PayPay Inside-Out People and Culture

「世の中があっと驚く事業を作りたい」金融推進部の挑戦

2023.05.16

PayPayグループで働く圧倒的プロフェッショナルに迫るプロフェッショナルズシリーズ。 今回は、金融推進部で部長を務める髙原さんにインタビューしました。金融推進部は、PayPayの3つの事業の柱の1つである金融事業のうち主にクレジット事業の運営・推進を担う部署です。地元の地方銀行での経験を経て、次なるチャレンジの場としてPayPayを選んだ理由は?現在の業務内容、PayPayならではのやりがいについても伺いました。

髙原 啓太(たかはら けいた)

金融事業統括本部 金融推進本部 金融推進部 部長

2013年大学卒業後、新卒で地元地方銀行に入行。4年間リテール・法人担当として営業の経験を積んだのち、2017年からはフィンテック・海外事業を推進する会社に出向。日本を拠点として出資業務やアライアンス事業を推進。その後同社の出資先に出向し、インドネシアの新サービスの企画や合弁会社設立を推進する。銀行に戻り新銀行の設立PJに携わり、2021年1月PayPayへ入社。2022年部長に就任。

安定を捨て、よりチャレンジングな環境へ

転職を意識されたきっかけは?

前職で銀行からインドネシアの会社に出向してコード決済の事業に携わった経験がきっかけの1つになっています。日本を一歩でてみると、競争の激しいマーケットの中で、自分と変わらない年代のビジネスパーソンが、事業運営から投資家との交渉まで経営の最前線で戦っています。その姿を目の当たりにして、今の延長線上で働いても彼らとの差が開いていくだけではないかと危機感を感じました。

前職でもチャレンジングな経験をさせていただきましたが、世の中全体を変えるインパクトを生み出すために環境を変えて外で戦ってみたいと思ったんです。そんな時に紹介されたのが、PayPayでした。

PayPayを転職先に決めた理由は?

理由の1つは、インドネシアでの経験からコード決済事業の将来性に非常に魅力を感じたことです。前職の銀行時代、出資先のインドネシア最大手のコード決済事業者へ出向した際に、決済が生活を変えていく様子を肌で感じられたことが今に繋がっています。

また、PayPayにはグローバルから優秀なメンバーが集まってきていて、日本発のフィンテック企業として世界と戦っていくための素地が整っていると感じました。そういった環境の中で、自分自身もこれまでの決済や金融などの経験をいかして活躍できると思い、入社を決断しました。

”決済が生活を変えていく経験”とは?

インドネシアでは銀行口座を持っている人が少なく、クレジットカードの普及率も10%未満ととても低いです。そのため現金中心だったのですが紙幣はくしゃくしゃですし、ちょっとスーパーへ買い物に行くのにも渋滞に巻き込まれたりと、とても大変だったんですよ。デリバリーサービス、eコマースの普及においても決済は重要な点ですが、代引きするにも治安があまり良くないので現金の管理方法が難しく、決済手段がボトルネックになっている状況でした。

そんな中、PayPayのようなコード決済サービスが出てくることで、たったの1、2年で社会がガラっと変わり円滑に回るようになったんです。それらを起点に、地域の個人商店での支払いにおいても電子決済が急速に普及し、生活が便利になっていく瞬間を肌で実感することができました。お財布を持ち歩かなくても良い生活はとても快適で、日本におけるコード決済にも大きな可能性を感じました。

PayPayでしか実現できないサービスで、世の中をもっと便利にしたい

現在のミッションや業務内容を教えてください

金融推進部は、PayPayの3つの事業の柱の1つである金融事業のうちのクレジット事業の事業運営と事業推進を担う部署です。

これまでPayPayが積み上げた5,700万人以上のユーザー基盤や技術力と、グループ会社であるPayPayカードのアセットをうまく組み合わせて、新たな金融事業・サービスを生み出していくことを目指し、複数のプロジェクトで推進責任者の役割をになっています。両社の全部門をまたがるようなプロジェクトが進行する中で、プロジェクトマネージャーとして、経営メンバーとの方針議論からプロジェクトを進める上での課題解決、魅力的なサービスの作り込みまで幅広い業務に携わってます。

特にチャレンジングだったプロジェクトは何ですか?

昨年2022年11月にローンチした「PayPayカード ゴールド」は、PayPayがPayPayカードとグループになってからの初めての大型案件です。PayPayやPayPayカードだけでなく、ソフトバンクやヤフーを含めたグループとしても重要な案件の位置付けのもので、非常にタイトなスケジュールの中で各社と連携をとりながら無事にローンチまで辿り着くことができました。ローンチ後にはユーザーからポジティブな声が多く寄せられて、嬉しい限りです。

今後も、これまでの金融機関やカード会社ではできない、でもPayPayの顧客基盤やプロダクト開発力があるからこそ実現できる便利なサービスをどんどん生み出していきたいです。

業務を行う中で、前職までとのギャップを感じたことはありますか?

事業のスピード感です。これまでも意思決定のプロセスがシンプルな事業に関わってきましたが、PayPayの場合は意思決定のスピードに加えて、やると決まってから最終的にユーザーにいいサービスを届けるまでの実行力とスピード感が他では経験したことがないものだと感じてます。

人材の採用を含めて、目指していることを実行するためのリソースの確保は全社としてサポート体制が築かれており、事業推進を行う側としては言い訳する余地がないほどです。「ユーザーに良いサービスを届ける」ことにフォーカスできる環境、文化だと思います。

ライバルは”現金”。ユーザーファーストな金融サービスでNo.1を目指す

チームでの働き甲斐はどのようなところにあると思いますか?

世の中に大きなインパクトを残せる事業に携わることができます!
これまでコード決済においてユーザー基盤を広げてきたPayPayが金融事業を展開していく上で、カード領域での挑戦は非常に重要な取り組みであると考えています。No,1を目指す上で、やらねばならぬことは多く残されており、チャレンジしたい方にとってはこれ以上ない最高の舞台です。

PayPayでの業務で大切にしていることはありますか?

5sensesの「Work for LIFE or Work for Rice」の言葉が気に入ってます。受け取り方は人によってさまざまにあると思いますが、仕事へのスタンスを問われているように感じます。仕事において大変な局面は多々ありますが、それでも「ここに来たからには何か大きなことを成し遂げたい」と考えている人がPayPayに集まっていると感じており、このような考え方に共感できるメンバーと一緒に、難しい課題に立ち向かって行けることがPayPayの魅力の一つだと感じています。

では、髙原さんが成し遂げていきたいことやミッションは何ですか?

世の中をあっと驚かせるようなサービスを生み出して、もっと便利な世の中を実現し、現金がなくても、PayPayがあれば生活できるような世界を目指していきたいです。利便性はもちろんのこと、安心・安全を担保したサービスとして、全ての購買活動につながる決済のデジタル化を推進することは、社会的にも非常に意義のあることだと考えています。

その上で、資産形成や住宅や車の購入資金のサポート、保険の提案など、それぞれのライフサイクルに沿ったサービスを提供し、なんとなく「金融って怖いな・わかりにくいな」と感じる言葉にできない不安感を取り除いてあげることで、金融をより身近なものにできたら嬉しいです。

どんな方がPayPayで活躍できると思いますか?

以下のような素地・マインドセットの方はPayPayに入社してご活躍いただいている印象です。

  • ユーザーの観点に立って、チームとしてのアウトプットが出せる方
  • 常に学びの意欲があって、新しいサービスや事業、付加価値の提供に貪欲になれる方

挑戦する中で大変なこともありますが、「やるからにはNo.1を目指したい」という強い思いと熱量を持った方と、ぜひ一緒に推進していきたいです。

組織としてもお互い尊重しあい、切磋琢磨しながら、強いチームを作っていきたいと思っています。これまでの金融機関での当たり前を壊して、新しい価値を生み出していくためにも、様々なバックグラウンドの方に挑戦いただきたいです!

現在募集中のポジション

※募集状況は取材当時のものです。

協力:Keita Takahara / 企画:Saori / 編集:PayPay Inside-Out編集部 / 撮影:Tak
※社員の所属等は、取材当時のものです。