Tech Talks vol.1 – Senior Tech Manager

はじめに

PayPayはサービス開始から2年3カ月で3,500万のユーザー、280万の加盟店に使っていただけるサービスに成長しました。 この急成長を語る上で欠かすことができないのが、世界35カ国以上から集まった個性豊かなプロダクトメンバーたちの存在です。グローバルレベルの技術スキルを持つメンバーが集結し、互いの考え方の「違う部分」や「共通部分」を一人ひとり、ひとつずつ理解していく過程で、これまでになかった考え方やアプローチ、アウトプットを生み出すことができるチームに変わってきました。 このチームは今日も成長を続けていて、更なる新しい考えや個性、経験をバネに、できることの幅を広げ続けています。 このTech Talksでは、そうしたPayPay Techチームの姿やものづくりの雰囲気を、できるだけダイレクトにお伝えできるよう、メンバーの声を通じて何回かのシリーズでお届けします。どうぞ、お楽しみに!

マイプロフィール

プロダクト本部テクノロジー部でシニアマネジャーをしています
平川”むね”さん
平川”むね”さん

みなさんはじめまして。平川宗則(ひらかわ むねのり)です。私はYahoo! JAPANで約10年間決済やポイントのシステム開発を担当した後、PayPayがサービスを開発開始した2018年6月に参画し、初めは加盟店管理システムの開発を担当しました。その後、オンライン向けのAPIや、ATMでのチャージ機能、請求書払いなど、さまざまな決済機能を提供するチームでリードを担当した後、2019年11月からはPayPayシステムの負荷対策のリードとして、スケーリングや安定性改善を行いました。2020年6月からは、Techチームの、主にスケーリングや安定性改善を中心とした分野を担当するシニアマネジャー職に就いています。

プロダクトの概要

プロダクトチームは約250人のエンジニアと約40人のプロダクトマネジャーやデザイナーなどから成り立ちます。エンジニアは、iOS/Androidアプリやウェブを開発するフロントエンドエンジニア、マイクロサービスを構成するバックエンドエンジニア、それを支える組織横断のプラットフォームエンジニアやSREエンジニア、データエンジニア、QAエンジニアなどから構成されています。

プロダクトマネジャーは、ビジネスドメインごとの担当や、セールス、マーケティング、カスタマサポートなど社内各部署とコミュニケーションしながらプロダクトを成長させていく担当から構成されています。

チーム構成

約35の国籍を持つメンバーが集まっていて、日本国籍のメンバーは全体の4割ほどです。チームアサイン時には、強みであるダイバーシティを最大限生かせるよう、同じチームに同じ国籍のメンバーばかり偏らないように配慮しています。コミュニケーションでは英語と日本語の両方をうまく使っています。会話の中でひとりでも日本語がわからないメンバーがいれば英語を使います。通訳のメンバーもいるので、ミーティング等では必要に応じてサポートしてもらっていますし、EnglishクラスやJapaneseクラスも多数のメンバーが活用しています。テキストコミュニケーションでは各社が出している優れた翻訳ツールがありますし、大事なのはコミュニケーションスキルではなく、“Willingness to Communicate/コミュニケーションしようとする気持ち”だと考えています。

PayPayはマイクロサービスで開発しているので、特にバックエンドはドメインごとにチームを分割しています。稼働しているマイクロサービスの数は大小合わせて100を超えていますが、これを約10のチームで分担して開発・運用しています。1チームのサイズは平均10人前後です。

Techスタック

PayPayはインフラにAmazon AWSを活用しています。EC2インスタンス上にKubernetesクラスターを構築し、その上でアプリケーションを稼働させています。バックエンドの開発には主にJavaを使っていて、チームによってはKotlinやScala,Node.jsも使っています。JavaのフレームワークにはSpring bootを使っています。データベース(DB)には、MySQL互換のAmazon Aurora、分散アーキテクチャのTiDB,NoSQLではDynamoDB,他にもElasticSearchやRedisなど、用途に応じ使い分けています。他にも非同期処理にはKafkaを使っています。フロントエンドはiOSにはSwift,AndroidにはKotlinを使い、ウェブではVue.jsをメインのフレームワークとして採用しています。

カルチャー

これまでの2年間ものすごい勢いで走ってきて、また今でも日々新たな価値観や考えが増え続けていることもあり、今の時点でこれがPayPay Techチームのカルチャーだと明文化されたものまだありません。それでもあえて一つ取り上げるとすると、「失敗から素早く学ぶ」ということが挙げられると思います。いろいろなバックグラウンドを持つメンバーが集まっているので、どれが正しいか正しくないかを議論していても、いつまでたっても終わりません。大事なことは、安心・安全な決済サービスを提供する上でどこは絶対に失敗できないのかを明確にし、失敗してもクリティカルでないところにおいては最善と思われる方法をまずやってみる、そしてその結果から素早く学んで失敗を繰り返さないということです。 PayPayのバックエンドのマイクロサービスでは、ほぼ毎日いくつものサービスがリリースされていますし、PayPayアプリも毎週バージョンアップを行っています。この開発スタイルが「失敗から素早く学ぶ」を可能にしていると思います。

これからPayPayを受ける人へのメッセージ

PayPayは現在多くの方に使っていただけるようになりましたが、それでもまだ始まったばかりのサービスです。日本ではまだまだ現金が必要なシーンがたくさんあり、本当のキャッシュレス社会に変えていくためには、やれること・やりたいことは山のようにあります。 また、そのようなチャレンジングなテーマを、個性豊かなチームと一緒に考えながら開発していくことは、他ではなかなか見つけられない貴重な機会だと信じています。今後のシリーズなどを通じてPayPayのチームに興味を持っていただけたら、ぜひPayPayのドアをノックしてください。みなさんと一緒に働ける日を楽しみにしています。  


  • 執筆:Mune(PayPayプロダクトチーム)
  • 編集:az (PayPay Inside-Out編集部)

※社員の所属等は、取材当時のものです。  

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