集結し、互いの考え方の「違う部分」や「共通 部分」を一人ひとり、ひとつずつ理解していく過程で、これまでになかった考え方やアプローチ、アウトプットを生み出すことができるチームに変わってきました。

Design Chit-Chatでは、そうしたPayPay デザインチームの姿やものづくりの雰囲気を、できるだけダイレクトにお伝えできるよう、メンバーの声をシリーズでお届けします。 今回はデザインチームからAerin Riangkruarさんにご登場いただきます。

Aerin Riangkruar

Aerin Riangkruar(リアンクラ エリン)

プロダクト本部デザイン部

タイのバンコクで生まれ育ち、2012年にシンガポールの小さなデジタルコンサルティング会社でキャリアをスタート。2017年に来日し、別のFinTech団体で働いた後、2021年1月にPayPayに入社。WFAで神奈川の小さい町に移り住む。他の記事「Aroud tne world with PayPay」にも登場。

所属チーム・仕事内容は

デザインチームは主に、コアアプリチーム、金融チーム、O2Oチームの3つに分かれています。

私は現在、O2Oチームに所属しています。私たちの目標は、販売店とユーザーを繋ぐことです。販売店がユーザーお客様をより理解できるように、またユーザーに価値あるお買い物を提供できるように取り組んでいます。O2Oの工程には、地図検索、クーポン、スタンプカードのプロダクトがあります。

デザイナーになろうと思ったきっかけ

3歳の頃、家の壁に絵を描いて自分がレオナルド・ダ・ヴィンチになったつもりでいたのを覚えています。私は、デザイナーの一家に生まれました。姉は建築家、弟はプロダクトデザイナーです。これは、私たちのDNAの奥底にある天職に違いないと思いました。

私がデジタルデザインに目覚めたのは、14歳のとき。学校のウェブサイトをボランティアで作成したのが最初でした。当時は、今ほど洗練されていませんでした。ゼロからすべてを学ばなければならない。何がうまくいって、何がうまくいかないかを試すのは楽しかったですね。

最近手がけているプロジェクト

スタンプカードのプロジェクトに携わって、もうすぐ1年になります。プロジェクトの立ち上げからリリースまで携わることができ、大変嬉しく思っています。2022年3月にようやく機能をローンチすることができました。予想外の問題もありましたが、チームで一緒に解決が出来て良かったです。

定期的にブレインストーミングやワークショップを行い、反復してユーザーエクスペリエンスを向上させ、ユーザーにとってより楽しいものになるよう努力しています。

PayPay Stamp Card Widget on post transaction screen

アイデアを引き出すプロセス

私がデザインのアイデアを思いつく方法は、ソーシャルメディアで、今、何が流行っているのか、ユーザーが困っていることはないのか、を見ることです。そして、そのようなポイントを見つけると、素早くデザイン案を作成し、そのデザイン案を持ってチーム内で議論し、改善策を出し合います。

PayPayのデザインチームは、16人の小さなハッピーチームです。国籍も言語もバラバラですが、共通するのはデザインへの情熱です。また、デザインシステムが得意な人、イラストが得意な人、ユーザー調査の専門家など、一人一人が個性的です。

私たちは毎週デザインレビューのミーティングを行い、デザインソリューションについて議論し、アイデアを交換しています。また、リモートで一緒にデザインするワークショップも行っています。

PayPayでモノづくりする中で大切にしていること

PayPayが大切にしているのは、ユーザーです。良い製品開発のためには、スピードやユーザーテストなど、複数のアプローチがあります。しかし、PayPayの開発チーム全員の根底にあるのは、「ユーザーに喜んで使ってもらえる製品を作りたい」ということです。

私たちの製品開発は、リリースして終わりではありません。より楽しいサービスにするために、常に新しい方法を探し求めています。

PayPayでこれからチャレンジしてみたいこと

PayPayでは、ユーザーに最高のサービスを提供するために、常に高速で動いています。そのために、定量的なデータやSNS上のフィードバックを観察しています。しかし、今後は通常のユーザーインタビューやグループディスカッションのようなユーザー定性調査を深く掘り下げ、ユーザーの発見、理解、共感を得たいと考えています。

PayPay UX Labチームではこの動きを推進しており、ユーザーインタビューを開発プロセスの一部として取り入れるワークフローを実現しようとしています。ユーザーの個人情報を安全に保護するための課題もあります。これが実現すれば、PayPayは日本で最もユーザーフレンドリーなプロダクトになるはずです。

これからPayPayを受ける人へのメッセージ

もしあなたが日本で働きたいと考えているデザイナーなら、PayPayでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。私たちは、最高の決済製品を作るという一つの目標に向かって、世界中から集まった幸せな人たちのチームです。

私たちは多様性を尊重し、お互いをユニークな存在として認めています。PayPayはあなたのためにあるのです。

Our Design Teaam BBQ
Our Design Teaam BBQ
Aerin Riangkruarさんのとある一日
7:00
起床
8:00
朝食とコーヒーを作る
9:00
作業開始 : 集中するために数枚のドローイングする
10:30
UXラボ 定例ミーティング
11:00
O2O チームミーティング
12:00
昼食
13:00
デザインレビュー
14:00
エンジニアとフィージビリティを議論する
15:00
デザインをブラッシュアップする
19:00
仕事を終えて夕食をとる

現在募集中のポジション

※募集状況は取材当時のものです。

執:Aerin Riangkruar / 監:YAGI / 編:Hinako
※社員の所属等は、取材当時のものです。