リーダーインタビューは、PayPayグループトップの人柄や考え方を紹介するシリーズです。今回は、PayPay証券CTOの作井 吉満さんにお話を伺いました。
作井 吉満(さくい よしみつ)
PayPay証券 執行役員 CTO 兼 プロダクト本部 本部長
2009年IT企業に入社し、新規サービスの立ち上げやアプリサービスにおいてiOS テックリードを務める。その後、2018年12月、PayPayのDay1直後の第一弾100億円キャンペーン時にPayPayへ参画。以後PayPayアプリチームマネージャー、フロントエンド領域のシニアマネージャー等を経て、2023年9月PayPay証券へ出向。現在、PayPay証券において技術領域の最高責任者(CTO)、そしてプロダクト本部本部長として、新組織の立ち上げ、技術とプロダクトの刷新を担当する。
目次
新たな挑戦に立ち向かいたい!湧き上がる熱い想いを胸にPayPay証券へ
ご経歴と、PayPay証券に参画された経緯を教えてください
「モノ作りによってワクワクできるプロダクトを提供し、世の中を変えていきたい」という想いをずっと抱きつつ仕事してきました。2018年12月にPayPayへ参画し、以降5年間、毎週PayPayアプリをアップデートし続け、6,000万人以上のユーザーに利用いただくプロダクトへと成長させることができました。
また、組織作りの面では、これまでに世界中から優秀なエンジニアを100名以上採用し、色々な成果を上げられるようになりました。リーダー陣もメンバーも優秀で、期待以上のアウトプットを出し続けてくれる状況を見て、そろそろ自分も新たなチャレンジに挑まなければと強く感じていた時に、PayPay証券の話を頂いたんです。
PayPayには、決済サービスだけでなく金融サービスにも力を入れ、スーパーアプリとして発展していくというビジョンがあります。それに対し、PayPay証券は自分にとって未踏の領域でしたが、これまでの開発やマネジメントの経験を活かして貢献できると思い、手を挙げました。2023年9月にPayPay証券へ出向し、現在はCTOそしてプロダクト本部 本部長として、最高技術責任者の役割を果たしつつ、新組織の立ち上げや技術とプロダクトの刷新を担当しています。

「はじめての資産運用」に特化した開発を行うために
PayPay証券の開発を担当する「プロダクト本部」について教えてください
「プロダクト本部」は現在、「プロダクトマネジメント部」、「デザイン部」、「テクノロジー部」、「QA部」、「IT統制部」という5つの部で構成されています(2024年5月時点の情報)。現在の組織構成は開発や運用の状況に合わせ、メンバーと話し合い決定したものです。今後もプロダクトの進化に合わせ、柔軟に変更していきます。
また、現在プロダクト本部は、もともと証券領域に詳しいメンバーと、モダンな技術や設計に知見を持つメンバーというバランスのよいメンバーで構成されています。
それぞれの強みを組み合わせ、ここから更に世界中からプロダクトメンバーを採用して組織を発展させていきたいと考えています。
他社と比べて特に力を入れている点や強みについてお聞かせください
PayPay証券の強みは、6,400万人(※2024年6月時点)のPayPayユーザーに直接リーチできることです。良いプロダクトを作れば作るほど、さらに多くのユーザーに使っていただける可能性があり、エンジニアとして大きなやりがいを感じながら働くことができます。
また、大きな特徴は、口座開設者のうち約7割は投資未経験者の方だということです。PayPay証券が掲げる「はじめての資産運用はPayPay証券で」を念頭に、資産運用初心者のユーザーにもわかりやすいUI/UXになっているかを常に意識して開発を進めています。
そしてPayPay証券には「これまでの金融には無い新しいことをしたい」「自分たちで金融をより良いものに変えていきたい」という想いを持ったメンバーが多いです。証券サービスとして守らなければいけない法律やルールはありますが、新しいチャレンジにどんどん挑戦できる環境ですし、困難なことがあっても諦めずに最後までやり切ることができる人が多い。こういった点も大きな強みだと感じています。

今後強化していきたいことを教えてください
PayPay証券のユーザー規模は、新NISAをきっかけに1年かからず倍増し100万を超え、トラフィックも急激に増加しています。私が着任したばかりの2023年9月には、トラフィックに負荷がかかりすぎて負荷対策が必要になることもありました。そこで負荷検証と改善を繰り返し行い、当時の何倍ものトラフィックに耐えられる環境を構築しました。ユーザーのみなさんのお金を預かるサービスとして安心してご利用いただけるよう、システムパフォーマンスの改善は今後も継続して取り組んでいきます。
またPayPay証券には、ネイティブアプリ、ミニアプリ、PC取引サイトなど多くのプロダクトがあります。使いやすさにおいては、まだまだ改善の余地があります。技術やプロダクトを大幅に刷新し、資産運用初心者にとっても使いやすく、わかりやすいプロダクトにしていきたいです。
ユーザーファーストを実現するカギは、メンバーとのコミュニケーション
普段のコミュニケーションで大切にしていることを教えてください
自分は、何かあった時にすぐ相談して貰える人でありたい。そのために、メンバーが話しかけやすいような状況を常に作るようにしています。また、困りごとや悩みを聞いた時は、相手の状況を理解しアドバイスできるよう心がけています。
プロダクト本部では、8割強のメンバーたちがリモートワークで働いています。この半年間でマニュアルやミーティング形式を整理し、運用作業やモニタリングを自動化して効率良く働ける環境を整えました。もちろん、顔をあわせて話した方が伝わりやすいこともありますので、ミーティングではカメラを必ずオンにしています。
また、オフラインで直接会って関係性を築くことでリモートワークがより上手くいくと思っているので、定期的に出社日を設けて、集まれるメンバーみんなと話をしたり、食事に行ったりしています。

メンバーの成長のために大切にしていることはありますか?
どんなに忙しくても、コミュニケーションする時間を大切にしています。各部署のマネージャー、テックリードとは毎朝ミーティングの時間を設け、話し合いをしてから日々の業務に入ることにしています。そして、規模に関わらずプロジェクトのミーティングには基本的に私も参加し、開発の進め方などについてメンバーと一緒に議論しています。
また、一人ひとりに合わせた目標やタスクを設定し、納得感を持って業務に取り組んで貰うことも大切です。できなかったことや未経験だったことができるようになったり、期待以上の成果を上げ活躍しているメンバーを見ると、大きな喜びを感じます!
失敗を恐れず、変化を楽しみながら新しいことに挑戦して欲しいですし、たとえ失敗しても、全力で取り組んだ結果なら責めることはしません。むしろ私の責任にしてくれても良いくらいだと思っています。
仕事をする中で意識していることはなんですか?
「ユーザーファースト」と「スピード感」を常に意識しています。
ユーザーファーストとは、ユーザーに選んでもらえる、使ってもらえるプロダクトを開発することです。長い間、エンジニアとして「こういうUI/UXを実現して欲しい」、「こんな機能を作って欲しい」といった要望に応えてきました。今後もたくさん相談してもらえるエンジニアでいたいですし、期待には応え続けたい。そのためにも「一番良いUI/UXとは何か?」をメンバーと一緒に追求しながらモノ作りを進めていきます。
同時に、もし技術的に完ぺきなプロダクトを作れたとしても、ビジネスやマーケティングが求める戦略やスケジュールに間に合わなければ、使って貰えずに終わってしまいます。ビジネス側の各部署と話し合い、それぞれの想いを聞いた上で、スピード感を持ってプロダクトを開発していくことも重視していきます。

PayPay証券として業界No.1を目指す
今後PayPay証券で成し遂げたいこと、ビジョンやミッションを教えてください
PayPay証券として業界No.1を目指していきます。そのためにはまず、PayPay証券全体が「ユーザーファースト」と「スピード感」を実現するために、最善のプロダクト・テクノロジーを考え、柔軟に動ける体制を取ることが必要です。プロダクトカンパニーとして、高い技術力を持ち、今以上にスピーディーに成果を出していけるような組織作りを進めていきます。モノ作りのメンバーがもっと積極的かつ自由に意見を出し合い、ユーザーファーストな目線でUI/UXを考え、これまで以上にオーナーシップを持ってプロダクトを開発するような組織を作っていきます。
そして、今後は日本国内に限らず日本国外からもさまざまなバックグラウンドや経験を持った仲間を増やし、より多様性のある環境を構築していきます。PayPayが5年間で大きく成長できたのは、多様性を重視した環境において、各メンバーが一緒に考え、意見を出し合ってプロダクトを開発してきたからです。PayPay証券でも同様に良いところは採り入れ、より良い技術、より良い世界を追求していきます。
PayPay証券はこれからもっと成長するし、PayPayグループ全体の成長にももっと貢献できるはずです。もちろん、対応すべきこともたくさんあります。トップダウンで急にあれもこれもと変えていくのではなく、理由や背景を丁寧にメンバーへ説明し、それぞれ納得した上で一緒に新しい世界を作っていきたいです。
最後に、読者へのメッセージをお願いします!
プロダクト本部には、PayPay証券のビジョンに共感し、資産運用を変えていきたいという情熱を持ったメンバーが集まっています。証券という既存の枠にとらわれず、今までに無いプロダクト、わかりやすいサービスを開発していきます。証券の領域は未経験でも、PayPay証券に興味があり、自分たちのプロダクトを愛情を持って育てていきたいという想いを持っている人とぜひご一緒したいです。
技術的な課題に取り組んだり、プロダクトの刷新を進める中で、困難な場面もきっと出てくるでしょう。そんな時でも専門家としてオーナーシップを持ち、自分事として進めていける人は活躍できますし、自然と業績に貢献できると思います。みなさまのご応募お待ちしています!
※募集状況、社員の所属等は取材当時のものです。

