PayPayアプリなら銀行口座開設が2分!? 新サービス提供の舞台裏に迫る

2024.03.27

PayPayグループのビッグプロジェクトの舞台裏に迫るProject Storyシリーズ。
本シリーズでは、重要プロジェクトにスポットライトを当て、その裏にあった障壁や各担当者のこだわりなど現場でのリアルなストーリーを、担当者へのインタビューを通じてお届けします。

2024年2月5日から、PayPayで本人確認(eKYC)済みのユーザーは、PayPayアプリ内のミニアプリ「PayPay銀行」「PayPay資産運用」経由で口座を開設する際に必要な本人確認書類や顔写真の撮影などの手続きを一部省略できるサービスが始まりました。
今回、このサービスをリリースに向けて推進した戦略企画チームのメンバーにお話いただきました!


神田 良徳(かんだ よしのり)

金融事業統括本部 金融戦略本部 金融戦略部 戦略企画グループ リーダー

保険業界での営業・企画、人材業界での事業開発を経て、2021年11月にPayPayに入社。現在は、戦略企画グループのリーダーとして、PayPay金融経済圏の拡大に向けた戦略企画・実行、及び新規事業・新サービスの企画を担当


栁澤 隆(やなぎさわ たかし)

金融事業統括本部 金融戦略本部 金融戦略部 戦略企画

大手メガバンクでの業務経験を経て、2022年9月にPayPayに入社。現在は、本プロジェクトを中心とした新規事業・新サービスの企画を担当


馬場 浩平(ばば こうへい)

金融戦略本部 金融プラットフォーム開発部 企画

クレジットカード業界での営業、企画経験後、未完成の領域でのチャレンジを追求し、2023年11月にPayPayに入社。PayPayの金融サービスの相互利用を高めるための企画を担う。2024年2月からは、給与デジタル領域を担当


継枝 研太(つぐえだ けんた)

金融事業統括本部 金融戦略本部 金融戦略部 戦略企画

フィンテックスタートアップ、IT業界でキャリアを積み、2023年5月にPayPayに入社。現在は、法人向け新規事業の立ち上げなど、PayPayの新規事業・新サービスの企画を担当

本人確認手続きをカンタンに。会社の垣根を超えスタートした画期的なサービス

まずは、それぞれの業務内容について教えてください

神田:
これまでは PayPayの個人間送金の拡大やPayPay金融経済圏の拡大、新サービスの企画などに携わってきました。
本プロジェクトでは、全体のマネジメントを担当しています。関係者も非常に多く、ひとつの作業のスケジュール遅延が他の多くのスケジュールにも影響を与えることとなり、大規模プロジェクトのマネジメントの大変さを身に染みて感じました。
一方で、今回の取り組みは、ユーザーのみなさんが日々感じている「金融サービスの煩わしさ」を取り除くことができる画期的なサービスであり、新規事業開発の観点ではとてもやりがいのあるものでした。

栁澤:
入社以来、本プロジェクトをメインに担当しています。前職でも同じようなプロジェクトに携わっていましたが、想像していたよりも課題が多く、その分やりがいも大きいプロジェクトとなりました。

馬場:
本プロジェクトでは、主にリリースに向けた準備業務を担当しました。入社直後ということもあり、準備タスクを進めるうえでは不明点ばかりだったのですが、周りの方のサポートのおかげで無事リリースにたどり着くことができました。

継枝:
私自身はいくつかの事業やサービスに携わっていますが、本プロジェクトにおいては今後の新規・追加機能の具体化を主に担当しています。現在はまだPayPayグループ内企業への提供に留まっていますが、今後はグループ外企業へも展開していくことができるサービスです。人々の生活や行動を変える可能性があるサービスの次の一手を検討していくことに非常に魅力を感じています。

2/5から口座開設時の本人確認手続きをカンタンにする新しいサービスが始まりました。その概要について簡単にご説明いただけますか?

継枝:
PayPayアプリ内にPayPayユーザーなら誰でも手軽に利用できる「PayPay銀行」「PayPay資産運用」というミニアプリがあります(※口座開設時には審査を実施)。利用開始する際には金融サービスであるため個人情報入力や免許証などの本人確認書類の撮影、ユーザーの顔写真の撮影といった本人確認が都度必要です。

ただ、PayPayのユーザーからすると、PayPayで本人確認を実施したのに、PayPay銀行やPayPay証券の利用開始の際にもまた本人確認が必要になるのは、煩わしいと感じる方もいるかと思います。

本人確認手続きが省略でき、簡単に口座開設が可能に。

今回のプロジェクトでは、各口座開設の際の煩わしさに対して抜本的な梃入れを行いました。PayPayで本人確認(eKYC)が済んでいれば、口座開設の際に本人確認書類の撮影やユーザー自身の容貌撮影を省略することができます。PayPay銀行ならわずか2ステップ、PayPay証券も3ステップで新規口座開設ができるようになりました。

関連リンク:『PayPayアプリの本人確認情報と連携することで、PayPay銀行とPayPay証券の口座開設手続きが大幅に改善』(プレスリリース、2024年2月5日)

プロジェクトを振り返って、いかがですか?

神田:
サービス開始直後、知り合いにPayPay銀行の銀行口座を開設してもらったのですが、「こんなにもすぐに銀行口座を開設できるの?満員電車の中でスマホ上から2分で口座開設できた」と驚いていました。少し前なら、銀行の支店に赴いて印鑑や免許証などが必要であった口座開設手続きが、この取り組みの結果、スマホと右手の親指だけで「満員電車で片手で2分」で完了できる世界が作れたと実感し、これまでの苦労が吹き飛ぶくらい嬉しかったです。
実はこれまで申込開始から口座開設の手続きにおいて、本人確認のための撮影の段階で約30%のユーザーが離脱してしまう状況でした。ですが今回サービスを始めたことで、この離脱率を大幅に改善することができました。PayPayグループ全体としても大きなインパクトがあったと思います。

栁澤:
多くの方々にご協力いただき、これまで無かった新しいサービスを実現できました。本当に感謝しかありません。この場を借りてお礼を伝えられたらと思います。
このサービスは、PayPayで本人確認済のユーザーが対象です。2023年11月時点では2,500万人超という多くのユーザーに本人確認していただき、とてもありがたいですね。

今回のプロジェクトに関わった部署を挙げると、まず顧客管理部のみなさんには、より多くの方に本人確認していただけるような施策をいつも考えていただいています。
世の中のどこにも無かったサービスですので、政策企画部には、社外関係各所などに対し、サービスについて時間をかけてご説明いただきました。また法務部には、事例が全く無い中、PayPay銀行やPayPay証券に何度も赴きゼロから契約書の手続きをしていただきました。また、法務部の皆さんには、個人情報の取り扱いについて一緒に知恵を絞ってくださいました。
PayPay銀行やPayPay証券のみなさんにもお礼を言いたいです。3社で協力し、サービス開始に漕ぎつけることができました。

特に大変だったのはどんなことですか?

栁澤:
PayPayで行う本人確認の基準ややり方を、PayPay銀行やPayPay証券と合わせることに苦労しました。一見すると、法律上は銀行・証券どちらも同じような本人確認手続きをしているように見えます。ですが、たとえばユーザーの住所表記の文字に登録できない文字がある(表記ゆれ)場合、読み換えできる・できないの判断や、何の文字に読み換えるかといった細かな基準ややり方には各社で違いがあることがわかりました。

銀行や証券にはそれぞれの観点があり、リスクに対する考え方も違うので、そこを3社でどう合わせていくか、業務サイドや顧客管理部も一緒に何カ月にもわたって試行錯誤しました。結果として、多角的な視点でサービスを検証し、より強固な形で提供できることになりましたので、良かったと思っています。

神田:
銀行も証券も歴史のある業界なので、それぞれの常識・ルールもあり、歴史の浅いPayPayが新しい取組みを推し進めることに戸惑いや懐疑的な見方もあったと思います。そんな中でも諦めず、私たちが目指している世界をどう実現していくのか、継続的にコミュニケーションを取ることで、無事にサービスを開始することができました。今後はより多くの企業にこのサービスを使っていただけるよう、改善を続けていきたいです。

サービスを運営する中で、今後目指したいことはありますか?

栁澤:
今回のサービスを世に出して、ユーザーのみなさんから「口座開設がとても簡単になった」というお声をいただくことができました。
今後は、PayPay金融サービスだけでなく、世の中のあらゆるサービスを対象にしていきたいです。「PayPayで本人確認をすれば、他のサービスでは本人確認が不要になる」や「PayPayで住所変更したら、自身が利用している他のサービスでも住所変更が自動的に完了する」とような世界観を目指したいと思っています。

神田:
PayPay銀行やPayPay証券以外でも使える範囲を広げることで、一人でも多くのユーザーにサービスを利用してもらえたらと思います。そのために必要な機能開発を順次進めていきます。

馬場:
基本的に口座開設は各サービスで一度しか行わないので、手続きが楽になったと気づく方は少ないかもしれません。ですが、今後も「いつの間にか便利になった」という世界を目指したい。今回のサービスをきっかけに「決済×金融」のクロスユースを拡大させ、PayPayグループ全体の成長に繋げていきたいです。

プロフェッショナルとして得意分野にコミットし、チームで協力して仕事する

みなさんが普段から大切にしていることはありますか?

神田:
Believes in our PRODUCT & TEAM
これまでの新規事業開発の経験で、「自身が正しいと思うことが正しいわけではない」「机上のロジックではなく ユーザーがどう感じるか考える」を痛感することが多くありました。自分の独りよがりで仕事を進めるのではなく、チームメンバーや関係部門の方の意見を信じて進めることを大切にしています。

栁澤:
Be Sincere To be Professional
誰もがそれぞれ得意・不得意分野を持っていますので、自分の得意分野にしっかりとコミットし、チームを巻き込んで仕事することが大切だと思っています。今の戦略企画チームはまさにそれが実現できているチームです。

馬場:
Ego is not welcome, Communication is necessary
ハイブリッドな働き方で顔を合わせる機会が少なくテキストでのやり取りが多いからこそ、コミュニケーションを大事にしています。PayPayはグループ会社の皆さん含め優秀な方が多いので、多少の説明不足等があっても物事が円滑に進むのですが、それに甘んじることなく、こまめな情報共有を心がけて日々の業務に取り組むようにしています。

継枝:
Speed is our bet on the market
日々スピードには拘っています。私たちが提供しているのは金融サービスが中心なので、どうしても外部との交渉や開発などの影響でサービス提供までには時間がかかってしまうケースがあります。しかし、自分自身1日でも、30分でも早くアウトプットを出すことを心がけています!

戦略企画チームはどのようなカルチャーですか?

馬場:
はっきり言ってめちゃくちゃいいチームです。PayPayに入社する前はもっと殺伐とした雰囲気を想像していたんですが(笑)、実際はそんなことは全くなく、お互いが配慮を欠かさず優しい空気に包まれて仕事ができています。また、各々が自分の得意領域を持っていて阿吽の呼吸で仕事が進んでいくので、働いていて気持ちがいいです。

継枝:
メンバーそれぞれが案件を持ち、個別に動いていますが、案外同じような悩みを抱えていることもあります。そんな時、担当する分野は違っても相談しやすい雰囲気なので助かっています。

柳澤:
仕事をしていると、言いにくいことを言わなければいけない時もありますが、雰囲気もよくオープンに議論ができるチームです。

神田:
みなさんプロフェッショナルなので、安心して仕事を任せています。チームとして最もアウトプットが出るように、それぞれの強みが出せて、かつ、弱みを助け合える環境を作ることがリーダーの仕事だと思うので、それを意識したチームの雰囲気作りに努めることにしています。

PayPayが未来の金融を作り、世の中を便利にしていく

今後、成し遂げていきたいことやミッションを教えてください!

神田:
未来の金融をPayPayで作ることです。これは私が入社した時から抱いているミッションなのですが、ユーザーの皆さんが少しでもストレスなく金融サービスを利用できるように、新しい事業やサービスを作っていきたいと思います。

継枝:
僕も神田さんと全く同じです。未来の金融は確実に今よりもユーザーにとって便利になっていると信じています。そしてその中心にPayPayがいられるように、ひとつひとつ良いサービスを作っていきたいです。

馬場:
PayPayで世の中を便利にしたいと考え、入社しました。PayPayの人と技術力があれば、決済・金融領域をはじめとした様々な領域でこれまでにない価値を提供できると信じています。PayPayを通じて、日々の生活に当たり前に存在する非効率や煩わしさを解消することで、たとえ目立つサービスでなくても、皆さんに「便利になったよね」と思ってもらえるような世の中の実現に貢献したいです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします!

継枝:
金融業界経験者も多いですが、僕はIT企業出身です。PayPayはいろいろなバックグラウンドの人が活躍できる環境だと思います。
新たなチャレンジを許容してくれる会社なので、チームとして実現したいことは多数ある中、時間に制限もあり、やれていないことも沢山あります。ぜひ、同じような志をもった方にPayPayに参画いただき、一緒にチャレンジできればと思います!

馬場:
今のチームメンバーは、お互いプロでありながらもチームワークを重視し、協力して仕事を進めています。チームプレーを重視する方はきっと楽しく仕事できると思います。

神田:
今の日本の金融サービスはまだまだ不便な点が残っていると思っています。その不便さをなくし、ユーザーがストレスなくサービスを利用できるような「未来の金融サービス」を作りたいとチームメンバー全員が考えて日々業務をしています。与えられた仕事をただこなすのではなく、自ら考え行動する力が必要です。
そのような志を持っている方であれば、PayPayは最適の場所ですので、ぜひ私たちと一緒にチャレンジ&実現しましょう!

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※募集状況、社員の所属等は取材当時のものです。

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