ゼロイチを生み出す! Google連携を実現したアライアンスプロフェッショナル

2025.07.14

PayPayグループで働く圧倒的プロフェッショナルに迫るProfessionalsシリーズ。
今回は、PayPayの金融戦略本部でグローバル企業とのアライアンス戦略企画・推進を担うキーパーソンを迎え、仕事のやりがいや直近のプロジェクトであるGoogle連携、そして、働く上で大切にしていることなど伺いました。

竹下 舞(たけした まい)

金融事業統括本部 金融戦略本部 金融戦略部 アライアンス リーダー

シンガポール出身。名古屋大学G30プログラムにて経済学の学位を取得後、ソフトバンクに入社しソフトバンク・ビジョン・ファンドの出資先企業など海外の有力企業とのアライアンスの実現や合弁会社設立などに従事。2022年からPayPayに参画し、新規事業立ち上げの企画と実行に携わる。2025年5月より現職。

自ら事業を動かしたいという強い思いが転職のきっかけに

これまでのキャリアと、PayPay入社のきっかけを教えてください

前職では、主にリサーチ業務に従事し、投資先の企業分析や提案を行っていました。4年間の分析業務を経て、「よりダイレクトにアウトプットを形にしたい」という思いが更に強くなり、2022年にソフトバンクからPayPayへの出向をし、翌年転籍をしました。
PayPay入社後は自身で海外や国内企業をリサーチした結果からプロダクト企画をたて、実現化する業務に携わり、ウォレット機能リニューアル(過去記事)も推進しました。プロダクトやサービスリリースはもちろんのこと、推進するプロセス部分にもやりがいを感じて仕事と向き合っています。

現在の業務内容とミッションについて教えてください

金融戦略部のミッションは、PayPayの強固なユーザー基盤を活用し、ユーザーのみなさんに金融サービスを更に身近に感じていただくことです。国内外の成功事例を常にウォッチし、金融体験を「かんたん・安心」にするための企画と事業展開を目指しています。

戦略部内では、アライアンスチームでグローバル企業との提携を通じた新たなユーザー体験の企画や実現を推進しています。2025年5月にローンチしたGoogle アカウントとの連携は取り組みの一例です。

Google本社訪問からアライアンス実現まで

最近担当されたGoogleとのプロジェクトについて教えてください

Google アカウント連携は、iPhoneやAndroidを利用するユーザーが、「PayPay」とGoogle Payのアカウント情報を連携させることで、Googleの各種サービスでの支払い手段に「PayPay」「PayPayカード」「PayPay残高カード」を登録でき、お支払いがより便利になる仕組みです。

これは、2年ほど前の米国出張時にGoogle社に提案を持ち込み、両社の経営陣が合意した後、1年半かけて実現したプロジェクトなんです。ビジネス側担当者として私が立ち、カウンターパートであるGoogle Japanのご担当者協力のもと推進しました。両社ともグループ外企業とのアカウント連携は初の試みであったため、参考事例などもなく全て1から他部署に確認をとりながら進めていきました。決まったルートや解がない中、自分なりに解決策や進め方を考え、経営層への合意を得て推進することが求められ、日々チャレンジの連続でした。

リリースが終わり、いかがでしょうか?

まずは無事にリリースでき、ユーザーの反応もポジティブでほっとしています。もちろんリリースできて終わりではなく、これからがスタートです。

プロジェクト成功の最大の要因は、双方でポシビリティを握ること、PayPayとGoogleが目指すビジョンを共有できた点にあったと思います。単なる決済手段の連携に留まらず、ユーザー体験向上という共通目標に向かって協力できたこと、お互いの目線合わせができたうえでのプロジェクト推進でした。

また、コンセプトの確立や企画、開発からインプリメントまで密に議論をしながらリリースまで導いた本プロジェクトでは、特にプロダクト設計で8ヶ月もの長い間、複雑な議論を重ねました。

海外と日本の関係者間でワークショップを何度も開催し、必要なデータやアーキテクチャ部分について綿密に検討しましたし、英語メインでのコミュニケーションが社内外多かったため、コミュニケーション内容に、認識相違がないように気をつけました。契約締結までの道のりも長く、契約内容に関する交渉は、両社の譲れない一線が浮き彫りになり難航しました。

締結期限が迫る中、何とか推進しなければならないという気持ちで経営陣を交えた交渉やユーザーへの意見の聴取など奔走しましたね(苦笑)。プレッシャーの中、法務や関係部署など周囲の協力に大いに助けられました。課題にぶつかった時には、プロダクトとビジネス部署が密に連携し、お互い助け合い、様々な角度から解決策を一緒に協力しながら導き出しました。相談相手が皆さんポジティブで、解決に向けて共に努力してくれたことが大きかったです。社内外の環境が協力的でなければ実現できなかった案件でした。

リリースは完了しましたが、分かりづらさの部分に関してまだまだ課題は残っていると感じています。今回のGoogleとの連携は、ユーザーが連携することで何ができるのか、疑問を持ちやすいのではないかと考え入念な準備をしました。ガイドページや解説ページを作成し、マーケティング部署や他部署の協力を得ながら、ユーザーがスムーズに理解できるよう工夫を凝らしました。データ連携についても、共有されるデータの種類を含め、同意画面などで明確に示すように努めていますが、まだ改善の余地はあると感じています。今後は、ユーザーからのフィードバックを収集・分析し、より直感的で分かりやすい情報提供を目指して改善を続けていくことが重要だと考えています。

プロジェクトを通じ、成長を感じた部分を教えてください

一番の達成感を感じた部分は与えられた期日内で契約を締結できたことでした。社内外との交渉などを得て、プロジェクト実現への道筋が見えた瞬間です。両社、そして、ビジネス側の合意がなければプロジェクトが頓挫する可能性もありました。ユーザーにいち早く届けるため、スピード感を意識して交渉を成功できたこと。そこは自分にとっても大きな成果です。自分自身で解決できない課題に直面した際、各領域のプロフェッショナルの力を借りることの大切さを改めて実感した案件でした。

PayPayには、問題解決に向けて多くの方が前向きに協力してくれる環境があり、様々なプロフェッショナルの意見を聞きながら課題に取り組むことで、最終的には自分の知識となり、自分自身の成長にもつながります。

PayPayにおけるアライアンスの魅力と可能性

所属チームの雰囲気を教えてください

チームは、数名のメンバーが所属しています。多国籍なプロダクト側との協働プロジェクトもあり、社内外で英語を使う機会が頻繁にあります。社内では、英語でのコミュニケーションが日常的に行われ、非常にフレンドリーでオープンな雰囲気の中で仕事を進めることができます。昔通っていたインターナショナルスクールのような、自由で活発な環境が魅力です。このような環境で働くことができる企業は非常に少ないかと思いますね。

プロジェクトを進めるにあたって特に意識していたマインドについて教えてください

Google アカウント連携に関しては、「Believe in our product & Team」という言葉がまさに当てはまります。常にプロダクトとチームを信じ、世界一のフィンテック企業を目指して推進しました。

また、素晴らしいプロダクトチームや他部署のサポートも欠かすことができない案件でした。常にPayPayのチームなら何でも実現できるという思いを持っています。今後も、世界一の金融サービスをユーザーへと届けるために、新たなサービスやアライアンスの構築をしていきたいと考えています。

アライアンスのお仕事の魅力を教えてください

アライアンス業務の魅力は、社外との連携を通じて新たな価値を創造できる点にあり、企画から実行、成果の追跡まで一貫して関われる自由度の高さにあります。一方で、前例のない提案は、その必要性を問われることが多く、いかに全体を「イエス」へと導くかが課題となります。しかし、強い意志を持ち、多角的な視点から実現可能性を探り、実現へと繋げることで、大きなやりがいを感じられる分野です。

私自身の経験からも、案件を通じてGoogleとの連携において過去の経験も生かしながら自身の得意領域を確立できたと感じています。リサーチ力とその後の実行力は、アライアンス業務において不可欠であり、主担当としてやり抜く力を磨くことができました。

今後の目標やビジョンを教えてください

今回お話したGoogleとの連携は私たちにとって第一歩にしかすぎません。今後も、アライアンスを通じて、アライアンス先とPayPayユーザー双方にメリットがあり、魅力的な取り組みを幅広く展開し、実現していくことを目指しています。また、PayPayの強みを活かし、日本初や、世界初の取り組みも実現していきたいです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします!

PayPayは、プロフェッショナルの方の集まりです。
ユーザーのためにどのようにプロダクトを提供したり、改善できるか、どのように日本国内や世界でNo.1になるのかを考え、常にオーナーシップを持って働ける方が活躍できると思います。また、新たな取り組みが多く、できない理由を考えるのではなく、できる方法を探すことができるメンバーが活躍できると思います。

※募集状況、社員の所属等は取材当時のものです。

記事カテゴリー