「当たり前」を壊し、今までにないサービスをグローバルな仲間と作っていく。プロダクトチームの新たな挑戦

2024.06.11

PayPayリーダーインタビューは、PayPayグループトップの人柄や考え方をシリーズでご紹介しています。今回ご紹介するのは、PayPayカード テクノロジー統括本部 プロダクト2本部 本部長の冨田(Tommy)さんです。

冨田 俊大(Tommy)(とみた としひろ)

PayPayカード テクノロジー統括本部 プロダクト2本部 本部長

エンジニアとしてキャリアをスタートし、さまざまな分野の開発に従事。フリーランスを経てソフトバンクに入社。2019年PayPayに入社し、テックリード、エンジニアリングマネージャーとして複数のプロダクトチームに携わる。2024年4月にPayPayカードのプロダクト開発体制を強化するためにプロダクト2本部を立ち上げ、本部長に就任。

品質とスピードを兼ね備えたプロダクト開発を実現するために

これまでのご経歴を教えてください

日系のIT企業で3年ほどエンジニアとして働き、その後約7年フリーランスで働いていました。業界はさまざまで、携帯機器やマイクロ電子顕微鏡を開発したこともあります。私自身興味を持つと徹底的に追求し、次々と新しい分野に挑戦していました。フリーランスの仕事で最後に携わったのがモバイル決済の加盟店側のプロダクトです。その時の経験から、大規模なプロダクトを開発したいと感じソフトバンクへ入社し、ブロックチェーンを活用した国際決済の新規サービスの立ち上げに携わりました。その後、エンジニアとしてPayPayに入社しました。組織の拡大とともにテックリード、エンジニアリングマネージャーになり、PayPayカードのプロダクト開発にも関わり、今に至ります。

今回新たに立ち上げたプロダクト2本部は、PayPayカード初のグローバルな組織を目指していると伺いました。立ち上げの経緯を教えてください

PayPayグループ全体の成長を考える上で、カード事業の成長は重要なポイントです。プロダクト側としても、よりスピード感をもって開発を進めたいという想いがあり、これまでとは違う開発スタイルを取り入れ、テクノロジーに重きを置きながら自分たちでプロダクト開発ができる組織にできないかと考えていました。
十分な品質を維持しつつ、ここにグローバルレベルのスピード感が加われば、間違いなくさらに優れたプロダクトチームになると考え、PayPayカードのプロダクト内にグローバルな組織を作りたいと考えたんです。

過去にインドの方と一緒に仕事をした際に、スピード感のあるプロダクト開発方法を目の当たりにし、とても刺激を受けました。正攻法でなくても、そこに正解がなくてもまずはソリューションを考えて、それでやってみる。そして、目の前の課題をどんどん速いスピードで解決することで磨き上げていくという開発方法でした。誰もが立ち止まってしまうような大きな壁があっても、実は一つ一つクリアしていけば乗り越えられるかもしれない。
当たり前のことですが、国が違えば、考え方や強みも違います。伝統的なカード業界でブレイクスルーを起こすには、それぞれの異なる強みとスピード感が加わったグローバルな組織の立ち上げが必要だと考えました。

違う考え方、違うモノの見方の人がみんな笑顔になる答えこそ「最適解」

現在直面している課題や注力している取り組みはなんですか?

クレジットカードは信用取引なので、個々のユーザーに対していくらまで貸し出しできるのかといったデータに基づいた安全性・収益性の確保がビジネスの中核となっています。このコア部分を進化させることで、今までになかった面白い、使いやすいサービスを生み出せないかと考えています。これまでは年齢や職業といった一般的な属性に基づいて与信枠が決まっていましたが、AIの発達に伴って、膨大なデータを活用して個々にあった与信枠の管理や回収サイクルの設定もできるようにしたいです。
一方で、それを実現するためには画一的な社内システム開発から脱却し、最適な社内システムを独自開発していく必要があります。グローバルな組織の立ち上げを通じて日本国内でまだ実現していない海外の面白いアイディアを取り入れながら、ビジネスのコア部分を自社で構築できるエンジニア組織を作り、よりユーザーファーストできめ細やかなサービスを提供していきたいと考えています。

グローバルな組織を作る上で、コミュニケーション面で大切にしていることはありますか?

それぞれの国にそれぞれの国の当たり前が存在していて、それを一つひとつ理解していく必要があると思っています。ただ違って当然なので、無理に合わせる必要はありません。
同じゴールに向かう仲間が、それぞれ別の角度から物事を考えられるというのはグローバルな組織だからこそできることで、プラスになるはずです。違う考え方を持つ者同士が話し合って「これがいいね」という結論が得られたなら、きっと最適解にたどり着けているはずです。そんな風にコミュニケーションを構築していくことを大切にしています。

マネージャーとして大切にしていることはなんですか?

私がマネージャーとして仕切っていくというよりは、メンバーの一人ひとりがユーザーのことを考えて「こんなプロダクトにしたい」という想いをしっかりと持ち、自分のプロダクトを作り育てていく感覚を持っている組織にしたいです。作りたいものを作るからこそ、思い入れも生まれ、さらに前進する力にもなります。
エンジニア畑で育った私は、テクノロジーがプロダクトを変えていくと信じています。新しいものを導入し、チャレンジして、より良いプロダクトを作っていく循環をクイックに回せる組織を目指しています。

No.1になるために、「当たり前」を壊していきたい

メンバーに期待することは何ですか?

繰り返し伝えているのは、「0から考えたら、どうあるべきだと思いますか?」ということです。
組織が拡大するにつれてさまざまなルールができ、当たり前になり、疑うことなく従うようになりますよね。それ自体は悪いことではありませんが、そもそも何のためにそのルールがあるのかを定期的に棚卸しし、今の社内外の環境に照らして見直していく必要があります。

このように考えるようになったのは、PayPayに入社してからこれまでに出会った4人のマネージャーの影響が大きいです。今振り返ると、彼らからのリクエスト自体に自由度があり、自分で課題を探し出して、なぜそれが課題なのかを理由づけして、解決することでどのくらいのメリットがあるのかをひたすら考える4年間でした。チームが変わるたびに、そのチームの現状の中で「当たり前」として潜んでいる課題を掘り起こして、どうすればそれが当たり前ではなくなって、みんなで楽しくやれるのかを考えて、みんなにつないでいくのが自分の仕事なのだと思うようになりました。

なので、メンバーから「こういうルールになっているので」と言われたら「何のためにあるの?」と理由を聞くようにしています。そこで自信を持って理由を答えられるのであれば、必要なものなんでしょうし、少しでも「仕方なくやっている」という思いがあるのであれば、「本当はどうあるべきだと思う?今だったらどうする?」と繰り返し伝えて、ルールを見直しながら良くしていく働きかけをしています。
そうやって全部の当たり前を壊していけば、良いものができるというのが私の信念です。

最後に、読者へのメッセージをお願いします!

今からクレジットカードサービスを0から立ち上げるとしたらどう作るかを考えて、試行錯誤しながら今までにないサービスを作っていく志を持つ方が多く集まったら最高ですね。クレジットカードと聞けば誰もがどういうサービスかイメージできるほど浸透している今、0ベースで作るならどうするかを考えてほしいと思っています。

それは組織面でも同じです。既存のルールに囚われず、ディスカッションをしながら、新しいルールや組織としての動き方に関しても一緒に作っていきたい。「当たり前」を疑い、一緒にモノづくりをするのはパワーのいる作業ですが、その「当たり前」な状況を壊していくことこそ、大きな前進にもつながり、ナンバーワンへの道だと思っています。

当たり前は決して「あって当然」ではないのだと、意識的な部分から一歩進めていくことが重要だと思っています。これまでにないクレジットカードサービス、もっとユーザーに寄り添ったサービスを0ベースで一緒に作っていきましょう!

※募集状況、社員の所属等は取材当時のものです。

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