PayPay Inside-Out People and Culture

その仕事はユーザーファーストか?業界の常識を超えた「金融」サービスへの追求

2023.06.22

PayPayリーダーインタビューは、PayPayトップの人柄や考え方をシリーズでご紹介しています。今回ご紹介するのは、金融事業統括本部 金融戦略本部長の柳瀬 将良さんです。

柳瀬 将良(やなせ まさよし)

PayPay株式会社 金融事業統括本部 金融戦略本部 本部長

ボーダフォン株式会社入社。Vodafone Group Marketing、ソフトバンクモバイル株式会社 プロダクト&サービス本部、SoftBank U.S. Inc. Product Strategy Manager、ソフトバンク株式会社/事業開発本部 フィンテック事業企画部長を経て2018年8月PayPayにジョイン。PayPayでは金融サービス(あと払い、ボーナス運用、ほけんミニアプリ)、ミニアプリ(UberEats、DiDi、PayPayモール、PayPayフリマ、Accelerator Program)を担当。

「支払い」から「お金の管理のすべて」へ

何がきっかけでPayPayへの参画を決めましたか?

アメリカへ赴任していたときの経験から、海外に比べると日本ではフィンテックが進んでいない状況に課題を感じたことが原体験になっています。ソフトバンク時代もファイナンス的な立場としてフィンテックの事業企画に携わっていましたが、PayPayは外側からではなく内側から、泥臭く事業を立ち上げていった方が面白そうだと思って参画することにしました。やるからにはNo.1のフィンテック企業を目指したい!という思いで今ここにいます。

金融戦略本部のことを教えてください

金融戦略本部はPayPayの3階建てのビジネスモデルの3階、金融事業の戦略立案と戦略事業の企画・開発を担っています。また、PayPayブランドの金融事業会社(PayPay銀行、PayPay証券、PayPay保険サービス、PayPayアセットマネジメント)との協業による、PayPayユーザーおよびPayPay加盟店への新たな付加価値の創造にも取り組んでいます。PayPayのアプリの中で言うと機能一覧の「ファイナンス」にあるミニアプリが自分達の仕事です。

昨年2022年は、ほけん、あと払い、銀行、資産運用と金融ミニアプリのラインナップを揃えることができました。2023年はこれらのミニアプリの強化とPayPayの体験とのますますの融合を図って、利便性を高めることを主眼に置いています。2023年は「給与デジタル払い」が始まり、2024年1月には新しいNISA制度が始まります。この時流に乗って、PayPayが支払いの第一想起からお金の管理の第一想起になれるように、さらにサービス向上を図っていきたいと思っています。

ミニアプリとPayPayアプリが融合された体験とは?

PayPayアプリと複数のミニアプリを横断して使いやすくすることで、「買う」だけでなく「貯める、増やす、借りる、備える」などのお金の管理をより便利にしていきたいと考えています。たとえば「PayPay」へのチャージ時に「PayPay銀行」の口座残高が見られるようにしたり、有価証券の売買ができるミニアプリ「PayPay資産運用」で、PayPayポイントを使って有価証券を買付できるといった機能連携を進めてきました。機能単体ではなく、横断的に組み合わさったインテグレーションな体験を提供して、お金の管理を便利にしていくことにこだわりたいと思います。

「ユーザーファースト」を追求し続ける

大切にしていること、今後取り組んでいきたいことは?

「世の中にないもの」を生み出すことが多い仕事なので、「金融だからこう」といった常識に囚われず、ユーザーファーストであるか否かを常に自分自身や組織に問いかけています。前例やシステム的な制約を出発点としてサービスを考えることがあるけど、本当はそうあるべきじゃないよね、と。

ユーザーにとってより便利なサービスとは?というこの「問い」に対する答えを常に追求し続けるために、サービスをリリースして終わりではなく、改善し続けること。そして広く国内外、異業種のサービスを知り、良いところを取り入れて自分自身を進化させること。この2点を強化していきたいと思います。またPayPayブランドの金融事業者会社との協業だけでなく、その他の金融機関との協業にも広げていきたいと思っています。

” SPEED is our bet on the market ”

金融の領域でサービスを作るとなると、法令遵守は必要不可欠です。その中でスピードを落とさずプロダクトもビジネスも作るのは、金融領域の難しさでもあり面白さでもあります。そういった中で、原点はやっぱり常に「ユーザーファースト」。ユーザーに支持されてこそサービスは成長します。ユーザーにとっていかに便利なサービスを、いかに早く届けられるか。ここにこだわり続けたいと思います。

メンバーへの思い

全ては、自分次第!自分がやりたいと思ったことをやり切ることで、成長していってほしいと思っています。ユーザーファーストで、No,1のフィンテック企業を目指す上で必要なことは何なのか、課題を見つけて行動していく。PayPayはそのための裁量権がある環境だと思うので、そのなかで自ら提案と意思決定をして、覚悟を持ってやり切っていただきたいですね。私自身も、日本の金融サービスに課題感を持って、「変えていきたい!」という思いでここにいます。

日本、世界に誇れるNo.1のサービスを

改めて、ビジョンを教えてください!

引き続き、誰でも使える金融サービスを作りたい!ということです。銀行や証券などの金融機関はまだまだ分かりづらい、使いにくいイメージがありますが、そこを変えていきたい。そして自分の友達や同僚だけでなく、「両親や小学生の子供達でも自然と使える金融サービス」を実現したいです。

どんな人に来てほしいですか?

課題意識があり、その課題を解決したいと考えている人。そして課題解決に向けて創意工夫で乗り越えてきた人です。既存のやり方ではなく、自分の工夫によってできたことがあるかどうかが重要だと考えています。また、多様なバックグラウンドを持つ人が集まっているので、コミュニケーション力は必要ですね。

PayPayだからこその魅力

日本や世界に誇れるNo.1のサービスを自分たちの手で作ることができること。そしてその過程で、在籍する50数カ国のメンバーから世界中のフィンテックの情報をキャッチアップし、学ぶことができます。

金融サービスを作る上で重要なのはユーザー獲得ですが、現在PayPayはユーザー数が5,700万までに成長してきています。この5,700万人のユーザーに、いかにいいサービスを提供していくかを考えて、既存の金融業界の常識を打ち破り、妥協なくユーザーファーストなサービスを目指すことができる。これはPayPayならではのやりがいだと思います。

日本、世界に誇れるNo.1のサービスを自分たちで作りましょう!
To be the No.1 FinTech company.

現在募集中のポジション

※募集状況、社員の所属等は取材当時のものです。