PayPayリーダーインタビューは、PayPayグループトップの人柄や考え方を紹介するシリーズです。今回は、2024年10月にコーポレート統括本部 HR本部 本部長に就任した萩原 佑一さんにお話を伺いました。
萩原 佑一(はぎわら ゆういち)
コーポレート統括本部 HR本部 本部長
大手メーカーにて、グローバル人事(制度企画・HRBP)、グループ副社長直下組織等で国内外関係会社や事業の戦略立案・実行に従事後、2019年PayPayへ入社。HRとしてコロナ禍における事業と組織のレジリエンスを高める。HRMサイクルの全般やコンプライアンスに携わり、事業戦略に沿った中長期人員計画の立案、データドリブンでの組織コンサルティングによる組織と人のポテンシャル最大化も担う。また、ソフトバンクグループで生成AI事業検証を開始。2024年10月より現職。
一瞬の迷いもなくPayPayを選択
PayPayへ入社された経緯を教えてください!
この社会に生きた証として、最期を迎える時に、社会をより良くした事業を残したい。常日頃からそんな思いを抱え、学生時代から起業家や経営者を目指して行動していました。また、金融工学を研究していたこともあり、世界経済を成長させる軌道を描くには、金融というのは欠かせない存在だと認識していました。そんな中、尊敬するソフトバンク創業者の孫さんが新たなプラットフォーム作りを始めて、そこに参画できるというチャンス、金融領域で最もUXが豊富な「決済」の在り方をゼロから覆すゲームチェンジャーとして、スーパーアプリ化を目指すPayPayを選択することへの迷いは全く無かったです。

PayPayの事業成長のために全力でコミット
萩原さんが率いるHR本部について教えてください
HR本部は、50ヶ国以上からプロフェッショナルな人材を採用し、ダイバースな力を最大化させ、ユーザーに価値を届けるプロフェッショナル集団です。
私たちのミッションは、全社の心拍数を上げることです。ランニングに例えるなら、同じ方向に向かって、プロフェッショナルな一人ひとりにいかに適度な負荷をかけ、ランニングのスピードを上げることです。その結果として、グループアセットの生産性向上を達成する。ここが、私たちの勝負所であり、私がステークホルダーに対してコミットすることです。
HR本部の戦略や組織作りにおいては、全社の組織作り同様に「組織は戦略に従う」ということを設計ポリシーとしています。事業戦略が変われば、HR戦略も機動的に変更し、それに連動して組織のあり方も変えるべきです。そして、変えて終わりではなく、良い部分と悪い部分のどちらも因数分解してフィードバックをかけて、常にアップデートを行います。
また、「少数精鋭」であること。売上やGMVの増加に比例し、人員数を増やすのではなく、ゼロベースで本質を考え抜いた戦略を練って、最先端のテクノロジーを駆使することが重要と捉えています。

本部全体としての強化ポイントはどのような点にありますか?
常日頃から「努力は夢中に勝てない」と思っており、HR本部の一人ひとりが「事業に夢中になれる環境作り」を第一義に変革していきたいです。
私の経験からなのですが、人って好きだったり、得意な領域で夢中になりだすと努力とは思わないんですよ。そして、夢中になって追及していくことによって、どんどん加速度的に成長グラフが上がっていく。嫌々作業的に仕事をするのではなく、そのようなフロー状態になると人って強いなと感じます。人事経験が長いと残念ながら事業と感覚が離れてしまっている方もいます。
事業に没入し、PayPayの未来、そして、未来の社会をどれだけ良いものにできるかを信じて、覚悟し行動することができるか。それが夢中になるヒントだと私は考えておりますので、HR本部全体をそのように変革していきたいと考えています。
就任早々に部長陣と一緒に取り掛かったのは、これまでどこか曖昧であったゴールであるグループ生産性の向上を添付図(以下、β版イメージ)のように数学的に考えて、それぞれのKPIに責任者を設定いたしました。これはHR本部の全員が、同じベクトルに向かって助け合い、各々が数字に責任を持って仕事をするためです。

そして、基盤アクションとしては、最先端テクノロジーであるAIをHR領域の全てに導入します。

AI活用は単なる効率化に留まらず、0→1を生み出すことにもつながり、HR戦略においても大きな武器となります。従業員の採用から退社までのデータをクリーンアップし、タグ付けし、リポジトリ化する。AIを中心的な存在に位置づけることで、これまでと全く違ったエポックメイキングな成果を出すことができると信じています。
逆に絶対にやりたくないことは、戦略や組織を硬直化やローカライズ化させ、サンクコストを多く出し、生まれてくる細胞も、消えていく細胞も少ない状態を作り出してしまうことです。
HRである前にPayPayパーソンでありたい
普段のコミュニケーションの中で大切にしていることを教えてください
チャレンジして失敗した時のセーフティーネットを敷くことです。大きな成果を生み出すには、多くの犠牲や失敗を伴います。失敗の責任は私が負うので、どんどん新しいトライアル&エラーの経験をしてほしいですし、コミュニケーションの際にいつも気にかけています。過去に部下から「萩原さんと一緒にやると何でも出来そうな気がする」とフィードバックもらった時は、嬉しかったですね。
そして、仕組みに関しては、HR版ハッカソンやアワードを開催して全員で称え合って、共鳴することを大切にしています。
萩原さんの仕事に対するモチベーションは?
事業を通じてより良い社会に変えていくことです。HRの仕事は、辛くても会社にとって本当に言わないといけないことを言わないといけなかったり、優しいことしか言わないで済む仕事ではありません。それでも、この先のPayPayグループが未来の社会へ提供できる価値を考えると、ワクワクが止まらず、私自身夢中で仕事をしています。ユーザーからの新サービスへの反応が良かったり、とても便利になった等のお声を頂くととても嬉しく思います。また、毎日コンビニで「PayPay」の決済音を聞くだけで嬉しくなりますね。
仕事をするうえで意識していることは?
最小の投資で最大の成果を上げることです。誤解を恐れずに言うと、私はHRという職種に強い拘りはありません。拘った瞬間に終わりだとすら思っています。人的資源と直訳される言葉「HR」には、管理的な要素が多く含まれていると感じますが、そういった通例的な業務範囲で自分たちを定義せず、「HR」を再定義し、PayPayワンチームで事業目線で動くことを常に意識しています。
社会(ユーザー)をより良くするUXやサービスを届けるためのPayPayパーソンの一人で、たまたま今自分はHRの役割を担っていると位置づけています。そのため、常にユーザー視点に立ち返り、本質的に考えて行動するように意識しています。

事業成長を支える精鋭集団「HR」から変革を起こす
今後成し遂げたいことを教えてください!
ユーザーの可処分時間の少しでも多くの時間をPayPayアプリに使ってもらえるような世界を創造したいです。そのために、スーパーアプリ化に向けて、グループの組織と人の生産性をとにかく上げに行く覚悟です。それもテックカンパニーらしく、テクノロジードリブンでいきたい。HR領域でも、かつては従属変数として扱えなかった数値(例えばコミュニケーションツール内でのやりとりや会議内容や健康データ)が今や扱えて、無限にシュミレーションすることだって可能なテクノロジーの進化があります。それなのに、1年前と同じ仕事の仕方をしているなら危機感を持つべきです。最先端のテクノロジーを全社、HR内で存分に使えるようにし、そうすることでプロフェッショナルなスキルと掛け合わせて、最小の投資で最大の成果を上げていきたいです。早ければ早いほどよいというPayPayのカルチャーらしく、6ヶ月で一定の形にしたいですね。
読者の皆様へメッセージをお願いします!
事業をよりドライブさせるために、事業経験があるメンバーを多く採用しており、様々なバックグラウンドを持ったメンバーから構成されるPayPayのHR組織は、既存のHRの常識を覆すようなドアをぶち破る精鋭集団です。HRは、会社法から労働三法までルールや原理を勉強することは多いですが、当事者意識を持ち、チャレンジを楽しめるメンバーたちが活躍しています。BtoCのアプリ業界は”Winner takes all”で、第一想起をとるためには、ユーザー動向に脊髄反射のように合わせてアジャイルに鋭く動くことが非常に重要です。HRとしてもこの高速域のスピードを持続的に発揮するためには、当事者意識は欠かせない要素となります。
私たちは、事業戦略と同じで、アーカイブにあるようなどこの会社でもやるようなことはしません。不確実性は不快感ではなく、新しいことを考える絶好のチャンスです。そのため、従業員にのみフォーカスして、福利厚生を充実させて従業員の満足度を高めるといったことにやりがいを持つ方には不向きです。HRから事業をドライブして社会を変えにいくという情熱を持つ方と一緒に働きたいです。
PayPayで働くことで得られる経験は、「困難だが不可能じゃない」ということです。
チャレンジ精神旺盛な方、我々と共に変革のための行動を起こしましょう!
現在募集中のポジション
※募集状況、社員の所属等は取材当時のものです。

