PayPay Inside-Out People and Culture

Tech Talks vol.10 – Product Marketing

2021.11.01

Tech Talksについて

Tech Talksシリーズでは、PayPay Techチームのモノづくりへの姿勢や雰囲気を、世界35カ国以上から集まった個性豊かなプロダクトメンバーたちの声を通してダイレクトにお伝えしていきます!今回はプロダクトマーケティングチームから古木哲平さんにご登場いただきます。

※この記事は翻訳記事です。原文はこちらから

古木哲平(ふるき てっぺい)

プロダクトマーケティング

Day 1メンバーとして2018年7月PayPayジョイン。プロダクトマーケティングマネージャーを務める。意識しているのはUNCOMFORTABLEな環境に身をおくこと。自身の成長のためには快適な環境に居続けるのでなく、あえてUNCOMFORTABLEな環境に身を置くことが必要だとCTOからアドバイスをもらったためです。以来PayPayで経験と成長ができています。

現在の仕事内容

プロダクトマーケティングの仕事をしています。主にはプロダクトマネージャーがリリースした機能をGrowthさせることです。具体的には、ユーザーのステータスに応じてアイコンを出し分けたり、決済以外の機能についてバナーやアイコン上部のバルーンで訴求しています。また、ユーザーがどのように機能を使っているかなどをデータ分析して仮説を立てながらより良い方法を模索しています。

プロダクトマーケティングチームについて

約30名のメンバーで構成するプロダクトマネジメント部に属しています。 プロダクトマーケティングと言いつつ、個別にチームがあるわけではなくプロダクトマネジメント部の中にバーチャルな組織として存在しています。 そのため、プロダクトマーケティングだけでなく時にはプロダクトマネージャーも兼任することもあります。

組織図

直近のテクニカルチャレンジ

PayPayとしていくつかのミニアプリをリリースしてきていますが、どのような機能をどういうユーザーに見せるかといった部分の調整がなかなか難しいです。 サービス担当者としては、自身が携わったサービスを出来る限り良いポジションに配置したいと考えるのは当然なので、そこを他サービスとどう折り合いをつけるかという部分を検討していました。また、単純にポジションの配置を変えるだけではなく、その機能のアクティブユーザーにのみアイコンを表示し、その機能をあまり使わない人には別の機能のアイコンを表示するようにパーソナライズするなど工夫したりもしました。 デザイナーの青柳さんに協力いただき、PayPayとして2、3年後の理想形を先に描き、それに沿って短期的にこうしていくという方針を関係者含めて説明し合意を取りました。 直近だけを見たり、特定のサービスだけに注力するのではなく、もう少し俯瞰でPayPayとしてどういうUI/UXがユーザーにとって良いのかを常に意識しておくことを心がけています。

今後チャレンジしたいこと

ユーザーにとって、利用しやすい心地よいプロダクトを目指していきたいと思っています。そのために、パーソナライズに注力していきたいと考えています。現在でもある程度は行っていますが、これをもっと進化させて必要なタイミングで必要な機能を提供できるようにしていけると素晴らしいと思っています。その業務に携わり、ユーザーグロースの経験を積んでいきたいと思います。

哲平さんのある一日

だいたい10時少し前に業務を開始します。完全リモートなので、子供を保育園に送ってから余裕を持って仕事につけるのが良いところです。 Slackの未読メッセージやメールをチェックしたあとで、今日のタスクの整理や優先順位付けを行います。 突発的な依頼が来たりする場合もあるので、その都度優先順位を見直して明日に回せるものは無理せず柔軟に移動させたりします。 マーケティングチームやビジネスチームと打ち合わせを行い、アプリを使ってどのように機能を訴求するかを検討・実施していきます。 プロダクトマネージャーのようにPRDを作成してプロジェクトを動かすこともありますが、基本的には社内ツールを使って特定のユーザーにバナーを出したり、アイコンを表示してサービスの利用率を高める方法を模索しています。 データを分析し、それを元に次回の改善点をビジネス担当者と議論します。

これまでのキャリア

PayPayにjoinする前は、10年ほどYahoo! JAPANで働いていました。広告代理店が利用するツールの企画や、広告事業の経営戦略などの業務に携わっていました。

入社のきっかけ

当時、そろそろ広告以外の業種にも携わりたいと考え始めていました。これからはモバイルペイメントの領域が伸びるのではないかと同僚と話していたこともあり、Yahoo! JAPANの社内公募で決済・金融事業に応募しました。 部署間異動をイメージしていましたが、新しい会社を立ち上げるからとプロジェクトに放り込まれました。右も左もわからない中、Paytm・SoftBankなど会社も言語も違う人たちと一緒に仕事をやることになるとは思ってもいませんでした。 結果的にYahoo! JAPANからPayPayに転籍することになったのですが、理由は大きく2つあります。 1つは、周囲の人たちがとても優秀で尊敬でき、自分の成長につながると確信したことです。自分では思いもよらなかったアプローチや解決方法を思いつく人や、日本だけでなく海外の市場や動向も踏まえた上で最適なプロダクトを作っていけるかを考えることができ、今まで以上に多面的に物事を捉えることができると思いました。 もう1つは、スピード感でした。立ち上げ当初はスピードを優先してプロダクトをリリースして、ユーザーのフィードバックを受けながら即改善していくというカルチャーがありました。 それ以前とは、真逆のアプローチだったこともあり、最初は戸惑うこともありましたが、今ではそれが当たり前になり、結果的にプロダクトの強みにもなったと思っています。

これからPayPayを受ける人へのメッセージ

PayPayの魅力は2つあります。 1つは、グローバル・多様性が尊重されている環境です。色々な国の出身の社員が周りにたくさんいるという環境は他の日本企業ではあまり体験できないと思います。価値観や考え方が違うので最初は分かり合えない、やり方が気に入らないという部分もあるかと思います。 しかし、プロダクトを良くしていくという思いは全員一致しているので、きちんとコミュニケーションを取って認識の齟齬を無くすように出来るのは素晴らしいと思います。 もう1つは本当に優秀な人が多いところです。一緒に仕事をしていて、尊敬できる人・お手本になる人がたくさんいます。自分も頑張らないととやる気をもらえています。 PayPayはとても刺激的で、間違いなく自身の概念を良い意味で打ち破ってくれる経験が得られる場所だと思います。時には大変なこともありますが、これだけのユーザーと加盟店に支持されている環境で、自身が関わったプロダクトを提供できることはなかなかないと思います。まだまだやりたいこと、やらないといけないことはたくさんあります。刺激的な環境に入って、今までにない経験をしてみませんか?

現在募集中のポジション

※募集状況は取材当時のものです。

執筆:Teppei Furuki / 監修:Mune / 編集:Az
※社員の所属等は、取材当時のものです。