PayPayグループで働く圧倒的プロフェッショナルに迫るプロフェッショナルシリーズ。
今回は、CoreApp & Growth部の部長を務めるTianさんに、入社のきっかけや印象的なプロジェクト、メンバー育成への想いなどを伺いました。
Tian Zhou
Product統括本部 Payment Product本部 CoreApp & Growth部 部長
日本の大学院を卒業後、メーカー営業職を経て2017年4月にヤフー株式会社(現LINEヤフー株式会社)へ入社。2018年5月からPayPayの立ち上げプロジェクトに参画し、PMOやPMをメインに、PayPayのキャッシュバック関連プロダクトの開発に従事。現在はCoreApp &Growh部の部長として、戦略設計やPdM育成にまい進中。
「PayPayのプロダクト」に魅了され、プロダクト領域未経験からマネージャーへ
これまでのキャリアと、PayPay入社のきっかけを教えてください
大学時代は中国で日本語を専攻しており、交換留学で一度来日したところ、日本に居心地の良さを感じました。卒業後は日本で働きたいと思い、日本の大学院へ進学し、卒業後は日本のメーカーで中国のお客さんなどを相手に営業を経験しました。
その後、友人の紹介でヤフー株式会社(現LINEヤフー株式会社)へ入社。中国語が話せることからビジネス職のポテンシャル採用枠で採用となり、1年ほど中国企業の検索広告商品を日本で販売するための戦略・企画職を担当していました。プロジェクト終了後、当時の本部長から英語にも強い点を評価されてプロダクトチームへ引き抜かれ、PayPayの立ち上げプロジェクトへ参画することに。エンジニアのバックグラウンドはほぼ無い状態でしたが、PayPayへの出向後は、キャッシュバック関連プロダクトの開発を中心に、PMO・PM・PdMなどエンジニア領域でマネジメントを担当しました。PayPayが生み出しているプロダクトは本当に魅力的で、創り甲斐を感じながら経験を積めましたね。

チームのミッションと担当業務を教えてください
私が率いるCoreApp & Growth部は、PayPayのユーザー数増加をゴールとし、コアとなるPayPayアプリの新機能開発・機能改善を担当する部署です。PayPayのホーム画面を含むいくつかのメイン画面の改善を行う「CoreApp Squad」チーム、PayPayスクラッチくじや紹介キャンペーンなどのキャッシュバック関連機能の実装をリードする「Marketing Squad」チーム、新しい機能やお得情報を発見する検索・地図機能を担当し、ユーザーエンゲージメントとロイヤリティの向上を狙う「Search & Discovery Squad」の3チームで構成されています。
私は部長として、全社目標や事業状況、ビジネス側・プロダクト側のリクエストなどを踏まえ、PayPayアプリ全体のプロダクト戦略を描くのが主な業務です。各プロジェクトがスムーズかつ安全にリリースされるよう、チーム内のPdMをサポート・育成することにも注力しています。
「ユーザーファースト」を追求し、PayPayホーム画面のリニューアルでLTVの10%超増加に貢献
直近で印象的だったプロジェクトを教えてください
印象に残っているのは、PdMとしてPayPayのホーム画面リニューアルを推進したプロジェクトです。PayPayは「金融シフト」を掲げていますが、肝心のPayPayアプリのホーム画面では「決済」が全面に押し出されており、PayPayの顔であるホーム画面に最新の事業ビジョンを反映できていませんでした。

会社ビジョンとのズレを修正しつつ、6,600万人(2024年10月時点)のユーザーが求めるホーム画面をつくる。そのために、経営陣はもちろん、金融や決済、マーケチームなどビジネスサイドの要望や今の課題を何度もヒアリングし、金融サービスのなかでも、特にPayPayカードへのタッチポイントが増えるデザインを考案しました。
一番注力したのは、ユーザーの多くが利用する決済においての利便性を維持しつつ、社内の要望を調整することでした。ホーム画面はユーザーへの影響が大きく、アイコンの配置ひとつで効果が見込めます。そのため社内から「私たちがかかわるサービスのアイコンをホーム画面に配置してほしい」といった要望が相次ぎました。ですが、ホーム画面のスぺースには限りがあり、会社の方針もズラせない。
多くの要望に直面した際、私は「優先順位の設定」と「ユーザーファースト」を重視しました。PayPayは年齢もバックグラウンドも違う幅広いユーザーが利用するアプリ。人によって価値観も違い、ある仕様が気になるか・気にならないかは人それぞれなため、事業の観点はもちろん、ユーザー観点でも優先度の整理は重要でした。具体的には、金融シフトへ直結しつつ、かつ決済時のユーザー体験を損なわない要望を優先しました。判断に迷った際は「自分がユーザーだったらどう感じるか」とユーザー心理へ立ち返りました。

デザインが固まるまで全社のステークホルダーへ何度もアイデアを見せ、調整を繰り返した結果、ホーム画面アップデート前に比べ、PayPayカード新規ユーザーのLTVは10%以上増加しました。アップデート後の問い合わせも最小限にとどまり、金融サービスへの接点を増やしつつ、決済における利便性も損なわないデザインに成功しました。PayPayの顔であるホーム画面リニューアルのプレッシャーを乗り越え、会社のビジョンである金融シフトを表現できた経験を活かし、今まで以上に使いやすく、金融を身近に感じられるPayPayアプリを目指して改善を続けます。
仕事の醍醐味を教えてください
PayPayのPdMはプロダクトに対する裁量が大きく、「自分が理想とするプロダクト」を実現できることが魅力です。PayPayにはプロダクトの素晴らしさやPdMに与えられた裁量の大きさ、開発からリリースまでのスピード感があり、PdMの醍醐味である「良いプロダクトに携わる」という経験が存分にできます。
もちろん、裁量の大きさには責任とプレッシャーも伴いますし、スピード感ある環境で働く難しさもあります。私はどんな時も「ユーザーファースト」を徹底しますが、プロジェクトを素早く前に進めるため、ステークホルダーに対して柔軟な対応も心がけます。全ての要望に目を通し、応えられない要望に対しても対案や妥協点を提示する。強い信念を持ちながら、時には柔軟性も発揮することで難局を乗り越えてきました。
メンバー全員を「一流のPdM」に育て上げることが使命
チームの雰囲気を教えてください
20代~30代後半の若いメンバーが多く、明るく楽しい雰囲気のチームです。バックグラウンドはさまざまですが、金融業界のバックグラウンドがあるメンバーはいません。金融経験はなくとも、自分が設計したプロダクトの意図をロジカルに語る力やコミュニケーション力、柔軟性のあるメンバーがそろっており、過去のPdM経験などを活かしながら日々プロダクトやユーザーに向き合っています。

メンバーの成長をサポートするため、意識していることはありますか?
フランクで話しやすい雰囲気をつくりつつ、マインドセットへのアドバイスや細かなフィードバックを通じ、一人ひとりの「やりたい」をサポートできるよう心がけています。
例えば今回のプロジェクトでは、PdMとして成長中のメンバーにも参画してもらいました。プロジェクトを円滑に進めつつ、並行して成長の機会もつくれるよう、最初はサポート役へ配置し、私がPdMとして戦略を立て、社内調整を行う様子を見て学んでもらい、徐々に主導権を渡しました。経験を得たことによる成長は著しく、今後予定しているリニューアルプロジェクトの戦略は彼女に草案の作成を依頼、私がレビューする形で進行中です。
今後の目標やビジョンを教えてください
まず1つは、ユーザーの利便性を極め「PayPayがあって当たり前の世界」をつくること。たとえば中国では、すでに決済・金融アプリを使った行政手続きや運転免許証の表示も可能になっています。もちろん一概に比較はできませんが、PayPayを生活に欠かせないインフラにするため、少なくともお金の管理をPayPayで一元対応できる環境をつくりたいです。
もう1つは、今回のプロジェクトでも行ったようにチームメンバーを育てること。メンバー一人ひとりを一流のPdMに育て上げることが私の使命だと思っており、私と肩を並べてプロジェクトを推進できるよう成長したメンバーたちとともに、コアアプリの改善サイクルを素早く回すことで、事業成長に貢献したいです。
読者へのメッセージをお願いします!
私は、優れたPdMとは「自分が開発するプロダクトが、どうユーザー体験を向上させるか」を語れる人だと思っています。PayPayでPdMとして活躍したければ、ユーザー視点は絶対に欠かせません。
加えて、PdMとして3つのマインドセットが必要だと思います。1つはオーナーシップを持つこと。ステークホルダーが多く、事業スピードも速いPayPayでは、受け身の姿勢だと物事を推進できません。チャレンジ精神を大切にし、トライアル&エラーを繰り返して学びを深められる方に向いた組織です。2つ目は、広い視野を持つこと。PayPayは日本国内では有数のアプリですが、世界に目を向けるとユーザー体験や機能面で優れたアプリは沢山あります。外国籍のエンジニアも多い環境だからこそ、海外マーケットの最新情報を手に入れ、PayPayに還元する姿勢を持ってほしいです。
最後は、柔軟な考えを持つこと。ユーザーファーストは大切ですが、絶対の正解はありません。だからこそ「何をやるか/やらないか」の意思決定が重要です。自分の決断を信じつつ、ステークホルダーの意見にも耳を傾け、ベストな解決策を探っていく。柔軟性と強い信念を併せ持ち、主体的にPayPayの未来を築いていける方と一緒に働きたいです。
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※募集状況、社員の所属等は取材当時のものです。

