PayPayの成長速度より自ら一歩先の成長を 金融事業推進本部トップが大切にする仕事の流儀

2025.01.15

リーダーインタビューは、PayPayグループトップの人柄や考え方を紹介するシリーズです。今回は、金融事業統括本部金融推進本部 本部長の川田 博樹さんにお話を伺いました。

川田 博樹(かわた ひろき)

執行役員
金融事業統括本部 金融推進本部長

株式会社有線ブロードネットワークス(現、株式会社USEN)入社。2005年にヤフー株式会社(現、LINEヤフー株式会社)に入社。ヤフオクカンパニー事業推進本部長 兼 コンシューマー事業コントローラー、コマースカンパニーコントローラーなどを歴任し、2018年PayPayへの出向を経て2020年PayPayへと転籍。2022年1月に金融事業統括本部金融推進本部 本部長へ就任。その後、2023年7月にPayPay株式会社執行役員に就任。2023年7月よりPayPayカード株式会社へ主務出向し執行役員と事業推進本部の本部長を兼務。

One Big Teamとして、PayPayグループだからできることに注力

これまでのキャリアを教えてください

株式会社有線ブロードネットワークス(現、株式会社USEN)を経て、2005年よりヤフー株式会社(現、LINEヤフー株式会社)に入社。PayPayには2018年のサービス開始当時から参画しました。

PayPayでは、チャージコストマネジメントに伴う金融機関との交渉、マイナポイント、JPQR、LINE Pay連携、関係省庁への渉外活動、SBKKやZHDとのグループ内連携を担当してきました。
PayPayの特徴は、考え方が前向きで、ユーザーファーストを第一に考えているということです。また、多様なバックグラウンドを持つメンバーが役職に関係なくフラットに議論を重ねながらサービスを前進させており、新しいチャレンジができる点も私自身、気に入っています。

また、PayPayとPayPayカードとは、PayPayサービス開始時点から二人三脚で事業を進めてきましたが、2022年10月に同じグループになり、One Big Teamとして推進して行くことになりました。そのため2023年7月よりPayPayの金融推進本部のメンバーとともにPayPayカードに籍を置き、現在は両社メンバーと一心同体で事業を推進しています。

PayPayの金融推進本部の組織構成とミッションを教えてください

PayPayでは、クレジットカード、銀行、証券、保険などの金融サービスを、PayPay内の「ミニアプリ」機能という形で展開しています。この事業を統括している「金融事業統括本部」配下に、「金融戦略本部」と「金融推進本部」があります。私がみている金融推進本部の主な役割は、PayPayカードとの連携やPayPayクレジットの推進、PayPay残高にチャージできる金融機関等との交渉です。

金融機関渉外部、クレジット事業推進部、金融推進部の3部から構成されており、メンバーは合計約40名。現在のミッションは、大きく分けると次の2つです。

まず1つめは、PayPayカードとともにクレジット事業をグロースさせていくこと。取扱高のうち、PayPayクレジット、PayPayカードでの利用が増えれば、その利用を起点とした金融収益が増加します。決済手数料に加え、この金融収益を増加させることがミッションです。

そして2つめは、ファンドソースコスト(金融機関への支払いコスト)を最適化し、グループのエコノミクスを強化していくこと。利益力を強化するためには、コスト体質を筋肉質にしていく必要があります。ファンドソースコストはPayPay、PayPayカードの両社で発生しており、グループのコストの中で大きな位置を占めるため、このコスト体質を改善することでGMVの伸び以下にコストを抑え、利益率を高めグループの収益拡大に貢献することを目指しています。

金融推進本部は、グループ内外のパートナーと協業しながら、PayPayカードやPayPayクレジットに関わる新規事業や機能を世に広め、ユーザーに利用してもらう役割を果たしており、PayPayカードやクレジットの利用が拡大して収益を高めるための重要な組織です。

6,000万以上のユーザーを抱えるフィンテックサービスとして、他社と比べて特に力を入れているのはどのような点ですか?

「PayPayグループだからこそできること」に尽きます。
たとえば2024年3月より実現した、PayPayカードの支払い情報がPayPayアプリの「取引履歴」からリアルタイムで確認可能にする取り組みです。この機能を活かし、同年6月にはPayPayカードでの決済時もPayPayスクラッチくじが配布されるキャンペーンも実施できました。

また2024年5月に実施した「PayPay」のアプリ内でApple PayへのPayPayカード(PayPayカード ゴールドを含む)設定を可能にした取り組み、そして2024年10月実施のPayPayのホーム画面でPayPayカードのカード番号などを確認できるようにする取り組みなどは、PayPayとPayPayカードとがOne Big Teamとして実現させた、PayPayグループだからこそ提供できるユーザー体験です。

グループで新たな価値を提供していくには、「ユーザーファースト」も欠かせません。金融推進本部では、サービスを磨き、ユーザーの皆さんに受け入れてもらえるようこの視点を大切にしながら、これまでにない取り組みを行っています。

日本のキャッシュレス市場のうち8割はクレジット決済が占めています。今後もユーザー視点でPayPayの強みを活かしたプロダクト開発やプロモーション連携を強化することで、PayPayグループの取扱高を伸ばし、コード決済とクレジットカード併せてユーザーのお財布シェア率を高めていきたいと考えています。

PayPayの成長スピードを上回る速さで、自分自身も成長していく

PayPayで経験した一番チャレンジングで忘れられない出来事は?

2023年5月に、PayPayのチャージにおける「PayPayカード」「PayPayカード ゴールド」以外のクレジットカードの利用停止について公表した後、他社が発行したクレジットカードでPayPayアプリを利用しているユーザーからさまざまなご意見をいただき、一部のユーザーを困惑させる結果となってしまいました。

PayPayとPayPayカードのユーザーにとって最高の体験を提供するために何ができるか、本部のメンバーとも一緒に考える日々が続きました。試行錯誤を重ねることに苦しさも感じました。いろいろな解決策を考えている中では楽しさもあり、忘れられない経験となりました。

仕事をする中で大切にしていることは?また、ご自身の仕事に対するモチベーションはどのようなところにありますか?

スピードと実行力、そして主体性と責任感を大切にしています。
急成長を続けるPayPayをさらに加速させるためには、PayPayの成長スピードを上回る速度で自分自身も成長していくことが求められます。自分から課題を見つけ、解決していくという姿勢、そして何かあったら自分が最後に責任を取るという強い決意も必要です。

PayPayでは、新たなチャレンジに挑むことが歓迎されています。自ら課題を見つけチャレンジしていくことが、私自身の仕事の楽しさにも繋がっています。時には壁にぶつかることもありますが、必要なら本質的な議論を再度行うなど「ユーザーファースト」な視点で考えることと、定量的な観点で数字を見てフラットに判断していくことを心がけています。

PayPayの金融推進本部だからこその魅力、アピールポイントややりがいを教えてください

クレジット事業やファンドソースコストなど、事業戦略上の重要な分野での業務ですから、やりがいもチャンスも大きいという点が最大の魅力ですね。大事な試合でヒットが出れば反響も大きいですし、しっかりとヒットを打てれば次の打席というチャンスが舞い込む機会も増える。自分がやりたいことを体現できる可能性も広がります。

またキャリアという面でも、今やPayPayグループは日本のキャッシュレス市場やフィンテックサービスの中で注目度も高いです。その中でチャレンジできる経験は、ひとつの大きなアドバンテージになるはずだと思います。

PayPayの金融推進本部で活躍している人はどんな人ですか?メンバーの成長のために意識していることはありますか?

プロアクティブに行動できる人が活躍しています。何か指示されてから動くのではなく、自分で課題を探して解決するというプロアクティブな動きが求められていますし、そういう人の方が活躍しやすい環境です。

私自身、メンバーにはどんどんチャレンジしてほしいと思っています。何かにチャレンジした時の打率は、誰でも大きくは変わらない。ヒットの数を増やすには、チャレンジする回数を増やせばいいんです。スピードを上げて活躍していれば、チャレンジできる機会も増え、おのずとヒットも増えていきます。もちろん、ただ単にチャレンジをするだけでなくアウトプットにもこだわって欲しい。その上で、メンバーにはスピードを上げて場数を踏んでほしいですね。結果、もし仮に失敗したとしても、一緒に失敗を反省し次にチャレンジしていけばいいと思っています。

クレジットのシェアを向上させ、キャッシュレス市場でNo.1へ

今後成し遂げていきたいこと、将来のビジョンや理想を教えてください

PayPayグループ全体がOne Big Teamとして、ユーザーのお財布シェアNo.1をベースにしたフィンテックカンパニーになることを目指しています。

年間百兆円程あるキャッシュレス市場の大半をクレジットカードが占めています。キャッシュレス市場でNo.1になるためには、クレジットカード事業でのシェアを一層向上させる必要がありますし、その外にはまだまだ現金市場がありますのでそこも伸びしろです。今後2〜3年で他社よりも一歩抜きんでたサービスとなることを目指しています。現在の金融推進本部は実行力を持つメンバーが揃っていますので、メンバーとともにより大きく、インパクトのある成果を上げていきます。

最後に、読者へのメッセージをお願いします

PayPayの金融推進本部は、何事にも前向きな気持ちでプロアクティブに取り組める人、実行力のある人なら楽しく活躍できる環境です。逆に言うと、口だけで行動が伴わない人には結果も生まれず、周囲の人に負けてしまう可能性があります。我こそはという方とご一緒したいです。

※募集状況、社員の所属等は取材当時のものです。

記事カテゴリー