ビットコインの値動きをポイント運用で体験!PayPayミニアプリ上での「ビットコインコース」追加プロジェクトの舞台裏

2025.04.16

PayPayグループのビッグプロジェクトの舞台裏に迫るProject Storyシリーズ。
本シリーズでは、重要プロジェクトにスポットライトを当て、その裏にあった障壁や各担当者のこだわりなど現場でのリアルなストーリーを、担当者へのインタビューを通じてお届けします。

今回ご紹介するのは、2025年1月新たにリリースされた「ポイント運用」への「ビットコインコース」追加のプロジェクト。本号では、プロジェクトを推進した事業企画とプロダクト開発側のメンバーに、プロジェクトの全貌とユーザーファーストな姿勢で向き合った担当者の想いをお話いただきました!


池田 譲(いけだ ゆづる)

PayPay証券 経営企画本部

新卒で銀行の市場フロント業務に従事。その後、フェアでオープンな金融市場取引の裾野拡大を目指し、ネット証券へ転職。PayPay証券に2023年8月入社。


長谷川 拓実(はせがわ たくみ)

PayPay証券 事業推進本部 事業企画部

新卒で大手証券の対面営業に従事。その後、ネット証券に移り、主にサービスやツール開発の案件企画を担当。PayPay証券に2024年3月入社。


塚本 淳史(つかもと あつし)

PayPay証券 プロダクト本部 Product Management部

新卒でERPパッケージの営業・開発に従事した後、スタートアップ企業でゼロイチのプロダクトと組織作りを経験。世の中をブレイクスルーするモノ作りに携わるべく、金融未経験ながら2024年6月PayPay証券にPdMとして入社。


今津 心一(いまづ しんいち)

PayPay証券 プロダクト本部 Technology部

10年以上に渡り証券会社向け(ホールセール)システムの開発・保守等に携わる。発展途上の証券会社で自分の力を発揮したいという思いで2020年5月にPayPay証券(当時、OneTapBUY)へ入社。

「ポイント運用」で手軽にビットコインの疑似運用体験を実現

プロジェクト概要と発足の経緯を教えてください

長谷川:PayPayのミニアプリ上で疑似運用体験ができるポイント運用において、新たにビットコイン価格に連動したサービス「ビットコインコース」を届けることが私たちに課されたミッションでした。

過去に一度社内で立ち上がったものの頓挫した経緯があるプロジェクトを再始動させました。暗号資産に興味はあるが、値動きの激しさから不安を感じるユーザーの皆さんに、まずはポイントで気軽に疑似運用を体験してもらい、その面白さを知ってもらうことが目的です。暗号資産の社会的受容が進んだ今、再挑戦することに意義を感じています。

関連リンク:PayPayアプリで資産運用の疑似体験ができる「ポイント運用」に、1月13日から新たに「ビットコインコース」を追加!(プレスリリース、2025年1月8日)

皆さんの担当業務とプロジェクト内での役割を教えてください

長谷川:
これまでも「ポイント運用」のコース追加を主に担当してきました。大きな案件ほど調整が大変ですが、ユーザーの反響があるとやりがいを感じます。「ビットコインコース」追加は入社当初から進めていたので、感慨もひとしおです。

池田:
前職でデリバティブ系の金融商品を扱った経験から、暗号資産の導入に必要な知識を活かし、本プロジェクトに参画しました。ユーザーが楽しく自由に取引できるプラットフォームを提供することが私のミッションです。

塚本:
PdMとして、開発環境の整備やビジネス・プロダクト部門とのブリッジ役を担っています。金融業界は未経験でしたが、本案件に携わり、業界知識をキャッチアップしつつ推進しました。

今津:
エンジニアとして、価格(マーケットデータ)の受信や、リスクヘッジ機能の開発、保守を担当しています。このプロジェクトでは、商品の価格受信や、ヘッジ取引の機能を担当しました。

ビジネス・開発側の強力なタッグで推進されたプロジェクト

プロジェクトを振り返って、特に大変だったのはどのようなことでしたか?

池田:
暗号資産は価格変動の激しさ、セキュリティーやマネーロンダリングなどさまざまな側面でリスクを抱えています。リスクをコントロールし、ユーザーが安心して取引できるスキームの構築がマストでした。

長谷川:
「ポイント運用」での暗号資産関連プロダクトの取り扱いは初であり、ビジネス・開発側が強力なタッグを組みました。「ビットコインコース」のリスク評価やスキームのシミュレーションを何度も繰り返し、関係者からの合意を得るのは特に大変でした。

池田:
暗号資産の特性や他社の提供方法を鑑み、どのようにしたらリスクを抑えたサービス提供スキームを構築できるか、法務やリスク管理、カスタマーセンターなど関係各所との認識のすり合わせやデータを用いての話し合いが何度も必要になりましたね。

塚本:
プロダクト側が直面した課題は大きくは2つありました。1つは、既存サービスがハードコーディングされ、技術的に追加機能を作りあげるにはかなり難しい状況であったこと。もう1つは、過去の開発は属人化し、ドキュメントは残されてはいたものの一部の開発者しか正しい仕様を理解できていなかった点です。

既存サービスの仕様に対して、今回実現したい要求が果たしてスムーズに実装できる状態なのか、常に仮説を立て確認する。その繰り返しにより既存仕様を理解していきました。従来のポイント運用は拡張性が高い仕組みではなく、負債部分を意識しながらあるべき要件を模索し定義していきました。

今津:
「ポイント運用」のコース追加には多様な商品知識が求められます。さまざまな市場から情報を取得したり、注文を執行する必要があり、開発者として多様な商品知識を理解することが不可欠でした。また、市場もまだ歴史が浅い暗号資産は、激しい値動きに対してどのようにシステム制御を行うか、異常時にどうアラートを上げるかなど、これまで同様のやり方に倣うレベルでよいか、さらに厚めに対応するかなどを考え裏側の仕様を詰めていく必要がありました。

特に、異常時のアラートが上がった際のユーザーの取引を停止する仕組み部分は、当初比較的開発が容易な仕組みを検討していましたが、より確実な連携を実現するためにAWSのサービスを活用することになりました。このサービス連携は初めての試みだったので、インフラチーム、開発チームなど複数チーム間で連携して対応を進めました。暗号資産というリスクの高い銘柄への対応策は苦戦しましたが、開発者としての成長を感じましたね。

リリース後の反響を教えてください

長谷川:
リリース後の初速では当初想定目標の約3倍の結果がでています。ユーザーの反響、追加額や設定者数の積み上げは他コースと比較しても顕著です。改めて注目度の高さを感じますね。

多くの人が関わってきた案件がようやく日の目を見ることができた達成感と、ユーザーから「待ってました!」といった反響をもらった嬉しさがやはり一番です。

常にユーザーファースト、疑似運用体験を通して資産運用を手軽に利用いただける世界の実現を目指して

仕事をするうえで大切にしていることはありますか?

池田:
「Be Sincere To be Professional」
フェアでオープンな金融サービスの提供を常に意識しています。自分たちの提供する金融サービスを通じて人々の経済活動がより自由で活発なものとなる、それが人々の幸福の実現に繋がり、世の中に自分たちのサービスの価値を認めてもらうことで、結果的に自分たちのビジネスも拡大してゆく、そんなコンセプトでサービス開発と向き合っています。

長谷川:
「Ego is not welcome, Communication is necessary」
事業企画は絶えず人を巻き込みながら仕事を進めていくことが求められます。仲間を信じ、ワンチームで取り組んでいけるように、コミュニケーションを大事にしています。

塚本:
「Believes in our PRODUCT & TEAM」
大切なのは、共に働く仲間たちを信じ、プロダクトを磨き上げること。PdMは一人では何もできません。だからこそ、チームが業務に集中できる環境を作るために、ボトルネックを取り除き、プロジェクトが円滑に進むように心がけています。

今津:
「Ego is not welcome, Communication is necessary」「Be Sincere To be Professional」
プロダクト部門の人間は、金融システムの開発者としてプロ意識を持ち、最後まで妥協せず、不具合ゼロを目指す志を持っています。私自身も、コミュニケーションを大切にし、プロフェッショナルとしての意識を持って日々課題と向き合っています。

今後、成し遂げていきたいことやミッションを教えてください

池田:
ユーザーにとっての「わかりやすさ」は、ユーザーのリテラシーによって異なります。本件を通じ、「資産運用初心者にとってのわかりやすさ」と「資産運用経験者にとってのわかりやすさ」という相反することの多い価値観の間でバランスを取る時に必要な姿勢を、改めて学ぶことができました。特に、PayPayグループとして「資産運用初心者」をどのように捉え、どのような画面や文言でユーザーに届けるのがわかりやすいと考えているのか、より解像度を高くすることができました。今後も、すべての人々がもっと楽しく自由に世界中のあらゆる金融商品を取引できる環境の提供実現に向けて尽力していきたいです。

長谷川:
リリース後の反響から、改めてサービス提供側としての責任を実感し気が引き締まりましたね。PayPay証券では、プロダクト開発に関してビジネス、プロダクト側ともに膝詰めで話し合いながら作り上げていくカルチャーがあります。最初に形作ろうとした仕様やデザインがユーザーにとって使いづらければ都度修正します。今後、資産運用をより身近なものに感じていただけるよう、ユーザーの生活を豊かするサービスをUI/UXにこだわりながら使いやすいプロダクトを世に送り出していきたいです。また、気軽に疑似運用体験ができる「ポイント運用」をさらに拡充し、ユーザーが資産運用に足を踏み入れるきっかけへと繋げていければと思います。

塚本:
プロダクト起点でどのように市場を取りに行くのか肌で感じながら推進できるのはやはり面白く、出したものがすぐにSNSで話題になったり、ダイレクトな形でリアルなフィードバックを得ることができ、ユーザーとの距離の近さを感じることもできています。

ビジネス側、プロダクト側で別の視座から意見を出して一緒に最善のゴールを見つけられるのがPayPay証券の強みです。ワンチームで資産運用の裾野を広げるっていうところを愚直にやっていき、今後、金融のエコシステムを変えるサービスを展開したいと考えています。PayPayというアプリを通して、財布と銀行口座との垣根を無くし、資産運用がもっと身近なものになるように推進していきます。先行き不透明な時勢だからこそ、心身ともに豊かな社会にしていきたいです。

今津:
PayPay証券のサービスが拡大していく中で、開発者は保守作業も担っており、障害対応などで開発に注力できないタイミングがあります。このような状況を改善すべく、そもそも障害を減らしていけるように、RCA(根本原因分析)を作成して再発防止の対応を行っています。会社のサービスの拡張、収益向上に貢献しつつ、システムの自動化、安定稼働、保守作業の軽減という点、開発者として、常に改善を追求していきます。

最後に、読者へのメッセージをお願いします!

長谷川:
これまでの対面証券でもない、ネット総合証券でもない新しいポジションの会社として、新しいサービスを膨大な顧客基盤を持つプラットフォームを通じてユーザーに届けるのはここでしか経験できないと思います。また、ユーザーの反応を肌で感じることができる会社です。

経験を問わずインパクトの大きな案件を任せてもらえるので、新しいことや大きなことに挑戦してみたい人や自ら手を挙げて行動できる人はきっと活躍できると思います。

塚本:
証券事業としては最後発でありながら、6,800万人(2025年3月時点)を超えるPayPayアプリのユーザー基盤を活かしてプロダクトを展開できることはPayPay証券の伸びしろであり、やりがいを感じるところです。
証券業界は専門知識が必要ですが、異業種の出身者であっても興味をもって理解することができる方なら活躍できると思います。

情熱を持って一緒にプロダクトを推進し、資産運用をもっと身近なものにしていきましょう!

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※募集状況、社員の所属等は取材当時のものです。

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