PayPay Inside-Out People and Culture

Design Chit-Chat vol. 9 – Eri Fujiki

2022.10.12

Design Chit-Chatについて

今やユーザー数5,000万人という国民的サービスとなったPayPay。そのモノづくりを語る上で欠かすことのできないのが、世界約40の国と地域から集まった個性豊かなプロダクトメンバーたちの存在です。グローバルレベルの技術スキルを持つメンバーが集結し、互いの考え方の「違う部分」や「共通 部分」を一人ひとり、ひとつずつ理解していく過程で、これまでになかった考え方やアプローチ、アウトプットを生み出すことができるチームに変わってきました。

Design Chit-Chatでは、そうしたPayPay デザインチームの姿やものづくりの雰囲気を、できるだけダイレクトにお伝えできるよう、メンバーの声をシリーズでお届けします。
今回はプロダクト本部 デザイン部から藤木 恵理さんにご登場いただきます。

Eri Fujiki

藤木 恵理(ふじき えり)

プロダクト本部 デザイン部

横浜市出身。2014年ヤフー株式会社に入社し、Yahoo!トラベル、Yahoo!ショッピングのデザイナーとして働く。2018年8月よりPayPayへ出向し立ち上げから担当、2020年4月にPayPay株式会社に転籍。2020年11月から産休・育休を取得し2022年4月に復職。現在は時短勤務で仕事と育児を両立しながら第2子を妊娠中。

所属チーム・仕事内容は

PayPay立ち上げ当初はデザイナーも少人数だったためPayPayアプリのほぼ全てのデザインをしていましたが、今はデザイナーも増え、小チーム制で担当領域を分割しています。現在私はConsumer App(消費者向けアプリ)のFinancial(金融関連)、P2P(個人間送金)などを担当するチームBに所属しています。私は主にFinancialの請求書払い、マイナポイントなどを担当しています。この分野はPayPayとしても注力し取り組んでいるため、とてもやりがいがあります。金融なので堅苦しい内容も多いのですが、知識のないユーザーにもシンプルでわかりやすく、安心感のあるデザインにすることを心がけています。

デザイナーになろうと思ったきっかけ

幼少期から絵を描くことやパソコンをいじることが趣味で、親のMacintoshを使いキッドピクスというソフトでひたすら絵を描いていました。将来も美術・デザイン関連か技術的な仕事がしたいとぼんやり考えていたので、美大の情報デザイン学科がピッタリだと思い、入学し専門知識を高めることにしました。大学でデザインの基礎を学んだり、ヤフーのインターンシップに参加し業務体験する中で、パソコンを使いデザインすることは全く苦に感じず楽しめることに気づきました。そしてIT企業のデザイナーになるのが自分に向いていると感じたことから、現在のプロダクトデザイナーになることを決意しました。

最近手がけているプロジェクト

様々な金融関連の業務を担当していますが、主に請求書払いの新機能追加や改修をしています。最近では、請求書払いのトップページのリニューアルデザインを行いました。請求書払いの利用法を簡潔に表現したアニメーションを追加するなど、初心者にもわかりやすく利用してみたいと思えるようなUIを心がけました。請求書払いは税金や公共料金など行政と関わることが多く、制約が厳しいこともあります。その制約の中でもユーザーにわかりやすいデザインを提供することに、使命ややりがいを感じています。

PayPay 請求書払い トップページ(Bill Payment TOP)

アイデアを引き出すプロセス

インプットとアウトプットの時間の両方を大事にしています。インプットはとにかく沢山のアプリやサービスを使ってみることが一番ですが、美術館に行ったりデザインイベントに参加することでも幅広い知見が広がるので好んで行っています。アウトプットは、自分で思いつく限りのアイディアを一度全て作ってみます。作成当時どう考えてもボツになるだろうと思っていても、別の観点から実は使えたりすることもあるので、思いついたアイディアはすべて完成するまで残しておくことが多いです。

PayPayでモノづくりする中で大切にしていること

ユーザーファーストやスピード感は常に大切にしています。それ以外にもPayPayは多国籍な開発現場なので、日本人以外にもわかるような成果物にすることを心がけています。例えばデザインデータは基本画面のテキスト以外英語表記で統一しています。デザイン以外も、チームメイトとのテキストベースの会話は基本英語を使っています。(対面・通話の際は通訳さんがいるため私は日本語で話しますが、英語を使う人も多いです)言葉の面だけでなく、特別な知識がなくても伝わるような単語選び、フロー作成など、この環境で働く上での気配りはたくさんありますが、日本にいながら海外で仕事をしている気分になれるので、私はそれを楽しめています。

PayPayでこれからチャレンジしてみたいこと

キャッシュレス決済は既に多くの人に使っていただいていますが、若年層世代はまだまだという印象です。というのも最近、子どもが産まれて、子どもに対してお金の知識をどう教えるのがよいのだろう?と考え始めたからです。既に小さなお子さまでもおままごとにPayPayを取り入れている声をよく聴きます。なので私は、子どもだからまだ使えないとシャットアウトするのではなく、ある程度理解できるようになったら、お金の知識と一緒にPayPayの使い方なども教えていきたいと考えています。それを踏まえて個人的な願望ですが、機能を制限し子どもからお年寄りでも簡単に使えるシンプルなPayPayや、今ゲームにあるような「見守り機能(親が子どものアカウント情報を管理できる機能)」をPayPayで実現できたら嬉しいです。

これからPayPayを受ける人へのメッセージ

PayPayは今でこそ日本で多くの人々に知られる存在になりましたが、まだ設立年数の若い発展途上の会社です。若い会社だからこそ実行スピードも早く、日々新しい取り組みが行われたり改善され、より良い会社へと進化しています。職場環境としてもリモートワークなど自由度が高く、個人の環境やスタイルに合わせて仕事がしやすいです。産休育休だけでなく看護休暇などの手厚いサポートもあるので、育児中でもとても働きやすいと思います。キャッシュレス決済の分野はまだまだ伸び代があり、これからも勢いは止まらないと思います。日本のキャッシュレス最先端で働いていることで、私自身いつも新鮮で刺激的な仕事ができています。新しいことにチャレンジしてみたい人はぜひ、PayPayに応募してみてください!一緒に働ける日を楽しみにしています。

デザインチームZoom会議の様子
Eriさんのとある一日
6:00
子どもに起こされて起床
7:00
子どもの朝食、着替え、おむつ替えなど / 自分の身支度
8:30
子どもを保育園に送る
8:45
ポッドキャストを聴きながら朝食 / 洗濯
9:30
仕事開始
10:00
担当プロジェクトのデザイン作業
12:00
ランチ
14:00
デザインレビューミーティング
15:00
担当プロジェクトのデザイン作業
16:30
業務終了 / 子どもの保育園お迎え

現在募集中のポジション

※募集状況は取材当時のものです。

執:Eri / 監:YAGI / 編:Mina
※社員の所属等は、取材当時のものです。