Tech Talksについて
Tech Talksシリーズは、世界約50カ国の国と地域から集まった個性豊かなプロダクトメンバーたちの声を通して、我々のモノづくりへの姿勢や雰囲気をダイレクトにお伝えしていきます!
今回は、Payments & Mini Appチームでプロダクトマネージャーとして活躍する3名にお話を伺います。

William Setiadi
インドネシア出身のWilliam(愛称Pao)です。コンピューターサイエンスを学び、バックエンドエンジニアとして働いてきました。海外を拠点にしたかったので日本に移住し、PayPayには2020年に入社。2022年10月からプロダクトマネージャーとして働いています。

Mithila Kannan
インド出身のMithilaです。エンジニアやカスタマーサポートを経験したのち、プロダクトマネジメントに転向しました。フィンテックで在宅勤務ができる会社を探していたところPayPayを見つけ、2023年1月に入社しました。

Shubham Khandelwal
インド出身のShubhamです。大学で機械工学を学んだ後、マーケテックやフィンテック領域などでプロダクトマネージャーを勤め、2023年1月にPayPayに入社しました。日本に興味があったので日本で働けるチャンスを得られてラッキーでした!
チームのミッションは?
Pao:
Payments & Mini Appチームは、オフライン決済、オンライン決済、ミニアプリを管轄しており、PayPayのオープンプラットフォームにおけるユーザーと加盟店のエンゲージメントを図っています。例えばユーザーが加盟店で決済を行う際には、最高のユーザーエクスペリエンスを提供すると同時に、加盟店のシームレスな決済の受け入れが必要になります。ユーザーはもちろん、加盟店にも喜んでもらえるよう、この2つを結びつけることが重要なんです。
実際には非常に多くのキープロダクトを扱っていますので、プロダクトマネージャーも領域別に分かれて担当をしています。

それぞれの担当領域や課題は?
Mithila:
私は主に、オートチャージ設定や利用可能額の設定といった決済機能の中核を担当しています。決済時にユーザーが一切困ることのないように、必要な機能をすべて作りたいと考えています。
Shubham:
私はギフトカードやPayPayポイントなどのグラティフィケーションと呼ばれるインセンティブ関連を担当しています。こうしたインセンティブを加盟店にどう活用してもらうと良いのか、ユーザーにはどのように通知するのが良いのか、あるいはシステムをどう改善すると良いのかといった細かなユーザージャーニーの改善に取り組んでいます。
Pao:
私はミニアプリプラットフォームを担当しており、ミニアプリのユーザー拡大が主な課題です。PayPayは決済というコア機能を持っているので、PayPay内でエコシステムを構築し、アプリ内で生活に必要なすべてのことをカバーできるようにしていきたいと考えています。

PayPayにおけるプロダクトマネージャーの役割とは?
Shubham:
事業目標を達成するためのロードマップを考案し、実行していくのはもちろんですが、PayPayはテクノロジードリブンな会社なので、技術的な理解力の高さが求められると言えます。また組織規模が大きく、小さなプロジェクトでも10以上のチームと横断的にやりとりが発生するため、ステークホルダー間のシームレスなコミュニケーションが非常に重要です。
さらにスピードも速いため、1つ1つのプロジェクトやミーティングで確実に結果を出せるようにペースを保つ必要があります。
Mithila:
ただし、いくらスピードの速い環境だといっても、従業員の健康を最優先させるという点がPayPayの大きな特徴でもあります。中には、とにかく自分の仕事をやり遂げることだけにフォーカスされ、睡眠不足だろうが食事を抜いていようが気にされない風潮の会社もありますが、PayPayはそうではありません。私は新米ママでもあるので、従業員一人一人を大切にするPayPayの働き方がとても気に入っています。

プロダクトマネージャーとして一番大変なことは?
Mithila:
一番はコミュニケーションですね。通訳を挟んでの会話だと時間がかかってキャッチボールが難しいこともありますし、基本的にリモート環境なので、メンバーとのSlackでの会話でミスコミュニケーションが起こってしまうこともあります。
加えて、私はフィンテック業界が初めてですし、決済にはさまざまな機能があるので学ばないといけないことも多いんです。特に入社したばかりの頃は、周りに助けを求めるタイミングの見極めに苦労しました。
Shubham:
PayPayは組織が大きくなってきているので、ステークホルダーを正しく把握するだけでも難しくなってきています。しかも爆速で成長していて、できることは数えきれないほどある中で、最もインパクトを生み出せるものを選択して優先順位を立てていかなければいけません。
Pao:
ユーザーエクスペリエンスやセキュリティ、実現可能性、法的要件など、多くの考慮事項のバランスを取って進めるのはとても難しいですね。そして、英語のネイティブでも日本語のネイティブでもないというコミュニケーションの課題が、さらにチャレンジングにしています。
Shubham:
多くのステークホルダーと接することになるプロダクトマネジメントでは、コミュニケーションは共通の課題ですよね。さまざまなステークホルダーを説得するために、実行可能な項目やタイムライン、これまでの議論などをドキュメントに落としながら整理し、戦略の道筋を誰もが理解できるようにしておくことが重要ですね。
Mithila:
そして、わからないことがあれば恥ずかしがらずに何でも周りに聞くこと!
Pao:
加えてコミュニケーションを取る時は、思い込みや偏見を捨てて素直に見聞きすることですね。

チームの雰囲気は?
Shubham:
一言でいうなら、One for all, all for oneの精神に溢れたチームです。助けが必要な時にはみんながサポートしてくれます。
Mithila:
本当ですよね。私は入社した頃、プロダクトマネージャーですし何でも知っていないといけないと思って、周りに聞くことに抵抗を感じていたんです。でも今はそれぞれのプロフェッショナルがいるんだから、臆せず聞けばいいんだと思うようになりました。
Pao:
私も入社した時に、「全部を知ることなんて誰もできないし、そんな非現実的な期待はしないよ」と言われました。
Shubham:
プロダクトマネージャーは先頭に立つ役割なので、何でも知っている人にならないといけないと思いがちだけど、本当はみんな理解しているんですよね。だから心配する必要なんてないんです。
Mithila:
別の一面を言うなら、みんなパーティー好きですよね!出社日は17時を過ぎるとみんなでビールを飲みに行くこともよくあります。

今後、チャレンジしたいことは?
Pao:
チームのミッションとも重なりますが、すべてのユーザー、そして加盟店のために、最もスムーズで、最も便利なオールインワンのアプリになることを追求していきたいです。
Mithila:
言うなれば、より統合されたソリューション・プロバイダーですね。ミニアプリで生活に関するさまざまなサービスを提供し、PayPay残高での支払いや予約ができるようにするということです。非常に大きなチャレンジだからこそ、やりがいを感じています。
Shubham:
2人が全て網羅してくれたので、僕が言えるのは、ノートパソコンを持ち出して日本全国だけでなく世界中どこからでも仕事ができるようにしてほしいという要望くらいですね!笑

最後に、読者にメッセージをお願いします!
Mithila:
PayPayはWFA制度があるので、日本のどこからでも仕事ができますし、人々が毎日使うアプリに貢献できるという大きなやりがいを得られます。
Shubham:
ハングリーであれ。好奇心を持って!
スピードの速い環境に身を置いて、自身の成長ややりがいを望む方にはピッタリの環境だと思います。
Pao:
PayPayは、赴任や新天地での生活まで、さまざまなサポートを提供してくれますし、チームメンバーもサポーティブで、キャリアを成長させる機会に溢れています。
好奇心や向上心に溢れる方、そして人に喜んで手を貸す方に来ていただきたいですね。
※募集状況、社員の所属等は取材当時のものです。