LIFE IN JAPANシリーズでは、50の国と地域から日本に移住してPayPayで活躍する社員のライフスタイルを紹介します。
今回は、中国から来た宋 婉鈺さんに、PayPay入社のきっかけや、文化圏の違う国で自分らしく暮らす秘訣について話を聞きました!

宋 婉鈺(ソウ・エンギョク)
PayPay株式会社 コーポレート統括本部 システム本部 データマネジメント部 データ基盤
宋です。2015年1月に日本で就職し、2022年9月にPayPayに入社しました。PayPayではデータマネジメント部に所属し、主に全社向けデータマートの開発と問い合わせ対応を担当しています。PayPayはまだ若い会社ですが、優秀な人々を集め続けていますし、皆が一丸となって頑張っているので、何とか成果に結び付けられるよう奮闘中です。
日本に興味を持ったきっかけは?
子供の頃から日本のアニメが大好きで、特にエヴァンゲリオンにハマってからは、すっかり日本文化の虜になりました。2012年に念願かなって初めて旅行で訪日し、1週間ほど過ごすうちに、「やっぱり日本に住みたい!」と思うようになったんです。街がきれいでゴミも落ちていないですし、道を尋ねてうまく会話ができなかった時も目的地まで案内をしてくれて感動したんです。それに、最新技術も多く、エンジニアが働く場所としても魅力的だと感じました。
その後、元同僚から「日本で働けるチャンスがあるよ」と小さな派遣会社を紹介してもらい、日本語が話せない中でダメもとでチャレンジしてみたら見事合格。2015年に日本に移住しました。

来日前に、不安だったことはありますか?乗り越えた方法は?
生活に関してはさほど不安はなかったですが、言葉の問題だけは心配でしたね。日本に来てから、仕事をしながら徐々に身に付けていきました。日本語会話教室に通ったり、ドラマを見たり、周りの友達に教わったりもしましたが、今でも日本語は難しいですね!
日本語では「クッション言葉」のような婉曲表現がよく使われますが、中国語はストレートなので慣れるまでは混乱することも多かったです。例えば、先輩に「宋さんにこの仕事をしてもらえたら嬉しいです」と言われて、「今は嬉しくないということ?何か怒らせたかな?」と不安になったり、「全然大丈夫です」と言われて言葉通りに受け取っていたら、本当は相手を怒らせていたりといった失敗もありました。
漢字についても、日本語と中国語では意味の違うものもあるので注意が必要ですね!例えば「娘」は中国語だとお母さんを意味するんです。だから、アイドルグループのモーニング娘をテレビで観た時は「ずいぶん若いママだな」と勘違いしていました(笑)。
実際の日本での暮らしはどうですか?
カルチャーショックを受けたことを挙げるなら、1つはお手洗いに設置されている音姫ですね。初めは何のためにあるのかわからなかったのですが、今ではすっかり愛用者です。 もう1つは、日本人は教えるのがうまいことですね。中国人は気が短い人が多くて、すぐに「もう、何でわからないの!」となりがちですが、日本人はいつも快く答えてくれますし、丁寧に教えてくれるのでとても助かります。

ホームシックにはならなかった?
家族の顔が見たくなったらビデオ通話もできるので、特にホームシックにはならなかったです。懐かしい味や景色にも触れることもできますからね!日本にある中華料理店の多くは日本人向けの味付けなので、辛さが足りなかったり、甘めだったりしますが、友人に教えてもらった神戸の南国亭はお気に入りです!
また、今住んでいる神戸には中華街の南京町やメリケンパークの夜景など、出身地の天津の雰囲気に似ているところがあるんです。関西の陽気な文化も似ていますね。
PayPayに転職する際、好きな土地に住みながら働くことができるWFA制度は決め手の一つになりました。居心地がいいと思える場所で自分らしく生活しながら働くことができるのは魅力ですよね。

(下)中国・天津の海河沿いの景色

日本での生活に慣れるためのポイントは?
「郷に入っては郷に従え」なので、日常会話は少し学んでおいた方が、馴染むのは早いと思います。ただ、自分の考え方は遠慮せずに相手に直接伝えた方がいいと思います。本音を隠していたら、結局うまくコミュニケーションはとれませんからね。
日本での生活で、これからチャレンジしたいことは?
日本に住んで8年なので、もうあちこち旅行を楽しんだりはしてきたのですが、今後ぜひやりたいこととしては日中交流の促進ですね!コロナの前に、日本の友達を連れて中国に帰省したことがとても印象に残っています。日本の方に中国を紹介したり、反対に中国の友達に日本を紹介できたらいいですね。PayPay内でも、ぜひ日中交流会を開きたいです!

PayPayで働いてみて、どうですか?
日本企業は、大手企業を中心に人材育成のプログラムが充実していますし、評価制度も整備されていますよね。一方で、日本企業と聞くと、新しいものに対して保守的だったり、中には年功序列が残っていたりという印象を持たれている方もいると思いますが、PayPayは従来の日本企業に比べたらかなり自由ですし、フラットにコミュニケーションが取れます。また、経営の情報もオープンで透明性が高いことや、英語と日本語のクラスが設けられている点も気に入っています!
大変だなと感じる点は、スピードが求められる中で、品質とスピードのバランスを取っていくことですね。私の場合は、常にユーザーの立場で考えて、結論を出すようにしています。
日本に来てPayPayで働きたいという方に一言お願いします!
デジタル決済が普及する中で、PayPayは将来の展望の明るい企業ですし、自分の頑張りによって人々の生活の役に立てる、やりがいのある環境です。また、WFA制度もありますので、日本での生活を満喫しながら働きたい方には特におすすめです!
次回は…
エジプトから来たメンバーのインタビューを公開予定です。お楽しみに!

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