PayPay Inside-Out People and Culture

爆速成長を楽しむ会社であり続けるために。業務改善を担うBPR・ローコード開発エンジニア

2023.02.22

PayPayグループで働く圧倒的プロフェッショナルに迫るプロフェッショナルシリーズ。今回は、コーポレートIT部でBPRを推進する2人のエンジニアにインタビュー。BPRエンジニア、ローコード開発エンジニアとしてエンタープライズ開発に携わる面白さや、チームの雰囲気などについて伺いました。

古山 純平(ふるやま じゅんぺい)

システム本部コーポレートIT部プロセス自動化チーム リーダー

受託開発のベンチャー会社、マーケティング会社、コンサルティング会社を経て、2022年6月にPayPay入社。現在はプロセス自動化チームのチームリーダー兼BPRリードエンジニアとして活躍中。

渥美 順仁(あつみ じゅんじ)

システム本部コーポレートIT部プロセス自動化チーム

EC、SIer、モバイルゲーム会社を経て、2020年2月にPayPay入社。現在は、プロセス自動化チームのローコードエンジニアとして活躍中。

裁量が大きく、チャレンジしやすい環境

お二人がPayPayに入社された背景や決め手を教えてください

古山:
これまでSIerとしてクライアントワークばかりやってきたので、事業会社で内製のエンジニアをやってみたかったんです。導入して終わりだと仕事の手応えを感じにくいので、現場で活用されるようにその後の運用まで携われる環境に魅力を感じていました。特に、金融業界は未経験だったので興味を持ったのがきっかけです。

渥美:
僕の場合は、ゼロイチの会社でこれから日本の中心になるようなところで働きたいと思っていました。転職がしたかったというより、PayPayに入りたくて単願で応募しました。

入社して、前職とのギャップを感じたことはありましたか?

渥美:
スピードの速さはPayPayに入社したら多くの人が驚くところじゃないかと思います。特にモック作成までが速くて、仕様書を作り込む間なく、資料としてモックを作って依頼者に実際に触ってもらって確かめます。与えられている納期が短いからそうしているわけではなく、個人がフレキシブルに動けるのでプロセスもシンプルになっている感じですね。

古山:
個人の裁量が大きく、自由度が高いですよね。仕事の進め方も個人に委ねられるので、どんなプロセスを踏むべきか、これまでの経験をフル活用しながら進めています。同時に、規模は大きくても根底はベンチャーなので、新しいことを始めるハードルが低いですよね。しかもバックボーンがあるので大きなチャレンジもしやすい環境だと思います。

本質的な改善にダイレクトに向き合える面白さ

お二人の担当業務を教えてください

古山:
コーポレートIT部のプロセス自動化チームは、社内で働いている人たちが本質的な業務に100%注力できるように、業務効率化のためのアプリケーションサービスを提供する部隊です。

具体的には、承認申請システムや資産管理システム、アカウント管理システム、データインテグレーションなどのアプリケーションサービスの構築・改修依頼に対応しています。最近新規開発した案件では、Slack上のコミュニケーション分析のためのロボット作成も行いました。

私はチームリーダーとしてとりまとめをしながら、依頼元の部署へのヒアリングや調整、要件定義を行って、渥美さんを中心とする開発メンバーに依頼をしています。

渥美:
今のフェーズだと、ERPや、会計、HR系のツールを新たに導入することも多いので、ツールとツールをインテグレーションして自動化することも多いですね。安定期になるとこういう案件も減ってくると思うので、今だからこその面白さかもしれません。

古山:
1つのシステムをいじると、依頼元の部署だけでなく他の部署に影響が出ることがあるので、常に社内全体にアンテナを張っておかないといけません。例えば、人事発令のシステムにデータを取り込むと、稟議のシステムにも影響が出て、さらに職務権限規程のガバナンスにまで話が及んで…という具合です。なので、各部署を巻き込みながら案件を進める必要があるんです。

仕事のやりがい・面白さはどんなところにありますか?

渥美:
1つは使っている人の顔が分かって、ユーザの声も簡単に聞けることですね。評価をダイレクトに受けるので刺激があり、モチベーションにもつながります。
もう1つは、ゼロベースで話し合いができて、本質的な解決につなげられることですね。クライアントワークだとクライアントの言うことが絶対なので、「何でこんなまどろっこしいことをする必要あるんだっけ?」と思っても、従うしかないことって多いと思うんです。自社向けであれば、そもそも論からフラットに話し合えますし、状況に応じて段階的に開発するなど融通も利きます。そこが受託開発にはない社内のBPRエンジニアならではの魅力だと感じます。

古山:
BPRエンジニアって、解決する方法がいくつもあって正解が1つじゃないんですよね。こっちの部署の場合はこのやり方がいいけど、部署が変われば状況も違うので、毎回ヒアリングをする中で最も良い選択肢を選んでいく。それが醍醐味ですね。

渥美:
だから、毎回違うことにチャレンジできるんです。エンジニアって同じものを作っていたら飽きちゃうと思うんですが、ここでは同じことの繰り返しがなく、刺激も多い。アイデアの引き出しを増やしておいて、それをプロジェクトに反映できた時の喜びはひとしおです。

チームの雰囲気はどうですか?

古山:
全社的に風通しがいいですね。朝会でも言いたいことを言える環境ですし、本部長にDMを送れるというのも、他の会社の人からすると驚かれるかもしれません。

メンバーのバックグラウンドとしてはSIerや受託開発で経験を積んできた方が多く、プロの集まりです。UiPathを自分で勉強して、動画で上げたりしてる人もいますね。

渥美:
WFAの働き方になって、古山さんは北海道ですし、チーム内に沖縄在住の方もいて、1年経って初めて対面するなんてこともあるんです。それでも仕事ができる環境は個人的に気に入ってます。

みんな経験豊富ですし、コミュニケーションも取れているので、プロジェクトを進める時も個人の裁量に委ねる部分は大きいです。その中で、自分が伸ばしたいところはチャレンジができますし、苦手なところは得意な人にパスすることも自由にできる環境です。

自分たちの成長と仕事が、会社の成長を左右する

お二人が業務を行う上で大切にしていることは何ですか?

古山:
1つ1つの案件が、自分たちにとってもプラスになるようにすることです。各メンバーとどんな経験を積んでいきたいのかという会話もしてるので、それを元に案件を振り分けをしています。

PayPay 5 sensesで言うと、5番目の「Work for LIFE or Work for RICE」ですね。本質的な目的として依頼元の業務改善に貢献するのは前提とした上で、受ける側にもプラスになるように、未経験でもチャレンジしてもらったり、伸ばしたい分野に注力してもらったりしています。

渥美:
僕もエンジニアとして、目的と効果は常に意識してますね。「会社にとってどうなのか?」「その影響はどのくらいあるのか?」は一番に考えるところです。

あとは2番目の「SPEED is our bet on the market」もPayPayでは重要なポイントだと感じています。僕が入社した時に開発ツールの選定をしたんですが、スクラッチだと後から入社する人の学習コストがかかってしまうので、OutSystemsという開発プラットフォームを導入したんです。これがスピーディな開発にすごく役立っていて、迅速なリリースにも貢献できているのかなと思います。

今後成し遂げたいことを教えてください

古山:
現在は社内の多方面の部署から相談を受けて改善を行っていく形が主体ですが、ゆくゆくは自主的にサービスの考案、構築を行って、全社的にサービスを展開していけるようになりたいですね。

渥美:
PayPayは急速に成長しているので、最近では以前製作したツールが今の規模感に合わなくなっているケースも出てきているんです。会社の規模に比例するように大規模なアプリケーションの開発と運用を進めて、従業員が10倍になってもスピードを落とすことなく、ムリなくムダなく業務が進められる環境を保ちたいですね。そのためには、導入時の設計思想でどこまで先々のことを見通せるかが重要になってくると思います。

最後に読者へメッセージをお願いします

古山:
PayPayは自分にとって、常にチャレンジングな試練を投げかけられる刺激の多い場所です。だからこそ、厳しい場面でどう対処するかが重要です。どれだけ華々しい成果を出してきたかよりも、失敗や挫折の経験を次に活かせる方に来ていただきたいです。

渥美:
まだまだPayPayは成長途上なので、他では積めないような経験が得られると思います。会社の成長や変化を一緒に楽しみましょう!

協力:Jumpei, Junji / 企画:Misaki / 編集:PayPay Inside-Out編集部 / 撮影:Tak
※社員の所属等は、取材当時のものです。