PayPay Inside-Out People and Culture

Design Chit-Chat vol.17 – O2O&PP4B Team

2023.10.31

Design Chit-Chatについて

今やユーザー数6,000万人というスマホユーザーの2人に1人が使用するモバイル決済サービスに成長したPayPay。そのモノづくりを語る上で欠かすことのできないのが、世界約50の国と地域から集まった個性豊かなプロダクトメンバーたちの存在です。グローバルレベルの技術スキルを持つメンバーが集結し、互いの考え方の「違う部分」や「共通部分」を一人ひとり、ひとつずつ理解していく過程で、これまでになかった考え方やアプローチ、アウトプットを生み出すことができるチームに変わってきました。
Design Chit-Chatでは、そうしたPayPay デザインチームの姿やものづくりの雰囲気を、できるだけダイレクトにお伝えできるよう、メンバーの声をシリーズでお届けします。

今回はO2O & PP4Bチームのみなさんに話を伺いました!

Kiku

Manager

埼玉県出身。2013年ヤフー株式会社(現:LINEヤフー株式会社) へデザイナーとして入社。Yahoo!ショッピングのデザイン業務や企画を担当後、QR決済における新サービスを作り上げることに期待し2019年PayPayに出向。2020年同社へ転籍し現職。

Polly

ニューデリー・インド出身。修士論文執筆時に東京大学でリサーチアシスタントを担当。その後、インドに戻り最大級のチケット販売ポータルで、UXデザイナーそしてリサーチャーとしての経験を積む。修士時の来日で、日本の魅力を忘れられず、家族の仕事の関係で来日。国際色豊かで素晴らしい就業環境のPayPayに魅力を感じ、2020年PayPayに入社。

Downey

北京・中国出身。日本で修士号を取得後、UI/UXデザイナーとしてヤフー株式会社(現:LINEヤフー株式会社) へ入社。Yahoo!地図やYahoo!カーナビにおいてデザイナーを務める。PayPayのプロダクトによって人々の生活を豊かにし、プロダクトを自分の手で磨きこみたいという強い思いを持ち、2022年5月PayPayに入社。

Pha

バンコク・タイ出身。ロンドンで修士号を取得。英国でファッション業界、母国タイフィンテック企業でプロダクトデザイナーとしての経験を積む。異なる領域での挑戦そして専門性を拡大するために、2022年10月PayPayに入社。

Rina

埼玉県出身。システムエンジニアとしてキャリアをスタート。その後、プロダクトデザイナーそしてフロントエンドエンジニアとしての経験を積み、2023年3月PayPayにプロダクトデザイナーとして入社。

Risa

千葉県出身。2016年にヤフー株式会社(現:LINEヤフー株式会社) へ入社。Yahoo!ショッピングのデザインと企画を担当し、チームのマネジメントを経験。ITx金融の業界に魅力を感じ、2023年7月PayPayに入社。

O2O&PP4Bチームのミッションは?

Kiku:
O2O&PP4Bチームのミッションは、デザイナーたちの力によってO2Oのサービスを活性化していくことです。
チーム名の通り、その実現のために大きく2つの役割があって、1つはクーポンやスタンプカードなどO2O(Online to Offline)サービスにおいて、ユーザーのみなさんにもっと使ってもらえるようエンゲージメントを高めていくこと。そして、加盟店(Merchant)にとってマーケティングツールとして活用していただくこと。
そして、もう1つは、お店でPayPay決済されたお金を管理するビジネス向けサポートツールPP4B(PayPay for Business)で、加盟店に対して簡単に使ってもらえるようなツール提供を目指しています。

チーム内での役割や、向き合っている課題は?

Risa:
このチームでUI/UXまわりの改善を担当しています。ツールのデザインなど新しく始めたことだらけで、あらゆることに向き合っている状況です。

Rina:
私は主に、O2Oやチラシのデザインを担当しています。チラシに関しては、今年リリースされたばかりで、ユーザーがどう感じているのかなどを学び、必要に応じて改善を行っています。

Downey:
私はPP4BやPayPayクーポンを担当しています。仕事を進めるうえですごく大事なポイントは、関わっているステークホルダーがデザインの価値を理解してくれることなんですよね。 デザイナーとして、デザインの価値を伝え、プロダクトの価値もさらに高めていきたい。そんなことも頭に入れながら仕事に向き合っています。

Polly:
私は地図検索機能やフライヤーなど他の機能も担当しています。それ以外に、デザインチーム内でのデザイン作業環境の改善チームやリサーチチームにも参加しています。

Pha:
私はスタンプカードやギフト券を担当しています。ビジネス側には求められる要件もあり、社内においてもその重要度は高いです。いちデザイナーの役目として、ビジネス側のニーズも満たしつつ、良いデザインになるようにバランスを取らなきゃいけないと思っています。

Polly:
そして、ビジネス側の要件とユーザー側の要望、両方を考えて落としどころをつけることもデザイナーの役目だと思いますね。

Kiku:
私はマネージャーとして、O2O&PP4Bチームを見ています。 タスクの種類によりますが、サービスである以上はビジネス、リーガルなど関係してくる相手が多くいます。あらゆる要件をデザイナーも理解し、そのなかでユーザーにとって使いやすいものにするかを配慮しなければいけません。

結局目指すべきゴールがあって、PollyやPhaも話しているように、交渉の余地があるものはデザイナーとして意見出しして、ゴールが達成できればいい。あらゆる面においてコミュニケーションがとても大事です。

チームのカルチャーについて教えてください!

Kiku:
このチームは特になのですが、メンバーの言語が一致していないんです。英語だけの方がいたり、私含め英語が得意じゃないメンバーもいるのですが、そんな中でもお互いの文化の共有などメンバー間のコミュニケーションも活発で、よい雰囲気で仕事ができているかなと思います。

Polly:
すごく理解あるチームで、メンバーたちはとても協力的です。そして、ワーク・ライフ・バランスを保つことができています。自分自身の成長や専門性を高めるために、時間を割くこともできるのでリサーチプロジェクトやデザイン作業環境の改善チームなどのグループにも参加しています。一人ひとりが働く駒でなく、さまざまなことに挑戦できるカルチャーが浸透しています。

Pha:
普段は自宅からリモートで働いてはいますが、コミュニケーションに距離は感じないです。例えば、共有したいと思う参考リンクや他プロダクトのスクリーンショットをSlackで共有すると、次のミーティングなど待たずにすぐにレスポンスがメンバーたちから戻ってきますよ。

Rina:
週に2度、いい意味でゆるくてリラックスして参加できるチームミーティングがすごく気に入っています。些細な事でもメンバーからのフィードバックをすぐにもらえて、アプリなどのナレッジ共有をしたりなど、学びの場になっています。 

今後チャレンジしたいことは?

Polly:
私が担当しているのは各サービスの入り口「扉」のところです。私は地図検索機能を担当し、他の機能を担当するみなさんと協力しあって仕事を進めています。PMに関して言うと、一人だけでなくそれぞれの機能におけるPMたちとやり取りをしています。時には、各PMの目標と目的を合わせることは難しく、時間がかかることもあります。

そして、もう1つは開発部分。サービスそれぞれ開発は別チームが担当していて、それを同じ1スクリーン上で見せなきゃいけない。あるチームはスケジュール通りに進まないなんてことも多々あります。
PMそして開発、すべてのステークホルダー間とのコミュニケーションを図り、落としどころを見つける。私にとっての2つのチャレンジです。

Rina:
PayPayのチラシ機能においては、競合である紙のチラシに対してどう対抗していくかということがチャレンジです。
ユーザー側はそれを小さなモバイルスクリーンで見ますが、加盟店側ではそれぞれ独自の画像があります。現状、サイズ、文字数などさまざまな部分でのガイドラインを作成中ですが、まだ道半ばです。
いまは、まず最も大事なUX部分を改善しようとはしていますが、ユーザーにとっても加盟店側にとっても私たちが日々奮闘してもっとユーザーフレンドリーなデザインにしなきゃいけないと思っていますので、チームとして取り組んでいきたい課題のひとつですね。

Downey:
圧倒的なシェアを持つPayPayのクーポンの立ち位置を、このままマーケット内で保てるようにすること。それが僕にとっての1つのチャレンジです。
そしてもう1つは、社外に向けてPayPayのデザインについてDesign Chit-Chatというワーキンググループで発信することも始めました。今年の8月には、デザイナー主催のイベントを開催しています。

Kiku:
O2O&PP4Bチームって、ToCやToB(対ユーザー、対加盟店)双方に向き合っています。 自身も1ユーザーであるC向け部分は課題のキャッチアップがしやすいんですが、一方のB向け部分はなかなかハードルが高い。そのため、今後はお店とのつながりを強くし、より加盟店側の課題感にも向き合いサービスへ反映していけるようにしていきたいです。

読者へメッセージをお願いします!

Kiku:
様々なカルチャーが混ざり合い、新しいことにチャレンジできる環境がPayPayで働くおもしろさだと思います。いろいろなバックグラウンドの方とのコミュニケーションを 楽しめる方、ぜひお待ちしています!

Risa:
みんなフレンドリーで親切な最高のチームです。ぜひ一緒に楽しみながらチャレンジしましょう!

Downey:
PayPayでは、たくさんの優れた同僚たちと働き、あらゆる経験を積むことができます。そして、まだまだ改良し成長させる余地のあるプロダクトです。PayPayは、あなたの力を必要としています。さらにPayPayをよいプロダクトにするために、一緒に働きましょう!

Polly:
PayPayでは、世界中から秀でたチームとともに働く機会があります。コラボレーション、多様性などに重きを置いている方にとっては最高の場所だと思います。
ここには独自視点を持ち、豊富な経験などを発揮するさまざまなバックグラウンドを持つ仲間たちがいます。このメンバーが一緒に働くことによって非常に優れたプロダクトを作り出すことができると信じています。
一台のPCと仕事への情熱で日本中どこからでも働くことができる、そんな環境です。私たちのチームの一員になって、類いまれなプロダクトを作っていきましょう!

現在募集中のポジション

※募集状況、社員の所属等は取材当時のものです。

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