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PayPayを創るプロダクトデザイナー ‐ 柔軟さ × 繊細さ ‐

PayPayで働く圧倒的プロに迫るプロフェッショナルズシリーズ
今回は、プロダクトデザイナーとして活躍している岩崎さんにインタビュー。

岩崎 希丘子(いわさき きくこ)

Payment Product本部 Design4のチームリーダー

2013年に入社したヤフー株式会社でYahoo!ショッピングのデザイナーとして働く。2020年4月にPayPay株式会社に転籍。現在は、PayPay for BusinessのUIUX全般を担当。昔は、2Lボトルくらいありそうな柿ピーを机に置いてたとか…。辛い物が苦手。

デザイナーになるまでの彼女

幼少期からデザインに触れることがあったんですよね?

デザインというほどではありませんが、子どもの頃に近所でやっている図画工作教室に友人に誘われて通っていました。元々、絵を描いたりするのが好きだったっていうのもあって。そこの工作教室はすごいゆるゆるの場所でした。今日は紙粘土を使ってみよう~、今日は絵をかいてみようみたいな、遊びに行く感覚で楽しくものづくりする環境が好きでした(笑)

高校ではパソコンに触れる機会が増え、WEBとデザインがかけ合わさる形で、大学ではインタラクションデザイン(ユーザーと機器などの間における操作や反応などのデザイン)を学べるような環境に進みました。そこでは水族館とコラボしたプロジェクトに携わりました。子どもを対象とした3DCGの仮想水族館を作るプロジェクトで、チームにはUIを考える人、魚を3Dで作る人、実際に魚が動くプログラムを作る人などがいました。まさに今のPayPayのような環境。プロジェクトで作ったものは実際に水族館に設置していたので、お客さんの反応も見ることでき、それが自分の中で大きな経験になりましたね。

デザインとデジタルでの経験を得て、ヤフーに?

やっぱり、デジタル系の仕事がしたいなぁって。めちゃくちゃこれがやりたい!ってタイプではなかったので、大学での経験を得て、楽しかったWEBデザインに触れることができるといいなと。新卒で入社したヤフーでは、Yahoo!ショッピングのデザイナーとして働いてました。当時eコマースが変革の時期だったこともあり、サービスが大きく変わっていく様を間近で見るという貴重な経験を積ませてもらいました。そこではデザインがっつりというより、WEBのコーディングとか割とコードを書くことを主としてました。私自身、デザインからコーディングまで、割と全部やりたいタイプで。最終的には全てできるようにしたいと思っていました。その後も販促やアプリ、デザイン以外にも企画のお仕事などいろいろと経験させていただきました。

様々な経験を積み、PayPayの世界へ

ヤフーからPayPayにきた背景は?

ヤフーでは入社からずっと同じ部署にいたので、一度ガラッと環境を変えて違うサービスも経験してみたいなあと漠然と考えていました。その頃に、PayPayの社内公募があったのを見て、面白そうかなって勢いで応募しましたね!

実際にPayPayにきた2019年1月時点では、デザイナーが1人しかいないカオスな状態でした。(笑)そこに私ともう1人が加わって、3人でチームとして動いてましたが、サービスの立ち上げ期だったこともあり、怒涛のように数々のプロジェクトに取り組んでいました。ヤフーでの経験を活かして、PayPayジョインしてからは何でもやっていましたね。

最終的にはPayPayに転籍されたのでしょうか?

はい。(笑)期間限定の公募で、3ヶ月から半年くらいしたら戻る予定だったので、最終的に転籍するとは当時は思ってもいませんでした。PayPayは成長している途中の段階で、サービスとして面白く3ヶ月じゃ全然足りないなと。まだまだやりたい新しいことがたくさんあって、今戻るのはもったいないと思い転籍しちゃいました。

PayPayではどのような業務をしてますか?

最初はユーザー向けアプリのプロジェクトを主に担当していたので、個人間送金やおトクページ、マイナポイント、請求書払いやクーポンなど様々なプロジェクトに取り組みました。

加盟店向けサービスの担当に移ってからは加盟店向けツールのPayPay for Businessを担当しており、決済などの基本機能やスタンプカードなど全般的に取り組んでいます。今取り組んでいるプロジェクトでは、分析ページの改修を担当しています。また、toBのUIUX全般やチームマネジメント、採用業務なども行っています。 今のデザインメンバーには日本人が少ないので、日本語の言葉や表現を考える仕事も多いです。

今の仕事は利用者の属性が違うので、デザインもどのようにすればいいか変わってきます。加盟店アプリだと私自身も日常で使う場面がないので、加盟店の方と直接お話ししている営業チームやビジネス企画チームなどと協力し、お店からのご要望を聞くことで、使いやすくて、わかりやすいデザインになるように意識しています。

他のチームとオンラインホワイトボードを使って議論

岩崎さんが手掛けたデザイン事例を教えてください。

加盟店向けツールのスタンプカードを担当しました。基本的には紙のスタンプカードと同様「スタンプを貯めるとプレゼントがもらえる」という機能なのですが、PayPayのスタンプカードはデザインのカスタマイズもできるので、設定箇所が視覚的に分かりやすいように気をつけて作成しました。

ビジネスツールなので、どうしても難しい単語や設定が多くなってしまいがちですが、加盟店の方もこういった内容に詳しい方ばかりではないので、できるだけ難しくなりすぎないように気をつけています。

PayPay for Businessで設定した内容はBtoCのアプリに表示されるので、PMや開発だけでなく、一般の消費者側の担当デザイナーともコミュニケーションを密に取りながらプロジェクトを進めています。リリース後の現在も改善中です。

PayPayスタンプカード

PayPayで大変だったことを教えてください。

未だに課題も多いですが、特に大変だったのは「コミュニケーション」と「スピード感」ですかね。
今はだいぶ落ち着いたかなと思いますが、ジョインしてすぐの頃は状況が常に変わり続けていて、午前中に決まったことが午後には変わってるみたいな状態。まだ全員出社していた頃なので、一日中とにかく手を動かしては集まって、何度もサイクル回してるような状態でしたね。当時作ったけど未だに眠っている企画もあります。

あと外国籍のメンバーが多く、私は英語力がほぼ0だったので、日本語なら難なく行えるコミュニケーションが思うように取れなかったです。翻訳ソフトを駆使したり日本語も英語もわかるメンバーにサポートしてもらったり、とにかく自分の考えを伝えるのに苦戦してました。幸いデザイナーは絵で伝えることができるので、それに助けられた部分もあります(反面、デザイナーならではの抽象的な表現を伝えるのには苦労しましたが)。言語がバラバラなコミュニケーションにおいて、絵で認識を合わせられるのってすごく大事な立ち位置で、求められる役割も大きいと思います。序盤からデザイナーが入ってどんどん見えるものを作っていくことで、スムーズに伝わったり全員の認識を揃えることができ、スピードの面でもコミュニケーションの面でも、改めてデザインの力を感じました。

逆に面白かったことは?

デザインっていうある種一つの言語を通して、文化を感じる部分ですね。例えば同じアジア圏でも中国と韓国では傾向が違ったり、文化や国によって考え方やUIの傾向って結構違うので、いろいろなバックグラウンドのメンバーならではの情報が集まっておもしろいです。インドのサービスとか自分ではなかなか目にしないので。

仕事で意識していることはなんですか?

業務を進めるにあたって、デザインしながらスピード力も落とさないために優先順位をつけてます。重要なものやインパクトが大きいものなど、優先順位をつけることが大事ですね。理想に近い状態でデザインを出して、反応をみながらブラッシュアップしていくようにしてます。すべてに対し全力投球だともたないので、ある程度力を抜くことも大事。なので、どこに力を入れるかっていうのは、チームメンバーと話し合いながら決めてます。

あと、他のチームや部門とのコミュニケーションでは、ちゃんとした根拠や理由とデータを参考にすること。こんなことをやりたい!の裏にはどのような背景があって、何をベースとしているのかが大事ですね。

彼女から見るPayPay

働くうえでのモチベーションはどういうところにありますか?

私がPayPayにジョインしたときは正直QR決済というサービスが続くかどうかも怪しいような状態で、日本という現金主義の国でどこまでいけるのかどきどきでした。サービスローンチからもうすぐ4年、今では家族や友人が当たり前に使っていたり、子どもでも認識しているくらいまで生活に溶け込んだサービスになりました。文字通り「世の中を変えていく」という本当に得難い経験をさせていただいている点もですが、多くのみなさんの生活の一部になれているというのが一番のモチベーションですね。

今のチームはどのような雰囲気ですか?

デザインチームは業務外でもよく集まるくらい仲がいいんです!楽しいことが大好きなメンバーが多いので、オンラインでゲームしたりキャンプしたりよく遊んでいますね。あと、グルメのメンバーが多いですね、集まるとおいしいものを教えてもらえます(笑)

フィードバックやコミュニケーションも活発に行なっていますが、国も経験も異なる様々なバックグラウンドを持つメンバー達なので、今まで持っていなかった視点や考え方に触れることも多く、日々発見です。
プロダクトチーム全体で言うと、かなりメンバーも増えてきましたね。デザイナーだけでなくPMやエンジニアも様々なバックグラウンドを持つメンバーが集まっていますが、お互いを尊重しながら活発にものづくりに取り組む姿勢は私がPayPayに来た頃から変わっておらず、刺激的でとてもいい環境だと思います。

チームメンバと一緒に

今後のビジョンを教えてください。

1つ目は土台を整えること。今までどんどん新しいものを作り続けてきた一方、質の面でまだまだ不足していると感じています。サービスとして、より安全安心に使ってもらえるように細部までこだわったプロダクトにしていきたいです。
2つ目はお店のことをもっともっと知って、より良いサービスになること。PayPayはお金を支払う側のユーザーだけでなく、お店側にもたくさんのユーザーがいます。QR決済という新しい仕組みでtoB、toCともに決済の仕組みに大きなインパクトを与えましたが、PayPayだからこそ実現できるサービスや便利な仕組みがまだまだあると思っています。お店が抱えている課題ややりたいことをもっとより深く知って、PayPayだからこそ提供できるサービスをどんどん生み出していきたいです。

PayPayって岩崎さんにとってどんなところですか?

サービスも人も私の世界にはなかったものがそこら中に転がっていて、常に刺激が絶えない楽しい場所です!

どんな人がデザインチームとして活躍できると思いますか?

普通のことかもしれませんが、コミュニケーションをとる力と自分からどんどん向かっていく力が大事かな。これだけ多様なバックグラウンドのメンバーが集まって言葉や文化の違いがある中で、お互いに尊重しながら一つのプロダクトに対してポジティブに向き合える環境はなかなかないのでは、と思いますので。
ほぼ勢いで飛び込んだ私ですが、中に入ってみないと分からないことってたくさんあります。乗り越えなければいけない課題もたくさんありますが、一緒に楽しみながら一緒に働いてくれる仲間を歓迎します!

【ライターコメント】
事前のメンバーアンケートで岩崎さんについて、「明るくて、優しい」「全体を見ながら細かい部分にも気を配れるバランス感覚がすごい」とコメントをもらっていました。実際にお会いすると、彼女の経験や自らが全部やりたいという気持ちから全体を見渡しながら柔軟に適切な判断ができるプロフェッショナルであると感じました。
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協力:Kikuko Iwasaki / 編集:Danata(PayPay Inside-Out編集部)/ 撮影:Hinako & Mina
※社員の所属等は、取材当時のものです。