PayPay Inside-Out People and Culture

どこよりもユーザーフレンドリーな証券サービスを目指して

2023.09.06

PayPayグループで働く圧倒的プロフェッショナルに迫るプロフェッショナルシリーズ。 今回は、PayPay証券プロダクト・マーケティング部の部長を務める平田さんにインタビュー。転職の経緯や印象的なプロジェクト、やりがいなどについて伺いました。

平田 梨紗(ひらた りさ)

PayPay証券 マーケティング本部 プロダクト・マーケティング部 部長

大学卒業後、証券会社で外国株式営業推進、国内債券業務に携わったのち、企画、新規事業開発などに従事。出向先で新規ビジネスの面白さやスピード感を体感し、新規事業開発に邁進すべく2021年PayPayに入社。

スピード感を持って新規事業開発ができる環境へ

PayPay証券に入社した背景と決め手を教えてください。

PayPayに入社する前は、新卒で入社した証券会社に10年以上勤めてきました。最後の約3年はフィンテック企業との協業による新規事業開発に取り組み、フィンテック企業の身軽さや意思決定の速さに触れる中で新しいビジネスの面白さを感じていました。一方で、自社との協業となると前例がないからなかなか進まないといった壁にぶつかることも多く、転職を考えるようになったんです。

よりスピード感を持って新規事業開発がしたい、先進的な企業で新規事業推進のスキルを身に付けたいと考える中で見つけたのがPayPayグループでした。資産運用のハードルを下げるために「ポイント運用」という具体的な解決策を講じて一定の成果をあげている点や、PayPayというアクセスポイントを通じて多くの潜在ユーザーにリーチできる点に強く将来性を感じたんです。実際に、現在はPayPay証券への兼務出向という形で数多くのサービスのリリースに携わらせていただいています。

入社時にギャップを感じたことはありましたか?

一般的な証券会社だと部門間の調整にも苦労するケースが多いと思うのですが、PayPay証券では、全員が「ユーザーのための仕事」をしていて各部門が協力しあい一つになれるカルチャーに驚きました。
また、PayPayグループは新しい会社にもかかわらず、制度や設備が比較的整えられているなと感じました。ベンチャー企業の身軽さと、効率的に働ける環境や安定感が揃っていて、いいとこどりですね。

多くの課題も、ワンチームだから乗り越えられる

プロダクト・マーケティング部のミッションと業務内容を教えてください

プロダクト・マーケティング部は、PayPay証券で提供する金融商品・アプリの機能の企画推進・マーケティングを通じ、初心者を含む幅広いユーザーへサービスを提供することをミッションとしています。

業務内容としては、新しい金融商品やサービス、アプリ機能の企画からリリース、リリース後のUIUX改善、マーケティング施策等を通じたグロース推進まで担当します。今期中に10案件以上のリリースを計画しており、まだまだやりたいことが山積みの状態です。その中でどのように人的リソース・開発リソースを振り分け各案件を推進するかが課題となっており、ユーザーにとってのメリットや、PayPayグループおよび会社の戦略等を踏まえて優先順位を立てながら進めています。

特に印象的だったプロジェクトは何ですか?

入社後初のリリース案件となったPayPay証券の「おいたまま買付」PayPay連携開始と「PayPay資産運用」ミニアプリのリリースのプロジェクトです。いずれもプロジェクトの途中から参加し、リリース4ヶ月ほど前に完全に引き継ぎPayPay側のプロジェクトマネージャーを務めました。業法に関する検討から、PayPayとPayPay証券との契約交渉やオペレーションの建付け、当局との折衝のサポートに加え、リリース直前・直後は機動的なリリースマネジメントやUIUX改善に取り組みました。

新しいことに取り組んでいるので、リリース前の2,3ヶ月ともなると毎日のように新たな課題が発生します。UIについて改善すべき点が出てきたり、PayPayとPayPay証券間の交渉で譲れないところが出てきたりという中で、スケジュールを遅らせないようにひとつひとつの課題を解決していくのがチャレンジングでした。見落としているタスクはないか、そもそもユーザーにとってベストなサービスになっているのかと考え続け、全力で課題解決と社内調整を繰り返しました。

PayPayとPayPay証券の関係者は全員が一丸となって取り組んでくださいますし、私が不慣れな部分についても惜しみなくサポートをしてくださった結果、無事サービスをリリースさせることができたんです。

モチベーションややりがいはどういうところにありますか?

一番はユーザーの声です。SNS等を通じて、リリースしたサービスへのポジティブな声を見かけると非常に励みになりますし、ご指摘やご要望もUI/UX改善へのモチベーションになっています。
もう一つは、PayPayやPayPay証券の経営陣や、上司、チームメンバーなど仕事で関わる人たちです。決してユーザーファーストからブレることなく、プロフェッショナルとして仕事に取り組む姿勢やチームマネジメントの仕方など、ロールモデルとなる方がたくさんいるので、自分もレベルアップしなければという気持ちにさせてもらえます。

チームの雰囲気はどうですか?

PayPay証券のプロダクト・マーケティング部は、実はPayPay証券で初めて資産運用サービスに関わったというメンバーも多く、これまでの証券会社にとらわれない発想ができるところが強みです。得意分野はプロダクト企画であったりマーケティングであったり、データ分析であったりと様々です。それぞれの経験を活かせる案件で、主体的に新規サービスの企画推進や課題解決に取り組んでくれるので各案件が着実に前へ進んでいます。個々がしっかりと意見を発信し、とても頼もしく良いチームだと感じますね。プロダクト・マーケティング部はリモート勤務の方がほとんどという環境ですが、Slackチャンネルやチームミーティングなど通じてコミュニケーションを工夫しています。

心理的ハードルを下げ、資産形成のすそ野を拡げたい

今後成し遂げていきたいことは何ですか?

最大の目標は、多くの方にPayPay証券のサービスを利用いただき、資産形成に貢献することです。そのためにNISAの提供開始やサービスの拡充を通じて、資産運用へのハードルを可能な限り下げていき、「初めての資産運用といえばPayPay証券」と思っていただけるようにしたいと考えています。

私個人としても、まずは足元のリリース案件を滞らせることなく、ユーザーファーストなサービスを届けていくことに注力していきます。それによってPayPay証券の業績拡大に貢献し、経営視点でも貢献できるようになれればと思っています。

PayPayでの業務で大切にしていることは何ですか?

PayPay 5 sensesでいうと「Believes in our PRODUCT & TEAM」です。
資産運用サービスは、わかりやすく信頼できるプロダクトがあってこそ良い体験を提供できると考えているので、ユーザー目線で自信を持って提供できるプロダクトを提供することを一番大切にしています。例えばUI/UXにしても、金融商品は説明すべきことが多い中で、従来の証券会社の見せ方や文言に沿うのではなく、「これがユーザーにとってわかりやすいのか?」を1つ1つ考えて変えていけるのがPayPayで働く面白さの一つでもあると感じています。ユーザー調査やABテストを行うなど、データに基づいて意思決定を行うカルチャーがあることも、実際にユーザーに受け入れられる結果につながっていると思います。

また、新しい金融サービスのリリースやグロースを推進する立場として、社内の各部門に協力を得ることも多いため、1つの大きなチームとして取り組むように努めています。PayPay証券はみんながユーザーを向いて仕事をしていて、スピード感をもって届けたいと思っているので、それぞれの立場や意見があってもお互いの合意できる点を探り、最終的に1つになれる所はとてもありがたいですね。

最後に、読者にメッセージをお願いします!

PayPay証券では経営陣からチームメンバーまで全員が、ユーザーが使いたくなる資産運用サービスを本質的に追求し、前例にとらわれることなく常に前を向いてどうやって実現するかを日々考えています。職場環境としても、リモートで効率的に仕事を進めるためのインフラや、新しい金融サービスのリリースやグロースをサポートしてくれる、法務やシステム開発、マーケティングのプロフェッショナルが揃った素晴らしい環境です。

一方で、実際に新しいサービスを作るにあたっては、次々と出てくる課題を関係者の協力を得ながら1つずつ解決していく、根気とエネルギーが必要です。自ら課題を見つけて解決するオーナーシップを持つ方や、タスクを根気強く着実に進めていける方、そのプロセスを楽しめる方が活躍できる環境だと思っています。大きな成長可能性を持つ会社で、高い目標に向かって自身と会社を成長させたい方はぜひご一緒しましょう。

※募集状況、社員の所属等は取材当時のものです。