PayPayグループで働く圧倒的プロフェッショナルに迫るProfessionalsシリーズ。
今回は、PayPay証券でPdMとして活躍する庄司さんと臼井さんに、プロダクトに対する思いから、PayPay証券のプロダクト戦略まで伺いました。

庄司 和正(しょうじ かずまさ)
PayPay証券 プロダクト本部 Product Management部 部長
新卒後、教育業界で開発経験を経て、ヤフー株式会社(現、LINEヤフー株式会社)にエンジニアとして入社。その後、企画職へとシフトし様々なto C向けアプリのサービス責任者を担当。PayPayの開発にDay1当初から参画し、プロダクト本部PMO部部長として部門をリード後、2023年10月より現職。

臼井 明穂(うすい あきほ)
PayPay証券 プロダクト本部 Product Management部 FEチーム チームリーダー
新卒でソフトバンク株式会社に入社。投資先管理、フィンテック業界のリサーチ業務などを経てPayPay証券株式会社へ出向。ポイント運用や資産運用ミニアプリの事業企画・推進を担当後、2024年1月より現職。
開発者が最高のパフォーマンスを発揮できる環境を目指して
PayPay証券に参画した経緯を教えてください
庄司:
PayPayで長年PMO部部長を務め、そろそろ新たな挑戦がしたいと考えていた時、PayPay証券の話を頂いたんです。前職から共に汗を流してきた作井さん(現・PayPay証券 執行役員 CTO 兼 プロダクト本部 本部長)もPayPay証券に参画すると聞き、彼が一緒なら大抵のことは乗り越えられると思い手をあげました。

臼井:
前職では投資先スタートアップ企業の管理や、PayPay証券を含むフィンテック業界のリサーチ業務などに携わってきました。もっと現場寄りの経験を積みたいと希望し、PayPay証券に参画しました。
PdMチームのミッションや役割について教えてください
庄司:
PdMチームのミッションは、ユーザーの資産形成を助けるためのプロダクトを磨き込むことで、そのためにモノ作りの中心となるエンジニアやデザイナー、QAといった開発メンバーたちが最高のパフォーマンスを発揮できる環境を整えることです。当然ステークホルダーとの調整のためにビジネス部門とプロダクト部門の調整役も担っています。
たとえばビジネス部門から新機能開発の要望が出ても、開発側の視点に立つと、「それをやると拡張性がなくなり、長い目で見ると逆にマイナスに働く」ということは多々あります。そんな時にPdMが開発側とビジネス側との間に立ち、双方の信頼関係を損なわず目の前に立ちはだかる課題や要望を解決しています。
また、プロダクト側のメンバー間からは日々様々なニーズや意見があがってきます。現場メンバーの視点に立った情報整理を常日頃から心がけています。
PdMがモノ作りに携わるメンバーたちの間に仲介役として入り魅力的なプロダクト作りができるよう働きかけ、日々の1つひとつ小さな積み重ねの結果、ユーザーの資産形成のお手伝いに繋がることを私たちPdMは目指しています。
ユーザーファーストなプロダクトを実現するために
PayPay証券のプロダクトの特長はどのような点ですか
庄司:
技術的な部分では、プロダクト開発をほとんど内製化している点です。
一般的に証券会社ではベンダーロックインされた証券基盤システムを導入する場合が多く、コスト面や改修にかかる時間という点で大きな制約が生じがちです。対して、PayPay証券では、内製化しているためユーザーファーストな視点でスピード感を持ってプロダクト開発できる環境が整っています。
臼井:
ユーザー目線では、個別株も含め全商品が「PayPay資産運用」では100円、「PayPay証券アプリ」では1,000円から金額指定で購入できることも特長です。日々のPayPayアプリでの決済で貯まったPayPayポイントでの購入も可能です。同業他社では、投資信託のみ金額指定で購入できることは多いですが、個別株も金額指定で購入ができるサービスは限られています。
また、弊社の主な顧客層は資産運用初心者なので、シンプルなUI/UXや、6,500万人が利用する(※2024年8月現在)PayPayアプリ上で簡単に取引できる点も特長です。

ユーザー数も右肩あがりのPayPay証券。PayPay証券に足りないものは何でしょうか?
庄司:
PdMとして仕事し始めてから、抜本的に変える必要があると感じた課題が幾つかありました。
1つ目は、私たちが目指している世界に対して、プロダクト自体が求められる基準を満たしていないこと。ネガティブに聞こえてしまうかもしれませんが、PayPay証券のプロダクトには改善の余地がまだ沢山あり、さらに成長機会や可能性があるということです。
また、PayPay証券には、「PayPay証券アプリ」や「PayPay資産運用」など多数のプロダクトがありますが、内製化してはいるものの、使いやすさの面ではもっと改良できると思っています。システム開発において、モノリシックな思想で作られたシステムをモダンなものに置き換えて環境を整えていくことで、資産運用初心者でも利用しやすいプロダクトをもっと早いサイクルで提供へとつなげることを目指していきます。
そして、もう1つは収益面での課題です。PayPay証券のユーザーは資産運用初心者が多く、PayPay証券で「NISA口座」を開設したユーザーのうち、今回新たに「NISA口座」を開設したという方が95%以上を占めています(※2024年6月30日時点、PayPay証券調べ)。今後はさらにプロダクトの価値を向上させて効率を改善することで、利益に貢献していきたいと考えています。
臼井:
庄司さんが言及されたプロダクト改善については年単位で計画を進めています。私たちPdMが中心となり、ビジネスやマーケティング、法務などの各部門とプロダクト側の意見を調整して、プロダクトの統合・整理を推進しています。
投資人口の裾野を広げるために
PayPay証券のプロダクト価値向上や収益達成に結び付けるための戦略をお聞かせください
臼井:
私たちPdMに課されたミッションのその先にあるのは、「貯蓄から資産形成へ」の実現を目指し、投資人口の裾野を広げていくことです。
PayPayアプリ上で提供している「ポイント運用」のUI/UXの向上、そこから証券口座開設までの体験のスムーズさ、証券口座を開設してから取引までのUI/UXの向上、さらに別商品を取引していただく際の体験のスムーズさなど、一連のユーザー体験の流れの一つひとつを磨き上げていくことによって、プロダクトの価値向上、収益達成に結びつけていきたいと考えています。
庄司:
証券口座を開設するハードルを低くし、証券口座で運用した運用益を決済にすぐ利用できる世界を実現したい。
そのためにも、PayPayのプラットフォーム上で証券や保険などのプロダクト・サービスが有機的に繋がっていることは、私たちのアドバンテージであり戦略の1つでもあります。PayPayグループとしての強みをいかに打ち出していけるか。今、PdMとして注力している部分ですね。

目指す世界実現のための開発優先順位づけはどのようになっていますか?
庄司:
どんな組織でも共通していることは、「やりたいことは無限な一方でリソースは有限である」ということです。そこで、PayPay証券においては「プロダクト・ロードマップ」を導入し、経営、リスクやコンプライアンス、プロダクト等の優先度をつけて、四半期ごとに開発する・しないを決めています。
臼井:
ロードマップがあることで、開発の理想像を定め、それに合うよう開発における優先順位を調整しており、案件の差し替えにも柔軟に対応できています。より良いモノ作りができる仕組みが整っています。
手を動かしてモノ作りを行うことができる「最高の環境」
PayPay証券、特にプロダクト本部はどんなカルチャーですか?
庄司:
実際に手を動かしてモノ作りを行うPayPay証券のプロダクト部門では、「テックドリブン、プロダクトドリブンで物事を進めていく」というカルチャーが浸透しています。プロダクトは全て内製化されていますので、自分たちがコードを書かないとプロジェクトも進まない。モノ作りが好きで、自分の手を動かしたいという人には最高の環境だと思います。
臼井:
プロダクトに対して想い入れがあり、責任感を持って仕事に取り組む開発者たちがとても多いです。障害発生時も、エンジニアが自ら第一報を打ち、何をすべきか考えて「これやります」「ここは私が」という風に積極的にボールを拾い合って対応しているのを頻繁に目にします。自分たちの手で創り上げているプロダクトだからこそ、それぞれプロダクト愛が強いカルチャーですね。
PdMとして大切にしているマインドは?
庄司:
PdMはプロジェクト推進のキーパーソンではありますが、常に「俺がこのプロジェクトを回している」と勘違いしないよう心がけています。実際、プロジェクトを前に進めているのは手を動かしてモノ作りを進めているエンジニアやデザイナー、その品質を担保するQAのメンバーです。その点を肝に銘じて仕事しています。
臼井:
開発メンバーからエスカレーションされた課題をいち早く解決することを常に心がけています。また、誰がどこまで情報を知っているか、PdMとして全てを把握することは難しいこともあります。開発メンバーたちの要望や、彼らの発言の意図、そして、どうすればベストな状況を作ることができるのか想像力を豊かにして、会議の際はできるだけ毎回、前提事項を伝えるようにし、仕事するうえでお互い認識齟齬がないよう気をつけています。

PayPay証券のPdMとして、これから成し遂げていきたいことやチャレンジをお聞かせください
庄司:
PayPay証券は今、第二の創業期を迎えています。グループ企業であるPayPayが多様性を重視して全世界から優秀なメンバーを採用しプロダクトを作り上げたのと同様に、PayPay証券でも世界中から多様なメンバーを新たに迎え、ユーザーに選ばれるプロダクトを作っていきます。PayPay証券ならそれができるはずです。
臼井:
私自身PdMとしてまだ走り出したばかりということもあり、今はPdMとしてのスキルを磨き、ユーザーに選ばれる証券会社になることや、黒字化達成の一翼を担っていきたいです。PdMチームのリーダーとして、プロダクトへの想いを忘れず、周囲のメンバーに知識や技術を伝えていきたいです。
最後に、読者へのメッセージをお願いします!
臼井:
「資産運用を行うのはなんとなく怖い、抵抗がある」という方は多いかとは思いますが、スマホで少額から気軽に資産運用できるPayPay証券が、そんな世界を変えていきます。少額でも構いません。この記事を読んでいるみなさんも、実際に資産運用するという体験をぜひ味わってほしいです。
結果的に、NISAや積立のこと、国内や海外で主要指標が発表された時に自分の保有資産にどういう影響があるのか等を実感でき、マネーリテラシー向上のきっかけになると思います。PayPay証券参画時は資産運用初心者であった私も、資産運用によって視野が広がり、世界で起きているニュースの裏側を考えるようになりました。
庄司:
PayPay証券の口座開設数は117.7万件を突破し(※2024年7月現在)、対してPayPayの登録ユーザー数は6,500万人。まだまだ伸びしろがあります。大きな期待感を持って業務に取り組めますし、成長中の企業ならではのダイナミックな変化を楽しむことができます。証券・金融業界出身の方はもちろんのこと、業界未経験の方でも活躍できるチャンスがPayPay証券にはあります。
証券業界は敷居が高そうと感じる方もいるでしょう。投資経験があれば入社後にキャッチアップしやすいですが、それ以上に必要なのは、国内外から集まる優秀なメンバーと一緒にプロダクトを磨き上げていくという「意志の強さ」です。PayPay証券のような24時間止めることのできないサービスで、ユーザーのみなさんに満足いただけるような最高のサービスをいかに提供できるかがモノ作りに携わる人間としての醍醐味だと思います。証券・金融ならではの奥深さや、業法によって実現方法が制限されてしまうこともあるので、根気よく学び続けられる方、表面だけを見ずに深くまで思考できる方、関係者とコミュニケーションを取って柔軟に解決策を模索できる方であればさらに活躍できます。一緒に強いプロダクトを作っていきましょう。

現在募集中のポジション
※募集状況、社員の所属等は取材当時のものです。

